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後8日

起床して思った。

すこしペースがつかめてきたかもしれない。USのインタビューは本数が少ないが丸投げなので僕が仕切る。非常にシンプルだ。午後の時間帯。相手はミシガンだったりLAだったりするのだけれど、大体がこの時間帯だ。僕の携帯やズームで繋がって世間話をしてから録音を回す。終わってもそのまま話が盛り上がってしばらくしゃべ続ける相手もいる。まさに人間同士という感じだ。で、終わると、LAにいるPRのロリとジェニーにそのゆえを連絡する。

「予想以上に盛り上がったよ。CDが欲しいって言ってた」

「発売日近辺に出すタイミングを合わせるって言ってくれてたよ」

「グッジョブ!」

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CD発送はその足でやる。そうすれば焦らずに済む。そんな具合だ。

日本の場合は時差の関係で僕がESTの9時頃から始まるものが多い。スタッフの数も多くズームが何分割にもなる。しかしいざ対談やインタビューが始まると全員の顔が消える。マイクも映像もオフにして同席スタイルだ。大概が進行役をする編集者かライターがいて話を回していくスタイルだ。こちらは時間通りに始まって終わる。終わったらそれぞれのズームがオンになって無言同席だったメンバーの顔が映る。

「じゃあ、ありがとうございました」

「また、ぜひ日本で」

切り難いので手を振りながらオフにする。このタイミングがいつも大変だ。

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日本の取材の前か後に簡単な食事をするのだが、始まる前はたくさん食べれない。決まって終わった後に何か食べたくなる。もう時間は11時を回ることもあるのだが、例えば昨夜の取材の後は、どうしても「このままだと寝れないぞ」と思い観念して、めかぶ、塩トマト、冷奴、そして缶ビールを頂いた。一口目のビールと塩トマトが美味しかった。

月水金をPNDの仕事をやってくれるアンドレスはとても真面目でいつもPRの観点をクリアにさせてから物事を行う。例えばSpotifyやApple Musicなどを束ねてリンクを貼るとか、彼はメキシコ人なのでスペイン語のSenri Oe資料を作るとか、まだ僕をあまり聴いたことがない、もしくは全く知らなかった人たちにPVやPostした記事がヒットした時のさりげない「入り口」作りをやっている。コツコツと。頼もしい。

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パンデミック中に作った今回の作品は一足先に音楽業界のいろんな人の耳に届きつつあるのだが、それぞれの反応が非常にビビットでそれを聞くのも真剣勝負だ。ジャズもポップも映像も舞台も少しずつ前へ向いて動き始めているのを感じる。モリモリ食べてモリモリ伝えていこう。待っている人がたくさんいる。

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プールの予約はここ2週間全く取っていない。なぜならば「いつ」こう言ったありがたいPRのお仕事をいただけるかわからないのでスケジュールをオープンにしておきたいからだ。しかしさすがにこれだけ泳いでないと体が「泳ぎたいよー」と悲鳴を上げているのがわかる。外もずっと雨が続く。

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9月2日にミルウオーキーのフェスが決定したのでいよいよライブも始まる。その後はミネアポリスを10月にトリオでやる。そんなまだキョトンとしながらも「再開」へ向けて希望と夢を少しずつ膨らませている今日この頃である。

あと発売日まで8日!


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