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源泉掛け流しの定義と湯船・洗い場・脱衣所等の構造

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人それぞれのこだわりのある源泉掛け流しの定義や、源泉掛け流しだからする苦労、こだわるべき温泉のあり方や、また湯宿がこだわる湯船の造りや素材、湯船の深さ、洗い場の造りなどは意味のあ… もっと読む
湯宿のお風呂場の造りや源泉掛け流しとはどうあるべきかなどを知ることが出来ます。
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記事一覧

湯船の縦×横×深さのサイズ

今回は湯船のサイズの明記のある湯宿について解説させていただきます。 私が知っている限りでも、湯宿のHPに湯船の縦×横×深さのサイズを明記している湯宿は全国でも5軒ほどしかありません。 代表的な宿は群馬県 万座温泉 豊国館で、ここのHPには上記のように露天風呂のサイズが縦3m×横9m×深さ1mの表示があります。ここは3つある湯船の全てのサイズを明記しております。

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源泉掛け流しの定義

今回は源泉掛け流しの定義について解説させていただきます。 一般的に「源泉掛け流し」とされる湯船に注がれる 新湯の投入タイプは大きく3パターンに分けられます。

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源泉掛け流しの定義で私が加水を認める理由

今回は源泉掛け流しの定義と加温と加水について解説させていただきます。 まず最初に前提となる「温泉」についての定義を考えると、 源泉が自然の中で湧いているのを「野湯」と言い、その源泉を施設に引いて温度が25度以上を「温泉」、未満は「鉱泉」となります。 人が入湯出来る温度が42度以上の源泉本数が約12000本で、その約1.5割の 約1800本が循環塩素の無い源泉掛け流しの「温泉」と想定されます。 次に源泉掛け流しの定義として、加温と加水を認めない方もいるようですが、 源

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洗い場の床の刻みと思いやり

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湧出量と湯船のバランスの見方

今回は湧出量と湯船のバランスの見方はどういうものかについて解説させていただきます。 源泉掛け流しにはこの湧出量と湯船バランスが大切で、鹿児島県 妙見 石原荘の「1時間1ターン」の法則を使って解説させていただきます。 つまり1時間で湯船のお湯が入れ替えられるほどの湯量と、それに見合った湯船の大きさが大切なこととなります。 またその湯量があることにより、お湯が注入される時間も大切な要因となります。 例をあげて解説すると、一般家庭の湯船はお湯が約250Lとなりますが、 源泉

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湯守の湯遣いとしての温度

今回は温泉の泉温(温度)の高さの必要性について解説させていただきます。 源泉の泉温(温度)と湧出量ではどちらがプライオリティが高いと思われますか? それは泉温(温度)なのです。 そこで基本的な源泉の温度は、出来れば50度以上はほしいものですが、 これも地域によって異なり、北の方では寒さもあり53度になったりもします。

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