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ドラマ『ハコビヤ』は、目のつけどころが新鮮な”人間ドラマ”が観られそうです

今クールのドラマが少しずつ出そろってきつつありますね。

ここ数年深夜枠ドラマにも実はハマっている私ですが、ドラマ『ハコビヤ』は感動の”人間ドラマ”が観られそうで、第1話を観て”期待度”かなり上がりました!

ドロドロの不倫モノとか復讐劇とかが結構多い深夜枠なので、それらとは一線を画した内容が新鮮です。

主演の田辺誠一も何気に好きな俳優さんです。どこか捉えどころのないフワフワした雰囲気がいそうでいない俳優さんだと思うんですよね。奥さんの大塚寧々とどこか似てますね(笑)。

”画伯”としてのシュールな絵も意外性があって面白いし、映画監督もやられてたりと多才な方ですよね。

今回の『ハコビヤ』。普通の運送会社には頼めない特殊な事情がある人たちの依頼を引き受ける「運び屋」の話です。

「ホットココアお願いできますか?」が「運び」の依頼の″合言葉″のようですね。そのホットココアは1万円。これが「運び屋」の依頼料と思われます。

「運び屋」というとどこか危険な香りのするイメージがありますが、それとはまったく異なる優しさに溢れたドラマでした。

”どうしても自分では届けられないモノ”だけれど、相手には絶対届けたい…。このもどかしい気持ちを代行してくれる「運び屋」と依頼人、依頼人と届けたい相手、「運び屋」と届けた相手…。

これらの人間模様が30分ドラマながら見事に凝縮された内容で、毎話毎話ジーンと心に温かいモノが残りそうです。

田辺誠一演じる白鳥剣は、洋食屋「キッチン白鳥」を営むかたわら「運び屋」もやっているという二つの顔を持つ男。

第1話はデュオでプロミュージシャンを目指していた相方が行方不明になってしまい、住んでいるところを訪ねたらもういなくなっていて、その相方を探し出してギターと楽譜を届けてほしいという依頼でした。

今回は「住所が分からない」相手へのお届けモノ。白鳥はアルバイトの天野杏奈(なにか秘密を抱えていそう…?)と共に、受取人の住んでいたアパートの大家さん、バイト先の楽器屋の人などから話を聞き出し、今は実家に住んでいることが判明した受取人の元へ急ぎます。

そこで明らかになった受取人に起きていた悲しい出来事…。白鳥は探し出す途中でその事実に薄々気づきながら、依頼人の”想い”と一緒にギターと楽譜を無事に受取人に届けることができました。

依頼人は白鳥から受取人の現状を聞き涙し、自分一人でも相方と作った音楽を世に出すために夢に向かってもう一度頑張る決意を固めた…と、こんな話でした。

白鳥に依頼される「運び」は一筋縄ではいかなそうなものばかり…。それでもなぜこの「運び屋」の仕事を白鳥が始めたのか?

「人の懐に入るのどれだけ上手いんですか!」と杏奈に指摘された白鳥が「前職のクセでなー」と口にしていたので、「キッチン白鳥」で働き出す前にどんな仕事をしていたのか?気になります。アルバイトの杏奈はなぜ白鳥の店で働き始めたのか?それらの謎も徐々に明かされていくことでしょう。

「『運び屋』」の仕事って、ただ荷物を届けるだけじゃないんですね」
「依頼人と受け取る人の、本当の気持ちを知る必要がある。ただ運ぶだけじゃダメなんだ」

ドラマ『ハコビヤ』第1話より

ドラマ『ハコビヤ』の今後の展開が非常に楽しみです!!

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