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はじめて購入したオールドレンズにこんなにも良いものかと楽しくなった話(M42)

はじめてオールドレンズを買ってみた。
購入したレンズはこの2本。

・FUJICA フジノン 28mm F3.5 EBC (M42)
・Carl Zeiss Jena Tessar 50mm F2.8 (M42)

ボディは5年前に買った「FUJIFILM X-M1」。
レンズは「XF35mm F1.4」の一本しか持っておらず、ほとんど使っていなかったカメラだ。

そんなカメラになぜオールドレンズを付けてみようかと思ったかというと、ひとつはヴィヴィアン・マイヤーが好きなので、マイヤーさんと同じテッサーを買いたいと思っていたこと。もうひとつは、前々からX-M1はファインダーがなくてチルト式モニターを上から眺める事ができるので、二眼レフのようだと思っていた。

二眼レフのように撮れるカメラに、テッサーを付けることが出来るというだけでワクワクしていたのだ。

自分はカメラにそこまで解像度は必要ないんじゃないかと思っている。
フィルムのような感じが再現できればそれでよくて、他のカメラ使ったり他の人の写真を見ても解像度が高すぎる。販売するわけでもないしコンテストに出すわけでもないし。X-M1は2世代くらい前のセンサーだけど、これでも十分すぎると思っている。

実はこの十分すぎると思っていたことが、今回オールドレンズを使ってみてとても楽しかったところなのだ。

フジのレンズ「XF35mm F1.4」と、今回買ったオールドレンズを比べてみることでフジのレンズのシャープさをはじめて知り、ボディじゃなくて"レンズがやりすぎていたんだ"ということを知ることが出来ました。


ということで撮り比べが以下なのだけど、自分用に適当に撮ったものなので距離も合ってなくて申し訳ない。
設定はすべて一段絞りで、明るさを調整しました。絞りを合わたほうが良かったのだろうか。

XF35mm F1.4
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Carl Zeiss Jena Tessar 50mm F2.8画像6

FUJICA フジノン 28mm F3.5 EBC
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これだけでは分からないかもしれないけど、自分としてはXF35mmはシャープすぎて、すこしギトギト感やしつこさのようなものを感じている。

こっちのほうが解りやすいかもしれない。

XF35mm F1.4
画像4

Carl Zeiss Jena Tessar 50mm F2.8
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FUJICA フジノン 28mm F3.5 EBC
画像6


撮り方もあるんだろうけど、なんとなくで撮ってるときの毎回出る差というのは大きいんじゃないかと思う。
もっと色々とXF35mmの写真を見てもらわないと分からないかもしれないけど、XF35mmの写りはシャープすぎるからか、どこかクセがあって現実味がない感じが自分はしている。それがフジのエモさを醸し出しているのかもしれないけど、自分が求めているのはそれじゃなかったんだなと思った。

まだ、外を撮っていないからわからない部分もあるけど、今までXF35mmで撮れていた景色とは全く違うものが撮れると確信している。すごく楽しみ。


こんなに楽しめるのに、レンズ2本とマウントアダプターで2万円いかないなんて。

人の写真を見るのは楽しいけど、自分が撮る分には高いカメラやレンズは必要無いのかもしれないと思えただけで、楽しい買い物だったなあ。

写真に写っているヘンドリックスジンは美味しかったです。



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