元銀行員が見た愛すべきダメ社長たち ③高級外車編
みなさまおはようございます。今回は私の見てきた社長が大好きな車事情について思うところを書いてみたいと思います。
社長さんはみんな車が好きですよね!
でもこれも社長たちの見栄のはりあいだったり、本当に好きだったりでいろいろなんでしょうけど皆さんいろんな車に乗られていました。
そのことを私なりの個人的な見解として書いてみたいと思います。
お付き合いいただければ幸いです。
〇社長はみんな車が好き?
事業が拡大して、売り上げが数億円単位になってくると社長としても周りの目もあるし、自分も頑張っている。
自分へのご褒美的な感じでそれなりの車に乗らないとならないんじゃないかという気持ちになってきます。周りの友人社長連中もそれなりにいい車に乗っているし・・・
そう、つまりは社長さんたちは車にが好きだからいい車に乗っているのではなく、いい車に乗っている自分が大好きなのです。
●周りがそうだから
社長の友達はみんな社長。みんなそれなりの車に乗っていると自分もそうしなきゃいけないのかななんてそんな気持ちになってきます。
ゴルフにみんなで行くと、車寄せに当たり前のようにベンツやBMWが横付けして準備しているのを見ると、そろそろ自分もそんな風にしたいななんて思っちゃうのでしょうね。隣に乗っている彼女の目もそう語っています 笑
●自分へのご褒美
毎月目の前を数千万円の現金が売り上げとして流れていくようになってきます。そして社長が乗る車はみんな当たり前のように会社のという気持ちになってきます。
自分も頑張ってるんだしそれなりの車に乗らないとな、なんてなるのは普通の人情なんじゃないかなあと思います。
●実際は車のことはよくわからない
いい車に乗っているからと言っても、車のことがよくわかっているわけでもなく、なんとなく高級車というとドイツ製の有名な車種がいいのかなあという感じで車を選び始めます。
大体社長の友人をたどっていくと中古車屋さんの社長さんがいたりするのでその勧めで買っている社長や、社長友達が懇意にしている有名車両ディーラーの担当を紹介されて買うことになっちゃうケースが多いのではないでしょうか?
実際にはボンネットを開けたこともない人がほとんどだと思います。
●見栄
ゴルフに行った時の車寄せにつけるときにいい車で横付けして当然のようにトランクを開けるとゴルフバッグをゴルフ場のスタッフが取り出してくれます。その時の高級車に乗っている自分の優越感・・・
高級ホテルの車寄せに車をつけたときにポーターさんが寄ってきて要件をきかれたときのいい車に乗っている自分の優越感・・・
なんとなく高級外車の乗っていると何かにつけてそれなりの対応をされているような気持になります。
〇高級車って意外と安いじゃない!
みんなのあこがれのベンツ、BMWってとにかく新車だと軽く1000万円台なんてなってしまいます。確かに高い!
でもそれなりに流通しているので値下がりもかなり激しくて、3年も載っていると新車価格の半分くらいになるんじゃないでしょうか
しかも日本車みたいにどんどんモデルチェンジもないので何年か型落ちしたところで素人目にはよくわかりません。
そういう目で高級外車を見ていると、300万円くらいからそこそこの車種が結構あったりするんですよね、それって日本車の新車レベルまで金額的には落ちてくるイメージです。
え、そんなものなの!? という金額で流通しているのです。
〇そうだ、分割で買おう!
ビジネスの基本としてキャッシュはできるだけ手元に置くという大原則があります。
そんな高尚な考えがなくても車屋さんで話をしていると
●残価設定→数年後の車の売却価格 たとえば500万円で買ったベンツが3年後に200万円で売れるだろうといった設定→このおかげで差額の300万円ぶんだけを分割で支払えばよいので毎月の支払いは意外と少なくなります。
●ローンでの購入→毎月5万円ぐらいから高級外車に乗れちゃう
●オプション、そのほか費用も全部最初の金額に乗せて分割にしちゃおう
みたいな見積書が出てきます。
結局ほとんど頭金なんてなく、高級外車が買えてしまうのです。
〇リースが続く限り~
そして高級外車の生活が始まります。3年ぐらい乗っていると乗り換えませんかと車屋さんから勧誘の話が来ます。
さきほどお話しした残価を頭金にして新しい高級外車にほとんど変わらないリース料で乗れちゃうのです。
そしてそれがずっと続いていくことになるのです。
現金で高級外車を買っている社長さんなんて私はほとんどみたことがありません。
〇そしてポルシェやフェラーリや・・・
最近のSNSを見ていると、社長さんたちがポルシェやフェラーリなんかに得意げに乗っている風景も当たり前に目につくようになります。
業況もそこそこだし調べてみよっかなんて見てみると、このレベルの超高級外車クラスになってくると、リセールバリューが高いので、3年後に走行距離がそんなに言ってなければ値下がりなく売れたりするようです。そうなると分割払いしていれば20~30万をはらうと乗れちゃうんですよね
この段階で金銭感覚は一般とはかけ離れていくのですが、一度いい思いをした社長さんたちにはもうわかりません。笑
とにかく3000万円のフェラーリを買うために手元に3000万円が必要ではないわけですから!
〇そしてそれが普通になる
そのような生活が3年5年と続いていくと、それが当たり前になってくるのです。そしてそのような車に乗っている自分もきっと当たり前になってくるのですね・・・
でもそれを継続し続けるには仕事を頑張り続けなければなりません。
ある意味相乗効果というのでしょうか、社長さんの事業への意欲の源になるのはこういう対外的にわかりやすい見栄の張れるものが意外と重要だったりするのではないのかと思うのです。
つらつらと思い出しながら書かせていただきましたがまた気が向いたら書きたいと思います!
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