ドイツプラネタリウム訪問記: ミュンスター編
こんにちは。まついです🙌
今日は、先日2024/02/03に訪問しましたミュンスターのプラネタリウムについて書きます✍️
LWL-Museum für Naturkunde
という名前の建物の中にあります。
日本語で言うと、「LWL自然史博物館」です。
自然史博物館の中にあるプラネタリウムはドイツ全土で見ても珍しいとのこと。
確かに、ドイツは大きなプラネタリウム施設だと、プラネタリウム単体で存在していることが多い…ような気がします。
(科学館や博物館の中にある場合ももちろんあります。)
建物の中に入るとそこにはすぐに受付が見えます。
土曜日ということで、たくさんの人で賑わっていました♪
後ろを振り返ると巨大アンモナイトが!
博物館のシンボル的な展示だと思います。
わたしはオンラインで事前にチケットを購入していたので受付には並ばず、まずはコインロッカーに直行です。
ドイツの博物館や科学館では、リュックサックなどの大きな荷物やかさばる上着を持ち込めないことが多いです。
展示物保護のため、でしょうね。
こちらとしても重たい荷物を背負って展示を見なくて良いので、ありがたいです。
目安としては、A4サイズ以上は基本的にNGです。
今回はB5くらいのバッグで入ろうとしたらNGで(基準は入り口の人による気がしますが😅)
スマホ、一眼レフ、360°カメラ、ペンとA5サイズのノート(プラネメモ用📝)、お財布をすべて ポケット or 首にかける or 手持ち で入らなくてはならなくて、それはそれで大変でしたが😅(笑)
オーディオガイド、あります!
博物館に入ってもあまり大々的に書かれていないのですが、
ミュージアムショップで2ユーロ支払うと、英語のオーディオガイドを借りて展示を観ることができます。
ただし、後述しますがこの博物館には、天文系の展示はほとんどありません。
(企画展などやっている際は違うのかもしれないです。)
そのため、自然史系や恐竜の展示も楽しみたい!という方におすすめです。
ただ解説パネルに書いてあることを翻訳して説明するのではなく、物語形式で教授と学生が紹介してくれたり、展示の楽しみ方も丁寧に教えてくれたり、英語がわかる方にはぜひお勧めしたいです。
英語が苦手な方はGoogleレンズをダウンロードしたスマホを片手に展示を見ることをおすすめします。
英語のスピードが普通に速かったので…😅
展示室
天文系の展示
さて、チケットを提示して展示室へ入ると、最初に見えてくるのは…
ツァイスV型プラネタリウム✨
この館は1981年に開館、当時のプラネタリウムはこの写真のツァイスV型でした。
その後1998年から2022年までVIII型が使われており、
2022年にリニューアルされて日本のプラネタリウムメーカーである株式会社五藤光学研究所の「オルフェウス」が入りました!
オルフェウスさんについては「プラネタリウム」の章で後述しますね。
V型さん、入り口から見える形でドーンと構えていて本当にかっこいいのです。
撮った写真を色々載せていきますね♪
ちなみにV型さんの周りはプラネタリウム開始前になると人が並ぶ位置でして、たくさんの人でごった返してしまうので、プラネタリウム投影開始〜30分後くらいが1番人がいなくて撮影しやすいです。
この日は1番早くて20分前には並び始めている家族がいました👀
そしてふと上を見上げると…
太陽系!
ちょっと分かりづらいですが、電球がついていてそれぞれの惑星も光っていました🤩
かっこいいです。
そしてV型さんの背景には天の川。
周囲にさまざまな天体写真もあります!
プラネタリウムドームを囲うようにして天体写真がズラリと並んでいます。ステキ🤩
さらにこのすぐ近くにはプラネタリウムに関するパネル展示もありました。
まさにプラネタリウムの裏側を覗けるようなパネル展示…見ていてとっても楽しかったです♪
残念ながら天文系の展示はこれだけでしたが、私はV型とこのパネル展示を見られただけで大変満足でした😅素晴らしいです。欲を言えばVIII型も取っておいて欲しかった🤣笑
標本の展示
多分特別展だと思います。ここはオーディオガイド非対応でした。
でも魅せ方が本当におもしろくて…見ていてとっても楽しかったです!
自然史系の展示
ここは常設展なのか特別展なのかよく分からなかったです。
でも、オーディオガイド対応していて物語のように進んでいくオーディオガイド(正直言って1つ1つの展示に対する説明が本当に長い。それだけ充実しています。)がとても良かったです。
前述の「教授と学生の対話型オーディオガイド」とは、このエリアのことです。
本物にこだわる展示、とっても良かったです。
恐竜の展示
剥製の作り方の展示
わたしが天文系以外で1番いいなあと思った展示です。
展示室に入ってすぐのところにあって、たくさんの剥製を保存しているこの間だからこそ重要な展示だなと思いました♪
プラネタリウム
さて、みなさんお待ちかねの!?プラネタリウムの時間です。
私はこの日3回投影を見ましたが、どの回も前後がつめつめで5分前もしくは上映開始予定時間ちょうどにしか入れなかったです。笑
撮影は結構大変でした。
なんとか撮った写真と、博物館さまに提供していただいた写真を載せますね。
ドイツの地に、日本のオルフェウスさん。素晴らしいです。
こちらのオルフェウスさんは帯の色も黒色でミュンスター特別仕様。
LML自然史博物館へのオルフェウスさん納入にあたっての、五藤光学リリース文はこちらです。↓
ちなみに、デジタルは Evans&Sutherland社のDigistar7だそうです。
真ん中から投影するのではなく、ドームの淵からデジタル映像を出しています。
ドイツではこのパターンが多い…ような気がしますね。
まだドイツのプラネタリウムに数館しか行けていない私が言うのもなんですが😅
プラネタリウムのチケットはネットで買えるので、事前購入をおすすめします。
特に生解説の回が人気なようで、展示を見ていたら途中で館内に満席になった旨のアナウンスが流れました。
私が見た投影は、普通の生解説、子ども向け生解説、オート番組の3つでした。
生解説のお姉さん、本当にお上手でした。
特に子ども向けの回では暗闇の中歩き回って解説していて、あぁわたしも平塚でこんなことやらせてもらったなぁ…と思い出しました(笑)
世界にも個性豊かな解説員さんがたくさんいらっしゃいますね〜♪
生解説では一般も子ども向けも、太陽系の紹介がメインでした。でも北極星の探し方の話からおおぐまこぐまの「しっぽが伸びて…いや実際には伸びるわけないよね!」なんて日本でもよく聞くお話が聞けたり、
逆に北斗七星は、柄杓じゃなくて車輪のついた荷物運び用のワゴン?だったり…ドイツだからこそ聞けるお話があったり。
やっぱり生解説っていいですね。
オート番組は、わたしが見たのは地球の歴史を1年間のカレンダーに例えて進行していく番組でした。他にもいろんな番組をやっていました。
ちなみにドイツって、大学と共同でプラネタリウム番組を制作することもあれば、
いくつもの館でコラボして一緒になって番組を作ることもあるのだそうです。
日本ではあまり見られない協力関係がたくさん見られて、本当におもしろいです。
その秘密も探っていきたいですね👀
まとめ
さて。今回はミュンスターの自然史博物館内にありますプラネタリウムを訪問しました。
ドイツに来てから初めて日本製の光学式投影機を用いた投影を観ましたが…
やっぱりオルフェウスの星空、きれいですね♪
土日でも生解説を楽しめるところもすばらしいポイントです!
(ドイツのプラネタリウムでは館長がPhD持ちで〜なんてことは結構よくありますが、館長は平日にしか滞在していなくて土日は生解説できる人がいない…なんてことも、よくあります。)
(この日に生解説を担当していたお姉さんは、館長さんではなく普通に職員さんとのことです。)
展示も本当に充実していて、見ていて楽しかったです。
今回はとにかく展示を全て見て回るのに精一杯で😅ミュージアムカフェの利用ができなかったので…ぜひまた行きたいです。
ちなみにミュージアムショップでは、天文系のグッズはほとんど扱っていなかったです。
唯一、これだけ見つけられました。↓
とっても楽しいミュンスター旅行でした♪
ちょっと今回(も)画像を載せすぎてページの挙動がおかしいので、有料おまけは別途記事にします。
あと、ミュンスターまちあるき記事も近日中に投稿予定です!お楽しみに!
(いつも更新遅くて本当にごめんなさい…そしていつもありがとうございます。)
それではまた次の記事でお会いしましょう!
Ciao~🙌
この記事の全ての写真はLWL自然史博物館で撮影しました。
Photo: Copyright LWL/Steinweg
この記事はLWL自然史博物館にご協力をいただき掲載しています。
LWL自然史博物館 公式サイト↓
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?