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美容院でも「完全週休2日制」を当たり前にしたいという想い

今日は"美容院デー"でした。以前このnoteに書いた通り、今日は担当美容師さんは同じでも私にとっては新しい美容院に行くことになるので、少し緊張気味でした。

方向音痴の私でも迷うことなく無事にたどり着いた美容院は、前のお店よりもかなり広め…。

ぎこちなくガラスの扉を開けると、担当美容師Sさんが「こんにちは!」といつもと変わらない笑顔で迎えてくれてホッとしました。

施術が始まればいつもの楽しいトークタイム。今日もほぼノンストップでしゃべり倒しました(笑)。

これまでと勝手が違うのは、お店が広くなった分Sさんが次に作業するのに必要な物を取りに行くのに時間がかかるようになったこと。その間に少し雑誌を読む時間ができたことですかね(笑)。

話の中で美容師という仕事は、長い間継続して働くには現状を受け入れる覚悟が必要な仕事なのかもしれない…と改めて感じたことがありました。

Sさんが美容師という仕事を始めてからもう15年以上経つそうですが、その間継続して「週休2日」休んだことはないとのこと。

私自身も自営業&自由業でそれなりに多忙な身ではありますが、週に2日休むことはできる限り死守してきたと思います。

もちろん仕事の状況によってはそうならなかったときもありますが、休みをとることは意識的に心がけてきました。

確かに美容院自体は火曜休みのところがほとんどで、お店によってはそれに加えて「第○何曜日を2回」とか…月全体のお休みは普通に会社勤めの人たちと比べると少ないですよね。しかも土日は滅多に休めない…。

「好きじゃなければ続けられない仕事」とSさんはよく口にしますが、本当にその通りだと感じます。

目下のお店の切実な悩みとしては、ベテラン・スタッフが辞めて地元に帰ってしまい、若手が入ってもすぐに辞めてしまいなかなか育たないことだそうです。

もちろんこれは、美容業界だけの話ではないと思いますが…。

求人を出している美容院で「完全週休2日制」をうたっているお店はやっぱり人気があるそうです。

Sさんはこの「完全週休2日制」を美容院でも定着させていけるようにしたいという強い想いがあるそうです。

女性の美容師は出産と育児等でパートとして復帰できても、正社員としての復帰は難しい…それをなんとか打破していきたい。そのために自分が微力でもなにかできないかと考えているようでした。

もちろん今はさまざまな働き方ができる時代に変わりつつあるし、美容師さんの"働き方改革"も徐々になされてきているところもあるようです。

どんな業界であれ、お休みがしっかり確保できて仕事にやりがいを持って働ける…そんな理想的な社会が訪れる日がいつか本当に来ればいいと、今日はしみじみ感じました。

Sさんの「私はこの美容師という仕事をずっと続けていきますから!」という言葉には、いろんな覚悟が含まれているような気がしました。私はSさんが美容師を続ける限り、ずっとついていきます!

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