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歌舞伎町のホストクラブのキャッチが激減しました。何が起こっているのか? てか、「初回、どうですか?」のあのお馴染みの客引きのニーさんたち、どこへ行っちゃったの?

★この記事は12月22日に書いたものです。


 歌舞伎町の客引き(キャッチ)のお馴染みの第一声に、こういうのがあります。

「初回、どうですか?」

 ご存じのとおり、ホストクラブへの誘いです。一応説明すると、”初回”ってのはホスト用語で、新規客の意味。そのセット料金は2、3千円くらいと通常よりも安く設定されているのが相場です。

 つまりこのセリフは、

「安く飲めるんで、ホストクラブにイチゲンで行きませんか?」

 という話です。

 で、さらに言うと、ホストクラブへ誘ってくるこの手の客引きは、ホストクラブの従業員ではありません。俗に「外販(ガイハン)」と呼ばれる外部の人間で、「初回、どうですか?」と誘い、店に女の子を案内すると、新規客1人につき2千円から5千円くらいのバックをもらうという構図で動いている業者です。

 ちなみに、1回の案内につき、ホストクラブ側に受け付けてもらえる女の子の人数はキホン2名まで。3人以上のときはお断り or 要相談になったりするわけですが。

 さて、前置きが長くなってしまいました。

 何が言いたいのか?

 ずばり、最近、歌舞伎町からその外販が激減しているんです。町を眺めた印象では、7割減。

 だからでしょう、ホストクラブの新規客がかなり減っており、それは8割減とも言われており、その対策として「初回のセット料金無料」を講じるホストクラブが増えているとか。

 この状況、いったいどういうことなんでしょう? とにかく気になるのは、外販の激減です。

 やはり近ごろのホストクラブ問題が影響しているんでしょうか? てか、いなくなった外販の人たちは、どこへ行っちゃったの?

 知り合いの大手キャッチグループの幹部さんと、現場のキャッチのニーさん、2人に意見をうかがってみることにしました。

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