ルビの違い
有明の三日月が見えるはずなのに、あいにくの雨。
これからしばらくは月とはお別れ。
新月の後、夕がたの繊月、三日月までさよなら。
せめて秋の星月夜がみれるといいのだが。
ほしづくよと思っていたが、ほとんどの辞書にはほしづきよとある。
どちらでもいいのだろうが、気になるところだ。
先日、アニメを観ていたら、詩歌と字幕にあるのに「しか」と喋っていた。「あれ、しいかではないのか」と即調べると、しかとも出てくる。
言葉が時代により変わってくるのは承知だが、重箱の隅をつつくように気にするのは悪い癖だ。
時に間違って覚えていた読みかたもある。
そんな時はひとり赤面。
そんなのどっちでもいいではないかと思えないのだ。
山のガイドが困ったことがあると話していた。
花の名前を教えると、必ず「どんな漢字ですか?」と質問する人がいると。
私もその傾向がある。
わからない言葉があると意味をや語源を調べたくなる。
それぞれ不得意な面があると知ってからは、やたらと人には尋ねなくなったが。
若者言葉も、生まれては消えていく。
しかし発想が面白い。
誰かが不意に使った言葉が辞書にも載るようになる。
とても興味深いことである。
またルビとは宝石のルビーが語源らしい。
そして、ルビとは活字印刷用語なので、厳密には、手書きの文章では使わないようだ。
二度も投稿する雨の朝に。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?