MBTIを最近知った人へ! 2行だけ付き合って!
「MBTIは変わらない」
「16personalitiesは変わる」
これだけ抑えてください!
以上です!
解散!
あーー、、、たぶん伝わってないな、、、もう少しいいですか?
どういうことか説明するので、10行だけください。
まず前提知識として、これは広く知られている科学的事実ですが、
人の性格は「素質(遺伝子)+環境」で決まるとされています。
「努力」も入れてほしいものですが、まあ今は置いておきましょう。
・MBTIは生まれつきのクセを分析するもの。つまりは「素質」にフォーカスした話です。
・16personalitiesは今の生き方を自己診断するもの。つまりは「素質と環境」をごちゃまぜにした話です。
「MBTI・・・・・・・・素質のみ」
「16personalities・・・素質+環境」
ということです。
だから、
「MBTIは変わらない」
「16personalitiesは変わる」
以上です。
はい!
解散!!!
帰ってくださーーーーーーい!!!!!
(キン、コン、カン、コーン)
残った人が、、、多そうですね。
では残ってくれた人に向けてもう少し授業を続けましょうか。
さっきの話が分かって何になるのかについて堀り下げますね。
それぞれ一長一短ある
それぞれに一長一短あります。
MBTI
◎「素質」を見るため、自分を深く知ることができる。
◎強みが見つかりやすく、生きやすさに繋がりやすい。
✕時間と労力がかかる。
✕厳密にやるには、セッションへの参加費が必要。
16personalities
◎手軽。
◎同じ診断結果の人同士で共感しやすく、話のネタにもしやすい。
✕精密性で劣る
✕間違った自己理解に繋がる危険性
おいおい待てよ、と。
じゃあMBTIってなんだよ、と。
そうなんですよね。
聞いたことがある方もいるかもしれませんが、
かの有名な16personalitiesは「MBTIもどき」です。
実は『MBTI』の歴史は古く、『MBTI協会』という公式の団体も存在するんですよ。
私は『MBTI協会』とは関係ありませんので深くは知らないのですが、
なんだか講習があるみたいですね。
周りの人と交流する中で、自分の考え方のクセを認識してタイプを推定していくというワークショップみたいです。
基本スタンスとしては「この講習ではエッセンスを学んでもらって、あとは家に帰ってから自分のタイプをじっくり考えてみてください。」というものらしく、怪しい宗教ではなさそうですよ。
興味がある方はぜひ調べてみてください。
そう、お金がかかるんですよ。
公式のMBTIを受講するとね。
でもここから朗報です。
実はMBTIの原型があるんです。
それがユングの書籍『タイプ論』。
ユングと言えば、フロイト、アドラーと並ぶ三大心理学者として有名です。
書籍を買うとなるとそれなりにお金と労力がかかりますが、
こちらの中に登場する「心理機能」という考え方。こちらのエッセンスは誰でも学ぶことができます。
よくMBTIの話で、FeとかNiみたいなアルファベットを見たことはありませんか?
こちらが心理機能です。
この心理機能は計8種類あるのですが、MBTIに登場する4文字(ESFJなど)とは似て非なるものです。
それぞれを簡単に言うと、
MBTIの4文字は「性格・価値観」であり、
心理機能の8種類は、いわば「考え方のクセ」の話です。
別の言い方をすると、
「こう生きる」が16タイプの4文字。
「こう考えちゃう」が心理機能の8種類。
ですので両者は異なります。
そして、ここからが面白いんですが、
心理機能とMBTIは密接に関係しているんです。
「こう考えちゃうから、こう生きている。」
その相関関係を体系的にまとめたのが、『タイプ論』の真髄であり、MBTIの真髄であり、面白いところだと私は考えています。
ここでその相関関係を載せるのは控えますね。
まずは心理機能診断をしてみてください。
ちなみに、16personalitiesは変わると言いましたが、心理機能もだんだん変わっていきます。
そのため、「心理機能が分かったからこのタイプだ!」と一対一対応するものではありません。
あくまで、
「16personalitiesで出た結果」×「心理機能から想定される16タイプ」×「自分でしっくりくるもの」などから総合的に組み合わせて導いていきます。
何を求めるかって?
MBTIですよ。
そう、つまり三大心理学者の力を借りて、生まれ持った「素質」を、自分で探求していくんです。
環境の影響を受ける前の、できたてほやほやの自分を見つめ直せるんです。
面白くないですか?
ーーー
と、ここまで言ったら、はじめに言った言葉もすっと入ってくるんじゃないでしょうか。
「MBTIは変わらない」
「16personalitiesは変わる」
そういうことです。
*
さあ、ではお待ちかねの心理機能診断を貼っておきますね!
1つ目が王道ですが、抽象的な質問が多いので、
難しく感じた方は2つ目でもいいと思います。
関連記事
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?