見出し画像

親の言葉は簡単に"呪い"になってしまうから


今回はHSPである私が子育てをする上で
決して息子に「呪い」をかけないようにしようと
日々気をつけている所以をお話しします。

なぜそんなことを思うのか?

それはズバリ、私自身、母からかけられた「呪い」があるからです。
呪いとは?
それは「物事を悪い方向に決めつける、思い込む言葉」だと私は考えています。

例えば「お前は雨女だ!」と言われ続けて育ったとしましょう。
そう言われたとしても、子供から大人になるまでずっと、外に出るたび雨が降るなんてことは確率的にあり得ないですよね?
けれど、親から言われ続け自分のことを雨女だと思っている人間は
きっと晴れの日に外に出ても何も思わないのに、
雨の日に外に出る度に「あぁやっぱり私は雨女なんだなぁ、、、」と
落ち込むようになるのではないかなぁと思うのです。

これが「呪い」の怖いところです。
親の言葉というのは、普段は思い出すことがないとしても
大人になってからもずーっと、事ある度にフッと、湧き上がってきます。

小さな子供にとって親は神様

こう言うと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、
まだ狭い世界しか知らない小さな子供にとって
自分に衣食住を与え、様々なことを語りかける親は
神様、もしくは、教祖様のような存在に近いような気がします。

親も間違えることがある、いつでも正しいことを言う訳ではない
そんなことは、ある程度成長してから初めて気づくものです。

そんな親が繰り返し子供に伝えるメッセージというのは
子供が覚えようとするつもりがなくても、
勝手に刷り込まれていってしまいます。
たとえそれがプラスの言葉でも、マイナスの言葉でも、関係なくです。

私がかけられた「呪い」とは

(何それくだらない・・・と思われるかもしれませんが笑)
それは
「男なんてみんな浮気するんだから。しないのは厳格な宗教信者くらいよ」
という言葉です。

この言葉に「いやいやそんなことないよ…汗」と否定する方は、きっと沢山いらっしゃると思います。
実際私も、世の男性を性別で一括りにしてまとめるなんておかしいと
頭の中ではわかっています。

でも、この言葉は、実家を出て10年近く経っても、
私が結婚して子供を産んだ現在でも、
未だに事あるごとに私の脳裏をよぎり
私を不安のどん底に陥れるのです。

厄介なことに「浮気」は天気のようにはっきり事実がわかることではないので
常に曇り空の下で「きっともうすぐ雨が降るんだろうな、、、」と
憂いている雨女のように
いつまで経っても「幸せに慣れること」がなかなかできないのです。

自分が親になって思うこと

私の両親は幼少期に離婚しており、私は母と暮らしていました。
女手一つとは思えないくらい豊かな生活をさせてくれた私の母。
今よりも男性中心の社会でそれだけの生活を維持するのは非常に大変だったでしょうし
私の想像以上の不満や苦労が沢山あって、
思わず愚痴らずにはいられなかっただんだろうなぁと思いはします。

けど。
だからといって子供に「呪い」をかけていい理由にはならなくない???
と、親になって改めて客観的に感じてもいるのです。

つまり、まとめると

子供にとって親は良くも悪くも神様の様な存在。
神様の言葉は想像を絶する影響力を持っていると、常に忘れないように。

たとえイライラしていても、余裕がない時でも
子供自身や物事を悪い方向・マイナス面に決めつけるような言い方はやめよう。

もし仮に否定的なことを言ってしまったとしても
その日のうちに子供に謝って、しっかり訂正しよう。
そして否定的な言葉を全て打ち消すくらい肯定的な言葉を沢山与えよう。


これが、自身の経験を踏まえて
自分の子供に呪いをかけないために日々気をつけていることです。


もしもこの記事が何かの参考や気づきになれましたら幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました^^

この記事が参加している募集

育児日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?