ベルウッド・セン

徒然なるままにそのひぐらし。アドレスホッパー。 サステイナブルな暮らしをめざして日々奮…

ベルウッド・セン

徒然なるままにそのひぐらし。アドレスホッパー。 サステイナブルな暮らしをめざして日々奮闘中。 #気候危機 #政治 #農的暮らし #フェミニスト

最近の記事

ジャニーズ性加害問題の本質はどこにあるのか

お久しぶりに「赤裸々シリーズ」である。 能登半島での大震災で、亡くなった方や被災された方に心を痛めている毎日が続く。避難所での女性や子どもを狙った性犯罪、外国人や障がいがある方の避難生活も心配だ。 今回のテーマは「旧ジャニーズ事務所の性犯罪問題」だ。 ここでカミングアウトしよう。 わたしは「すの担」であることを。 わたしはSnowManが大好きである。アイドルに興味がなかったわたしにとって、2022年の紅白歌合戦ではじめてちゃんとSnowManパフォーマンスを見たときは衝

    • フツーに、投票に行こう

      『選挙の日って ウチじゃなぜか 投票行って 外食するんだ〜』 ちいさい頃好きだったモー娘。の「ザ⭐︎ピ〜ス」。 最近のヘビロテ。 今日は選挙の日。 今、わたしたちZ世代は、投票率がいちばん低い。 理由は、なんとなくわかる。 声をあげてもムダ、政治ってなんか難しそう。めんどくさい。 わたしもちょっと前までそう思ってた。 でも、わたしは自分の将来が心配。 これから生まれてくる子どもが心配。 「今楽しければいいや」ってどうしても思えない。 戦争とか原発とかジェンダーとか気候危

      • 東京の中心で孤独を叫ぶ

        ついに、コロナウイルスに感染してしまった。 もしかすると、何度か感染していたかもしれないが、無症状だったのかもしれない。しかし今回はバッチリと発熱、喉の痛みに倦怠感、頭痛、鼻詰まり、体の痛み。体調不良の症状がてんこ盛りである。東京都では、9月から20代の感染者は病院にかかることもできない。検査キットで陽性反応が出たら7日間の自宅療養。都からの支援物資は、エナジードリンクの「モンスター」が6本、カップ麺、コーヒー、、、。せめて、病人でも食べられそうなパックのお粥とかスポーツド

        • 危険な国、ニッポン

          冷たい雪の降りしきる今日、電車の乗り換えで数年ぶりに登戸駅に降り立った。 新宿で働いていた社会人1年目、少しでも通勤時間を短くしたくて、登戸駅周辺に引っ越したは良いものの、日々の多忙な業務と小田急線の満員電車、帰宅後も持ち帰った仕事をこなし、近所のスーパーの半額シールのついたお弁当を食べ、倒れるように眠りにつく生活。週末は遊ぶ予定をたくさん立てて、ストレス発散。月曜日が来るのが怖かった。心が疲れていた。 病気が発覚し、東京からの脱出をリアルに考え始めた。奄美大島への転職が決

        ジャニーズ性加害問題の本質はどこにあるのか

          「ワクワク」の正体

          海なし県栃木から、千葉の外房、いすみ市に拠点を移して早1ヶ月半。水を得た魚のように、海を感じる生活に歓喜している私。 現在のコミュニティは、洗剤は極力使わず、皿やフライパンの汚れは布(ウエス)で拭き取って極力生活排水に気を配り、お風呂の残り湯で洗濯や掃除をし、野菜の皮や根っこも残さず調理し、ごはんを食べ終わった後は茶碗にお湯やお茶を入れてきれいにする、そんなところ。庭の果樹で加工品を手作りし、敷地内のカフェや宿泊施設で、「地球1個分の暮らし」をシェアする、そんなところ。

          「ワクワク」の正体

          母の願い

          (本記事は2021年7月中旬に書き、投稿し忘れたものを今更投稿したもの) 先日久しぶりにまとまった期間、実家へ帰省した。 母ががんになったからである。 術後は抗がん剤治療の副作用で、日常生活や家事がままならないのではないかということで、急きょ助っ人と呼ばれ、帰省したのだ。 実家では、話を聞こうとしない父と言い合いをしたり、何を聞いても無反応な弟にイライラしたりと、いつも通りの実家ライフを過ごした。 帰省するたびに、母と鎌倉や江ノ島あたりをドライブして、軽くお茶して帰るの

          2回目のPlastic Free July-使い捨てのプラスチックゴミを減らそう-

          たくさんの人に聞かれることがある。「どうしてそんなに環境問題に興味があるの?」「きっかけは何だったの?」と。 この質問をされるたびに、いつも答えに困ってしまう。それは、環境問題に取り組むことは当たり前だと思っているからだと思う。環境問題について考え、行動しなければ私たちは地球に住めなくなり人間が生きられなくなるからだ。私はこれからも生きていきたいからだ。環境問題は、地球に住んでいる私たちの死活問題なのだ。 私は海が近いエリアで生まれ育った。社会人になってからは奄美大島で働

          2回目のPlastic Free July-使い捨てのプラスチックゴミを減らそう-

          梅仕事、はじめました。

          2021年、満を持して、梅仕事デビュー。 最近、梅に夢中である。仕事中も、仕込んだ梅シロップの氷砂糖の溶け具合が気になり、ソワソワ。仕事終わりに梅の木を何本か見に行っては、ここの梅は小さい、ここの梅は熟すのが早い、ここの梅は鳥に人気、などと、それぞれの梅の木の特徴も掴めてきた。近所で梅の木を見つけては、ピンポンして、「梅、いただいてもいいですか」と突撃してしまう始末。つまり、梅に夢中である。 今年、5月中旬から小ぶりの青梅をとり、友人と青梅シロップをいそいそと作成。できた

          梅仕事、はじめました。

          【こばなし】山菜と放射能

          先日、ポットラック(持ち寄り)で、お花見をした。正確にはもう桜は散ってしまっているので、すっかり葉桜になった木の下で。 ある人は畑で採れたほうれん草だったり、またある人は近所の農家のトマトだったり、またまたある人は地元のそばを使った稲荷そばを作ってきてくれたりと、豪華なランチを思う存分楽しんだ。 他にもタカキビという雑穀を使ったビーガンソーセージに手作り塩麹を和えたカブ、玄米おにぎりにじゃがいもと野菜の炒め物。デザートは全て手作りで、柏餅にかぼちゃプリン、ゆべしにババロア

          【こばなし】山菜と放射能

          #それぞれの10年-3.11に生まれて-

          わたしは子どものころ、3月11日生まれだということをクラスメイトに隠していた。早生まれでなかなか誕生日が来ないし、クラスに3月生まれの人がいなくて、恥ずかしかったのだ。今は誕生日を聞かれると、「3月11日です。震災の日です」と伝える。わたしの誕生日を思い出すと同時に、震災のことを思い出してもらえたらと思っている。 東日本大震災から、10年が過ぎた。テレビや新聞では「10年」が一つの区切りとして大々的に特集が組まれ、各地でイベントを催して被災地に思いを寄せようという動きを感じ

          #それぞれの10年-3.11に生まれて-

          【こばなし】「奥さん」「ご主人」について。

          日本語の面白い特徴のひとつは、一人称の呼称がたくさんあることだと思っている。私、あたし、うち、僕、俺、わし、わん、わんきゃ(後半2つは奄美の方言)、、、。性別によって、使われる一人称がなんとなく分かれており、TPOによって使い分けられることが望まれる。一方で、名前のあとにつける「〇〇さん」という表現は、あらゆるセクシュアリティの人でも使用できるため、わたしは好きだ。 では、ある既婚者の男性と話しているときに、その配偶者のことを、「奥さん」と呼ぶのはどうだろうか。「家の奥にい

          【こばなし】「奥さん」「ご主人」について。

          【こばなし】無農薬イチゴ農家のしびれる回答

          近所に、農薬、化学肥料不使用でイチゴを育てている農家Eさんがいる。Eさんはこのあたりでは有名人。何せイチゴをはじめとする梨、りんご、桃などのバラ科の果物は害虫がつきやすく、無農薬で育てるのがとびきり難しいからである。 先日初めてEさんに遭遇した。スタッフの人が彼にイチゴを注文したので、届けてくれたのである。聞けば11棟ものビニールハウスを、自分ひとりで管理しているのだそう。以前パッションフルーツ農家さんの収穫のお手伝いをしたことがあるが、そこのビニールハウスは4棟。11棟を

          【こばなし】無農薬イチゴ農家のしびれる回答

          【こばなし】コトダマで夢を叶えたい

          言霊(コトダマ)って信じますか。 広辞苑によると、「言葉に宿っている不思議な霊威。古代、その力が働いて言葉通りの事象がもたらされると信じられた。」とある。早い話、声に出して言えば、その通りになるってことだ。 先日、友人と道を歩いていた。わたしはふと「チャイが飲みたい」とつぶやいた。一緒にいた友人も、「いいね、飲みたい!このあと豆乳買ってこようか」とキャッキャと話していた。 すると、目的地に着いたとき、そこにいたインド人のスタッフが、「チャイ飲むか!」と作ってくれたのだ。少

          【こばなし】コトダマで夢を叶えたい

          【こばなし】愛とはなにか

          「先週会った時より、しぼんだ、やつれたって感じだったから心配で。笑顔が笑顔じゃなかった。何かあった?」 近くに住む友人から、先ほど電話があった。彼女には昨日ばったり会って、いつも通り明るく振る舞えていたと思っていたので、こんな風にすぐに気づかれてしまって驚いた。 今わたしが所属するコミュニティでは、しばしば「愛」を感じる。キリスト教の精神に基づいている機関ということもあり、みんなで聖書や対話を通して「愛」について考えることも多い。先日の「愛といえばゲーム」は、すさまじい盛り

          【こばなし】愛とはなにか

          【こばなし】男女の会話。

          上手くいっていない関係の男女。女性が聞く。 「仕事と私、どっちが大事なの」 男性の答えはどうだろうか。 「仕事も君も、どちらも大事だよ」 -「ちゃんと答えてよ!」 「もちろん君だよ」 -「いつも仕事ばっかりのくせに!嘘つき!」  「仕事をしなきゃ、君とのデート代を出せないじゃないか。君を素敵なところに連れて行きたいから、頑張って仕事をしてお金を稼いでいるんだよ」 -「しのごの言ってんじゃねぇよ!」 と、よく聞くのはこんなところだろうか。しかし、女性側が考える理想の

          【こばなし】男女の会話。

          豆腐のハートを受け入れる。

          近年、繊細で感受性が強く、人一倍敏感な人を指す、HSP(Highly Sensitive Person)という概念が認知されつつある。人口の15-20パーセント、約5人に1人がHSPだと言われている。ときどき農作業中にpodcastを聴くのだが、先日玉ねぎ畑の草むしり中に、なんとなく『わたなべ夫婦のふたりごと』を初めて聴いてみた。最近よく耳にするHSPについて話す回で、個人的にこれについて興味があったからだ。 HSPってなに?上述したように、「とても敏感な人」(Highly

          豆腐のハートを受け入れる。