SENSE OF WONDERの毎月のカートで
お届けできる本は限りがあるので
良本であっても、コンセプトにあった本を
選ぶようにしています。
心があたたかくなったり
心をふるわせるような本
くすりと笑えたりほっこりしたり
だからこれまでミステリーやホラーは
あまり登場していないと思います。
個人的にはミステリーやホラーも好きだし
（一時期、乙一作品にはまっていた時期もあります）
救いのないような結末の本も
ある意味自分との対話へ導いてくれる
きっかけになるので必要だと思うんですけどね。

そんなSENSEE OF WONDERのカートに
『大正浪漫ミステリ』と帯に書かれた小説が
登場します！！初★ミステリー！

『名探偵の生まれる夜 大正謎百景 』

青柳　碧人 (著)
発行：KADOKAWA

歴史的偉業の裏に『事件』あり。
登場人物は、明治大正昭和に実在した
文豪や偉人たち。
この作品が！あの出来事の裏には
こんなエピソードがあったのか！！！？？
なんて、本当か嘘か真実と虚構が入り交じり
ワクワクしながら読み進められます。
そして、出てくる登場人物の事が気になって
改めて調べたりして知識が広がっていくのも嬉しい。

本当かどうかわからないけど
本当だったらいいな。
むしろ、真実はあんまり重要ではなくて
彼らに思いを馳せて、素敵なエピソードに
ふふふと笑みをこぼす
SENSE OF WONDERな小説であります。

私は、不器用でツンデレな
松井須磨子さんにこの小説で惚れました（笑）