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鬼が泣く

地獄とは、この世のことだ。
決して終わることのない。生ある限り。

発達障害や自閉症スペクトラムを持ち、それでも働いて飯を食うため、人の溢れる暗い森の中で、怪物たちの喧騒に怯えながら、明日のことさえ、1時間先のことさえ見通せず、胸を槍で刺される苦しみに耐え続け、死んでいるように生きている。

いっそのこと、狂いきってしまえば、自分がもう自分でない混沌の塊になってしまえば、そして命すら躊躇なく投げ捨てる渦になってしまえば、そんな希望に羨望を向け、しかしすがることも出来ず、ナンニモデキナイ枯れた枝のように、突っ立っている。
何も出来ないなら、せめて丸まって石のように、いや、石など崇高なものではなく、ゴミのようになってしまいたい。

そういう思いで毎日を過ごす人が、想像もつかないくらい沢山、いるんだろうな。

私と同じ時間を過ごす、そういう人たちが。

私は彼らの仲間だろうか。敵だろうか。傍観者か? そもそも認識すらされない、存在しない物だろうか。

・・・鬼が泣く

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