見出し画像

龍安寺~侘び寂びよりドラゴン求めて行ったけど、やっぱり・・・~

新潟県のとある地域に住んでいる35歳おじさんが、2024年3月の末に京都へ行ってきました。
訪れた観光地やご飯やさん、カフェなど、私がその時どう感じたかという心境も交えつつご紹介・まとめていきたいと思います。

 何だか随分と久しぶりになってしまった京都旅追憶編。そろそろ急ピッチで仕上げていかないと思い出が霞んでゆく・・・(老化)

ワビ…サビ?

 龍安寺を訪れたのは、京都滞在3日目。あいも変わらず小雨でしたね。肥満体型なもので小雨で最高気温14度とかだったんですけど、その方が徒歩で観光する分には良い感じでした。とはいえ服装や折りたたみ傘など、雨対策をしていった甲斐がある程度には降っていました。

 観光としては1日目第一発目のスポットでした。
 朝7時10分頃の京都駅烏丸口から出ている市バスに乗り、7時56分とかそのぐらいに竜安寺前バス停に着いたのではなかったかな。

 方向としては金閣寺などもあるエリアなので、朝早い時間帯でもバスはそれなりに混んでいました。
 ただ龍安寺は良い塩梅でした。8時開館だったからというのもあるのでしょうが、それほど観光客は多くはありませんでした。
 
 龍安寺といえば有名なのは石庭

お、おう。

 この石庭みたさにお邪魔したはずなのに、いざ見てみると思ったほどの感動がない。(物凄い失礼)

 36歳にもなるおじさんだというのに、私に侘び寂びの心はまだまだ分からないようです・・・。
 昨今でいえば日本好きの外国の方のほうがよほどWABISABISTYLEに理解があるのではないでしょうか。

 実際座って石庭をうっとりと眺めておられたのは、外国の方が大半でした。そもそもほとんどの観光客が外国の方っていって差し支えないほど、訪日外国人客が多いんですけどね。

私の滞在中、まだ桜は開花しなかったので恐らく梅。彼岸桜でもないよね?多分梅。
先の大戦でビルマ(ミャンマー)で戦没した方たちの慰霊碑、パゴダ。
ミャンマーでは慰霊碑というより仏塔であり、お釈迦様の住まう場所という意味があるそう。
キリスト教でいうところの十字架に近いのかな。

辰年でんねん年男でんねん

 私の今回の京都旅。基本的には初めてお邪魔する土地なので人に薦められるままに動こうというのが今回のプランの基礎。
 ただ唯一要望として、ネットの友人に相談した事があります。

 それが

「今年辰年じゃないすか?私年男なんですよ。龍にまつわる良い所教えてください」

というもの。

 そこでオススメされたのが、建仁寺と龍安寺でした。この龍安寺はどちらかといえば副産物的な感じで、ほど近くにある仁和寺に近いから一緒に回っちゃえば?と提案されたのでした。

 龍安寺で龍を見るといったら、この襖絵。ストーリー仕立てになっていて、生まれたての幼い龍から成龍へと成り、次第に牙(歯?)もボロボロとなった老龍へと変遷し、最終的には雲と同化したような仙龍とでも呼べば良いのでしょうかね。そんな感じに描かれているんです。

 この作品、さぞや古いものなのかと思いきや、作者名に「細川護熙」という名前が。
 おや?芸術分野にはまるで造詣がない私ですら、何やら見覚えがあるお名前だぞ?

 あっ、昭和政権以降、自民党から与党を奪った数少ない政権を率いた長、即ち総理大臣経験者じゃあありませんか!
 うわー総理大臣すげー!とか、そんな事には無論なりませんけど、普通に教科書に載っているレベルの人な上に、それほど古い方でないっていう所に少し感動を覚えましたよね。

 私のイメージとして政治家ってのは死ぬまで政治家だと思っているので、こうした芸術分野への傾倒ってイメージ無かったんですよ。
 でも考えてみればお金あるでしょうし、こちらの方面へ進む方が健全に思えますよね。細川さん自身が健全な政治家だったか否かはここでは問いません。

多分老龍?活き活きとした成龍よりも、衰えた方が絵として好きでした。


石庭以外にも勿論お庭があって、こんな立派なお池もあるんです。

吾唯足知

 龍安寺に行って一番良かったのは、この四字熟語を知れた事と、この四字熟語が書かれた御朱印帳を購入できたことです。
 そう、龍安寺から遂に私御朱印帳デビューを果たしました!直にお見せするのはまだしも、あまりブログとかに載せるのはどうかと思うのでやめておきます。

 そうそう四字熟語である吾唯足知にお話を戻すと、読み方としては
われただたることをしる」です。
吾、唯、足る事を知る」ですね。

 ネット上で調べると色々な意味の説明が載っているのですが、私は龍安寺の立て看板に書かれたものがズバリなのだろうと感じました。

佛遺教経(お釈迦様遺言のお経)の中に
知足の者は貧しといえども富めり
不知足の者は富めりといえども貧し
とあるところからとったものです。
これは禅の真髄であり茶道の精神でもあります。
これが真の平和の精神であります。


吾峠呼世晴がチラついた私はオタク。

良いお話なのに台無しだよ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?