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女子大生の日2021記念イベント(1):第8回澤柳政太郎記念東北大学男女共同参画賞授賞式・講演会

本日8月21日は「女子大生の日」です。昨年、日本で初めて女子学生を受入れた東北大学が昨年、記念日登録を行いました。なぜ8/21なのかはこちらのブルーバックスさんの記事をどうぞ!

こちらの拙ブログ(2019.8.25)にも種々の情報をまとめています。

今年は土曜日だったので、記念イベントは昨日、8月20日に行いました。

第8回澤柳政太郎記念東北大学男女共同参画賞授賞式・講演会
日時:8月20日(金)13:30-15:20
開催方法:ウェビナー
概要:
1.開会
2.総長挨拶:大野 英男 (東北大学 総長)
3.授賞者発表及び講評:大隅 典子 (東北大学副学長、男女共同参画委員会委員長)
4.第8回澤柳政太郎記念東北大学男女共同参画賞授賞式
5.受賞講演
6.東北大学サイエンス・エンジェルによる研究発表
7.閉会挨拶:田中 真美 (東北大学総長特別補佐(共同参画担当))

今年の澤柳賞受賞のA賞は「南近畿圏における女性研究者支援活動の推進」という課題名で大阪市立大学女性研究者支援室に授与され、代表として同大学名誉教授・学長補佐の宮野 道雄先生が、同支援室の活動について紹介されました。

くるみん取得、他大学とも連携した研究支援者人材バンクシステム、介護等も含めた啓発セミナー開催等、東北大学でまだ取り入れられていない種々の取組みを伺い、たいへん参考になりました。

そして、若手用のB賞は「女性議員に対するハラスメント研究及び女性議員のサポート活動」として、お茶の水女子大学ジェンダー研究所東アジアにおける 政治とジェンダー研究チーム共同研究者・Stand by Women代表の濵田 真里氏に授与されました。

日本は政治分野への女性参画がきわめて遅れており、もしここが変わると色々なことが一気に変わっていくことが期待されます。それを阻む要因の1つとして、女性議員が立候補した時点で、種々のハラスメントがあるという事実があると知りました。言われれば、なるほど……と思ってしまうということは、今の社会に性差バイアスがあるということですね。「票ハラスメント」という言葉に問題が象徴されています。

お話の中に出てきたクォータ制にすると男性議員の資質が向上した、といういエピソードに、かつて大学院進学時の面接で「大隅君、女性は男性の2倍、業績があって同等と思われるのだから覚悟しなさい」と言われたことを思い出しました(今はそんな風に言われることはまったくありません!)。そのあたりのエピソードは、こちらの書籍を御覧ください。

イベント後半では東北大学サイエンス・エンジェル(SA)2名によるミニトークと質疑応答がありました。

1人目は、情報科学研究科の大西さんが「新たなディスプレイインタフェースの開発に向けて」というタイトルで「動くディスプレイ」について紹介。2人目は理学研究科の三部さんが「機械学習で海の性格診断」として、machine learningの手法を用いた海洋の分析を披露しました。(追って報告記事が東北大学男女共同参画推進センターHPに掲載される予定。SAの活動については以下のまとめページをご参照下さい)

今年の東北大学の博士課程の女性比率は30.9%に達し、「総合知」を目指すために自然科学系のみならず人文社会科学分野にもSAの門戸を開放したところです。今年総長からの任命状を授与されたSAは総勢65名となっていますが、Q&Aセッションには全部で9名のSAも参加し、農学研究科や生命科学研究科のSAが「東北大学の良いところは?」などの質問に答えていました。

さて、明日22日は別のオンラインイベントに登壇します。メルカリ創業者の山田進太郎さんが、女性の理系進学を応援する財団を立ち上げ、キックオフイベントが開催されます。

イベントでは東京芸術大学のスプツニ子さんジーンクエストCEOの高橋祥子さんとともに、「好きなことをやろう!」というテーマで対談します♬

お申し込みはこちら↓

https://form.run/@event20210822


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