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1年かけて準備してきた新サービスのこと

1年前の8月、25日。
その日ふと、「101019」のワードが降ってきた。
読み方は「センジュ塾」。

読む、書く、編む、または本を介したまちづくりなどのテーマで、大学や行政、企業や団体からの依頼の場などで話をする機会が、2020年前後からずいぶんと増えた。
そもそもの発端は、2015年。東京未来大学モチベーション行動科学部に呼ばれての2回の講義だった。
大学ではその後、『ぼくとわたしと本のこと』を生んだ産業能率大学経営学部や
東京都市大学社会メディア学科などにも招かれ、
学生の皆さんに20年以上前の自分のことを思い出しながら話をしている。


講演家や教師やカウンセラー、コンサルタントになりたいわけではない。
だが、これまで編集者として著者にそうしてきたように、
相手に問いを促し、その人が本当に発したいメッセージ、
青臭く言えば自分の生きる意味、社会への役割などに気づいてもらうサポートを、
著者に限らず、必要とする一人でも多くの方に伝えていきたいとは、
次第に考えるようになってきた。


気づけば講義、講演の場に限らず、
「文章てらこや」
「オーダーメイド版文章てらこや」
「経営者版文章てらこや」
「読書てらこや」などのセンジュ出版のサービスにおいて、
またはブックカフェの営業やイベントの中の対話であっても、
自分がしているのは、相手の話を聞き、問いを立て、
本人が答えを出すための手伝いをする、それだけだ。

昨年の夏に閃いた101019についてはその後、その1年を通じたプログラムについて、
参加者の五感を思考と表現とにつなげる実践的な内容になるというところまではイメージできた。
新型コロナの蔓延が予想以上に長引いたこともありスタートには大きく遅れをとってしまったが、何よりこの101019のゴールを自分自身が言語化できるまでに、
時間が必要だった。
まずは自分の五感を鍛えるため、そしてこのプログラムの1つのカリキュラムを自分で持つためにも、
2021年、わたしはメディカルアロマインストラクターの資格を取得した。


自分自身のこの1年の経験を通じ、センジュ塾のゴールを、

「自分の名前と顔を公にし、自分の言葉で発信ができるようになる」

こととした。
無論、人によって1年もかからずこのゴールに到達する人もいれば、
1年のプログラムを経てもまだ、その一歩を踏み出せない人もいると思う。
自分はおそらく後者に属するタイプだ。

しかし、このプログラムを入口にしながらセンジュ出版の各種サービスに触れ、センジュ出版の本を読んでもらえば、いつかきっと、気づく。
自分自身の言葉に。


「自分の舵を人に預けず、人生そのものを、人生をかけて、自分の手で肯定する」
のが、わたしが考える大人の定義だ。
今わたしたちは、大人になれているだろうか。精神的な意味で。
自分自身はまだまだ道半ば。死の瞬間にようやく、肯定のその意味を知るのかもしれない。

これからはバーチャルに関わる時間が増えるからこそ、
このメニューは現実を感じる五感を磨きなおして、第六感が捉える情報を含めて思考に落とし込み、表現につなげていくものにしたい。
文章、読書の他には、外部講師を招き、写真、配信、絵画のような表現方法について、さらには、食事、健康、アロマやハーブのような生活に関わること、そして神社やキャンプなど自然との対話、そして思考の整理術や哲学の勉強なども。

五感が鍛えられると思考が整理され、文章も研ぎ澄まされ、読書から必要なものを読み取る力がつき、
第六感からは直感力を味方につけることができる。
そうすると、見えている現実世界が少しずつその輪郭を鮮明にしていく。

自分の五感がこの世界をどう感じているのか、
自分の名前と顔で発信するのは、そこだ。
その信号を待っている、大切な、まだ見ぬ、あるいはよく知る、誰かに届けるために。


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#216 /365


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