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意外と難しい! 車椅子の介助で気をつけること

車いす介助は、利用者の安全と快適さを第一に考える行為です。利用者はしばしば、自分の思う以上に車いすの動きに対して不安を感じることがあります。介助者は、常に利用者の感情を察し、そのニーズに合わせて車いすを操作する必要があります。


安定した姿勢の確保

車いすに座る人の安定は、事故を防ぎ、身体への負担を軽減します。重要なのは、利用者の顔が正面を向いているか、体が左右どちらにも傾いていないかを確認することです。シートへの深い座り方も安定感を高めますが、座り方の変更は利用者の動きに合わせて行い、強引な操作は避けましょう。フットサポートに足が適切に置かれているかも確認が必要です。




移動時の基本原則

  • ブレーキの使用:立ち上がりや座る際に車いすが動かないよう、移動時以外はブレーキをかける習慣をつけましょう。特に傾斜地では車いすが動きやすいので注意が必要です。

  • 移動速度の配慮:車いす利用者は視線が低く、移動速度を歩行時以上に速く感じることがあります。介助時は特に、ゆっくりとしたペースで移動し、振動にも注意を払いましょう。




声かけをする

介助開始前には、「これから立ち上がりますね」と声をかけるなど、コミュニケーションを取ることで利用者の協力を得やすくなります。また、移乗の目的や進路を事前に伝えることで、安心感を提供し、スムーズな移動を促進します。




特殊な状況での対応

  • 坂道・砂利道:上り坂は前向き、下り坂は後ろ向きに進むと安全です。介助者用ブレーキを活用し、タイヤが埋まらないように注意しながら進みましょう。

  • 段差とエレベーター:小さな段差は、ティッピングレバーを使いつつ前輪を先に乗せることで乗り越えます。車いすを持ち上げる際は、後輪を適切に位置づけて安全に行いましょう。より大きな段差は、複数人で慎重に車いすを持ち上げるか、エレベーターを利用することが望ましいです。エレベーターの利用時は、後ろ向きで入ることで出入口の溝にはまるリスクを避けます。




これらのポイントを踏まえた車いす介助は、利用者にとって安全で快適な移動を実現します。


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