見出し画像

好きな本は何ですか?
と聞かれると、1ミリもぶれずに「山崎豊子さんの小説」と答える。

スマホの待ち受け画面は、山崎豊子さんの定宿だった志摩観光ホテル ザ クラッシックに今もある「執筆していた机と椅子」。

建築家村野東吾の設計で建てられたホテル旧館は、文化的遺産価値が高いために保存されている。館内見学ツアーで解説を聞きながら見学できる。

◆旧館の入り口を入ったところにある暖炉

 メインダイニングに掛けられている 藤田嗣治氏の「野あそび」は圧巻。1枚の絵画に長い時の流れが描かれている。これだけの大きな絵画を掛けられるところは限られているらしく、様々な人の手を経て今ここにある。

◆見学ツアーで案内してくださったホテルマンの方と

 
このホテルには茶室もある。館内の廊下やラウンジの入り口など所々に絵画が掛けられている。ホテルだけどホテルではないような心地良さを感じる。

 こんなにも大好きな小説家と、こんなにも大好きなホテルがある。好きなものに囲まれた生活とは、心の中が好きという感情で満たされ、それに包まれている自分がいる日常のことなのかな。

★時を経てもなおロビーの暖炉が旅の疲れを癒してくれる


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?