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【自分語り】コタツ記事、私の記事

 日本で「ミカン」と言えば「温州みかん」を指し、英語では「satsuma」(他にmandarin、tangerine、lementineなど)と言います。和歌山でも、静岡でもでもなく、薩摩(鹿児島)! 「satsuma」は芋ではなく、ミカン!(「温州みかん」が初めて栽培されたのは、鹿児島県の長島だそうです。中国の「温州」が原産地ではなく、「温州」がミカンの産地として有名だったので、「温州みかん」と名付けたとのことです。) 
 イギリスで辞書と言えば、OED、COD(コンパクト)、POD(ポケット)ですが、OEDによれば、1882年の文献が「satsuma」の初見だとか。横浜に駐在していたRobert Van Valkenburg が、九州を旅行して薩摩で食べた「温州みかん」があまりにも美味しく、本国アメリカで「satsuma」として広めたのだとか(異説あり)。

 「温州みかん」は、毎年「三ケ日みかん」(静岡県浜松市北区三ヶ日町産の「温州みかん」のブランド名)を箱買いしてます。1個いくらという高級フルーツは食べたことがなかったので、試しに長崎県産の「温室天草」を買ってみました。(「天草(あまくさ)」は、静岡県静岡市清水区の「清見タンゴール」と「興津早生みかん」を掛け合わせた品種に「ページオレンジ」を交配して誕生した品種で、育成地である長崎県の島原半島の口之津から臨む天草島にちなんで名付けられたそうです。なお、「美娘(みこ)」は、大分県産の温室天草のブランド名です。)
 「天草」は、確かに甘いのですが、子供の頃から甘みと酸味が絶妙なバランスの「三ケ日みかん」を食べ慣れている私には「天草」は「甘いだけ」で物足りませんでした。カットフルーツで、手で剥くことが出来ないのも不便。

 さて、「satsuma」は「温州みかん」の植物名で、実際に売られている「温州みかん」の商品名は「table orange」「TV orange」だそうです。table・・・ワタシ的には「kotatsu orange」だな。

1.コタツ記事


 「コタツ記事」「コタツ記事ライター」という言葉が生まれたのは、2010年で、「取材せず、ネットで検索してコピペし、自分の文体に書き換えた記事」のことであり、ネーミングの由来は「(自分の足で取材せず)コタツに入ったままでも執筆出来るレベルの記事だから」です。
 コタツ記事ライター(Webライター)への報酬は「2000文字1万円」が相場で、コタツ記事ライターが職業の人は、1記事を1~2時間で書き、1ヶ月の収入は100万円くらいだとか。
 wikiの戦国武将の記事は結構間違いが多く、戦国武将名で検索してヒットした記事と、wikiの文章と読み比べると、同じ場所を同じように間違えているので、すぐに「コタツ記事」(wikiをコピペして文体を換えた記事)だと分かりますね。
 「明智光秀が織田信長を殺した」という文をコピペするのは良いけど、私が考えた「本能寺の変」の動機を、自分が考えた新説だとして載せるのは辞めていただきたいものです。(コピペするような人は有料記事を買わないので、大事なことは有料記事に書けばいいんだけどね。)

2.まとめサイト


 2011年に大ブームとなったBBS(電子掲示板)やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の投稿内容を転載するWebサイト(キュレーションサイト)を「まとめサイト」といいます。
 A(たとえばTV番組)の評判を知りたい時、BBSやSNSで、Aに書かれている投稿を検索するのですが、ヒットする投稿は玉石混交。そこで、「玉」の投稿だけを選んで載せて「Aについて」という記事を制作したところ、「検索する手間が省けた」「「石」の投稿を読む時間が不要になったのでありがたい」と、大好評になったが、自分の投稿が勝手に載せられるので、「著作権違反では?」とも言われるグレーサイト。

3.アンケートサイト


 「好きな戦国武将」「行きたい城」というアンケートに答えると、「好きな戦国武将ベスト10」「行きたい城10選」という記事が自動的に作成されるアルゴリズムによる記事。ライター不要なので、運営者は儲かるが、サイトによってはお金を払ってアンケートに答えてもらっている。また、「アンケートに答えること」を職業としている人もいる。
 組織票により、ランキングを簡単に変えられるという短所がある。というか、職業としてやってる人は、1人で少なくとも100アカウントは持っているから、ランキングは自由自在に変えられる。

4.戦国未来(せんごくみく)の記事


 コタツ記事を載せているサイトも、まとめサイトも、アンケートサイトも、運営者の儲けは広告収入で、それはPV数に比例して高額になるので、SEO(Search Engine Optimization)対策(検索ランキングを上げる作戦)が必要です。
 noteの場合は、記事を書いても、PV数に応じた広告収入は入らないので、生活費を得るには、
①有料記事を買っていただく。
②サポートしていただく。
のどちらかになります。

さて、私の記事ですが、
・~2019年 紀行文
・2020年 図書館記事
になります。
 2019年までは、あるお城とか、ある古戦場へ行って、紀行文を書いていました。紀行文ですから、「・・・と感じた」と書けば良いのです。もちろん、「私はあなたのように・・・とは感じなかった。・・・と感じた」と言われたとしても、100人行けば100通りの感想になるので、「違っていない方がおかしい」と処理して、気楽に書けました。
 2020年はコロナ禍で、お城へも、古戦場へも全く行っていません。記事は近くの図書館へ行って書きました。「コタツ記事」ならぬ「図書館記事」です。
 注意していただきたいのは、私の「図書館記事」の「AにBと書いてある」ですが、Aが学術論文なら問題ないのですが、Aが古文書の場合、Bと書いていないことがありえます。これは、古文書には別解釈があるためです。
 たとえば、「6月9日付明智光秀覚書」には、「我等不慮之儀存立候事、忠興など取立可申とての儀に候」と書いてあります。
https://note.com/senmi/n/ne7751f35bc3c
 そして、私の「図書館記事」には、「明智光秀本人が「不慮之儀」と言っているのであるから、「本能寺の変」の動機は「突発説」が正しいことになろう」と書いてありますが、先日放送されたTV番組では、「明智光秀本人が「忠興など取立可申とての儀に候」と言っているのであるから、「本能寺の変」の動機は、細川忠興を日本の統治者にするためである」と紹介していました。
 つまり、私の記事の「AにBと書いてある」のAが古文書の場合、Bと書いていないこと(「誤解釈」)がありえるので、原文を載せておくので、本当にBだと書いてあるか、各自、お読みになられ、ご判断下さい。

《私の記事の評価》

①原文はいらない。原文を削除すればスッキリする。→原文を載せている理由は上述の通り。
「原文不要」という方へ。原文の背景は水色なのでとばして、背景が白い部分だけ読めばいいです。
②長いし、話が複雑。→「1記事1万文字ではなく、2000文字X5本に」ってことかな。この記事だったら、
・ミカンの話
・職業Webライターの話
・私の記事
の3つの記事に分けよと。

《まとめ》

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