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ガクチカって実際「勉強」以外になんかあんのって思ってるそこの就活生へ

みなさまは「ガクチカ」という言葉をご存じでしょうか。
「ガクチカ」とは「学生時代に力を入れたこと」の略で、就職活動の際によく使われる言葉です。

まあそんなこと知ってるわな。

私が就職活動をしていたころはもうかなり古の記憶の彼方なのですが、そのころから使われていて今もまだ現役バリバリの流行語です。

でもよく考えてみてください。

「学生時代に力を入れたこと」って勉強じゃない?

にもかかわらず、学生のみなさんはガクチカとして「サークルのリーダー」とか「ボランティア活動」とか言うわけですね。

これは私が就職活動しているときもマジで思ってました。

私は当時、厨二病を拗らせた結果、マイケルジャクソンばりに斜に構えてたので、「みんながサークルのリーダーとかボランティア活動とか答えてる中で自分だけ勉強って答えたらかっこいいだろうなあドゥフ」みたいに考えてました。

結局ビビッてしなかったけど。

まあ、実際、そもそも学校へは勉強をしに(もちろんそれだけではありませんが)行っているわけでして、本来はガクチカを問われて「勉強」と答える人がほとんどであってしかるべきなんですよね。
「勉強」ありきの「サークルのリーダー」とか「ボランティア活動」とかよね。

しかし、実際の就職活動の場でガクチカを問われて「勉強」と答える人はほぼいないでしょう。

なぜなのか。

まず、みんな同じだからですよね。

本来であればみんな同じ「勉強」という答えになってしまうので、それでは他人と差がつかない。
だからみんな「サークルのリーダー」とか「ボランティア活動」とか人とは違った答えを出そうとしていますよね。

まあ「サークルのリーダー」とか「ボランティア活動」とかは結局みんなおんなじなんですけど。

最近の大学サークルはリーダー10人ずつぐらいおるんか?

結局、なんとなく無理やりにそういった答えを出そうとするから内容が極端に薄くなったり変に話を盛ったりしないといけなくなるわけですね。

じゃあそんなやりとりに意味があるのかと。

あるんだな、それが

結局、「ガクチカ」を問う質問って内容を見ているわけではなく、どれだけ自分の経験を言語化して分かり易く相手に伝えることができるかを見てるんですね。

だから多少盛っていようと、そのストーリーを矛盾なく組み立てて、相手に分かり易く伝えることができればそれはもう◎が付くでしょう。

小説を書くのと一緒です。

ただ、その経験をストーリーにして、矛盾なく組み立て相手が興味を持ち、かつ分かり易く伝えることが大切なんです。

となれば、勉強を題材にするより「サークルのリーダー」とか「ボランティア活動」とかのほうが話を組み立てやすいよねってことです。

というわけで25卒のみんなは就活がんばってね。

おわり


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