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現在の時を自分への贈物として与えるように心がけるがよい

「現在の時を自分への贈物として与えるように心がけるがよい。それよりも死後の名声を追い求めるほうを選ぶ人は、つぎのことに気がつかないのだ。すなわち未来の人たちも、現在重荷に思われる人びととまったく同じような人間であり、やはり死すべき人間であるということである。いずれにせよ、その人たちが君についてこれこれの反響を示したり、君についてこれこれの意見を持つとしたところで、それがいったい君にとってなんであろう。」(マルクス・アウレーリウス(121-180)『自省録』第八巻、四四、p.157、[神谷美恵子・2007])


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