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愛しくも憎い、働く女子の「生理ちゃん」のお話。

生理が来る、ってすごいことだと思う。
初めての生理を迎えるタイミングは本当に人それぞれ。小学校後半からの子もいれば、中学生の終わりごろ初潮を迎えた子もいた。私の「初めて」はいつだったか最早、覚えていない。けれど、自分の体から何かが下りている感覚を初めて体感したときは衝撃が走った。そして感動した。「私を生んでくれた母みたいに、私も人を将来授かることができる体になってきたのだ」と。

生理前や生理中の体調不良に止まらない食欲。より繊細に、振れ幅が激しくなる心。お手洗いのタイミングとか、漏れないかとかを気にしなければならないストレス、集中力の低下。。。。上げたらきりがないくらい生理にまつわる「女性のあるある」。体って思っている以上にココロと結びついているから、私の場合はストレスや気がかりなことがあるとすぐに周期は乱れるし、PMSはひどくなる。19歳、ハタチのころに留学していたときは「ラッキー」とさえ思っていたけれど、マル1年、生理が来なかった。今も下手したらすぐに周期をすっ飛ばしてしまうのでなかなか気を付けないといけない。

今気になっているのは「心の揺らぎ」。そして「2日目」。生理痛は幸い感じない体質なのだが、生理前、生理中はどうしてもメンタルが豆腐になって今の自分や状況を否定的に見てしまう。その状態になって「あ、私生理前だな」と認識することもある。「PMSかも?」という認識がきっかけで俯瞰的に自分を眺めることもできるが、仕事に余裕がないとついついよりどころの無い寂しさや孤独感を感じてしまう。

そして2日目。これについてはその回の生理がどれほど重症かにもよる。かつて、仕事で悩み、プライベートでも忙しなくてすごく重症だったことがあった。仕事では夜用を携え、結構準備万端にして挑んでいた。でも、すごく嫌な予感がした。取引先の会議室でのミーティング中だった。いよいよ我慢できず、タイミングを見て『あの、、、大変恐縮なのですが、、、、』と頭を下げてお手洗いに走り込んだことがあった。案の定その嫌な予感は当たっていて、トイレの中で絶望。幸い、黒のスキニーパンツだったからよかったけれど。そしてお手洗いで中座している間、うまく場を取り持ってくれた上司にすごく救われた。

また、外出先でのピンチの時はどうしてもコンビニで買うことがあるのだが、ナプキンを差し出すときはちょっと恥ずかしかったりもする。今はリモートワークが中心に切り替わったので、そういう時期に家から仕事ができるっていうのはありがたい。

ああ、生理ちゃん。月に1度来るアナタは大切な存在です。あなたとは今後しばらく付き合っていくことになります。来てくれることはありがたいけど、もうちょっとその時期を生きやすくしたいのですがいかがでしょう。
初潮が来てからある程度の時間が経っているけれど、試行錯誤しながら気が付けばアラサーになってたな。

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