ケンカして見えてきた娘の気持ち
私のコミュニケーションの癖が娘を不安にさせていた。
子どもの気持ちに共感して寄り添うだけではダメなんだ。
そう気づかされた出来事がありました。
昨夜は久しぶりに娘とケンカしてしまいました。きっかけは進路の話でした。
先日高校を卒業したばかりの娘ですが、まだ進路が決まっていません。
何校か大学受験はしたのですが、すべて残念な結果に終わってしまいました。
それでこれからどうするか話していたとき、
「パパはもっとちゃんと私の進路のことを考えてくれてるよ」
と言われてしまいました。
娘はいま私と一緒に暮らしていますが、元夫の家にもよく行っています。
詳しくは聞いていませんが、二人で進路についての話もしているようです。
父親とどう関わるかは娘の自由なのですが、私に向かって
「パパはもっと考えてくれている」
と言われたときは、ちょっとショックでした。
ママよりパパの方が頼りになる。
ママは私の進路のことをあまり考えてくれていない。
と言われているようで。
元夫に負けたような悔しさもあったし、嫉妬のような気持ちも湧いてきました。
それで耐えられなくなって、娘に言い返してしまいました。
私だって心配しているよ!
考えてない訳じゃないよ!!
けど、進路は最終的に自分で考えて決めることだから、私としては下手なアドバイスはしたくなかったと。
自分のやりたいことを見つけたうえで相談してくれれば、私も一緒に考えていこうと思っていたよと。
なにか助言をすることで、自分の考えを押し付けることをしたくなかったとも。
でも、娘は私に対してもっと親としての助言を求めていたようです。
やりたいことが分からなくて悩んでいるんだから、ママからもある程度方向性を示したり、提案をしたりしてほしかったと。
ママの助言を受け入れるかどうかは自分で決めるし、それでママの考えを押し付けられるなんてことにはならないよと。
たしかに私は、自分の考えを押し付けたくないと言いながら、実は娘の進路をちゃんと考えてあげていなかったのかもしれません。
娘が「パパはもっとちゃんと考えてくれている」と言っていた理由も分かりました。
元夫はこの進路を選択したら、これだけの学費と生活費が必要だという計算もしたうえで、娘がそこまでの覚悟を持って決められるのかという助言をくれたそうです。
私はそれと比べると、娘の進路のための具体的なリサーチも提案もできていませんでした。
お互い本音でぶつかり合ってみて、娘の気持ちと自分に足りなかったところに気づけました。
私は娘に嫌われたくないから、娘が突拍子もないことを言ったとしても、
「それいいね!」
「やってみたら?」
「応援するよ!」
なんて調子のいいことばかり言っていたんです。
ただ共感して寄り添うだけじゃなくて、ときには根拠を示したうえで、それは現実的に難しいと思うよって助言してあげることも必要なんですよね。
昨日は娘と本音でぶつかり合えてよかったと思います。
ケンカするのは嫌なものだけど、それでお互いの気持ちに気づけて関係が深まるのなら、ときには必要なのかもしれませんね😌
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