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『恩返し』2年岩田珠李

「自分のやるべきことを見失っているのではないだろうか。」
ふとそう思う時がある。

サッカーをしていて、嫌になる時はもちろんある。
上手くいかない現状に、目を背けたくなる時もたくさんある。
そんな時、頑張ることに疲れてしまうことがある。

筋肉痛だから。
朝練だから。
コンディションが上がらないから。
言い訳なんていくらでもできて。

そう思う度、これではダメだと自分に言い聞かせる。
そこで諦めてしまったら何も変わらない。
私は決して器用な方ではない。
できないならやれるまで練習すればいい。
一つ一つ着実に成長していくしかないのだと思う。

そして、私には家族という心強い味方がいる。
サッカーを続けることも、
親元を離れることも、
高いお金を払って大学に行くことも、
全部受け入れてくれて、支えてくれる。
私はすごく幸せ者だ。

だからこそ、そんな家族にサッカーで恩返ししたい。
自分が活躍しているところを見せてあげたい。
私はこれからも、自分なりに、自分にできる精一杯で、応援に応えたいと思う。

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