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テーマパークのような火鍋屋がオープンしました。広くて賑やかでポップ! 新宿東口そばだし、色々と使い勝手良さそう

 自力で食う力がないため、会社員をやってるわけですが、勤務先の出版社から毎月出ている月刊誌の先月号に、こう書かれていました。

「エッチの前に辛いものを食べると感度が増します」

 何だこの説? と思ったら、そのあとにこんな注釈が。

「ウソのような本当の話です」

 なるほど。本当だと理解しましょう。てか、食わせてもらっている立場で何を疑ってんだ、って話ですよね。

『裏モノJAPAN』2024年2月号(12月24日発売)、53ページ

 そんなわけで、何となくこの説が気になったおれは、検証をしてみることに。

 ただ、これを舐めたらいいと書かれていた「辛い飴」が、近所のコンビニに売ってなかったので、どうしようか考えました。

 かくして、女性を誘い、辛い食いモンの料理屋へ行くことにしました。

 選んだのは、新宿東口に1月22日(月)にオープンした火鍋屋です。

 店名は「天府火鍋巷子(てんふひなべしゃんず)」

 細かく場所を言うと「歌舞伎町のドンキホーテの、靖国通りを挟んで向かい側、タイトーステーションのビルの地下1階&地下2階」です。

 選んだ理由は、グーグルマップに貼られていた店内の写真の雰囲気。内装、何かステキじゃないの。

 ビルの前に到着すると、フツーに期待しつつ、お目当ての『天府火鍋巷子』が入る地下のフロアへ。

 開店祝いのスタンド花がいっぱい並んでいます。

 店内に足を踏み入れた瞬間、「ほぉ!」と声が出ました。

 シャレてるじゃないの!

 中国人らしき女性店員さんが近寄ってきました。

「どうぞー」

 招き入れてくれます。そしてこちらの気分を察したのか、こんな提案をしてきました。

「まだプレオープンなんですが、店内、よかったらご覧になりますか?」

 断る理由はありません。見せてもらいましょう。

 賑やかです。テーマパークのレストランのようにポップです。

 感心していると、女性店員さんが口を開きます。

「うちは、オーストラリアに20店舗くらいあって。で、今回、日本に出店したんです」

「ふーん、外資なんですね」

「正式にオープンしたら、こういうのをかぶって店内を踊って、お客さんを喜ばせたいと思ってるんですよ」

 女性店員さんがおもむろに着ぐるみの頭をかぶりました。

 …何のキャラだよ? 面白いけど。

 店内をひととおり見せたもらったあとは、案内されて席へ。

 いざ注文です。メニューを見た感じ、全体的にちょっと高い印象を受けましたが、この内装を考えるとこんなもんな気もします。

 女性店員さんのオススメで

・スープ辛いやつ(ハーフ)1500円くらい

・スープとまとのやつ(ハーフ)/1300円くらい

・豚肉/1400円くらい

・野菜盛り/1300円くらい

 を注文。

 まもなく、料理が運ばれてきました。

 さぁ頂きましょう。

 えーと、味はどうだろう? …辛っ! うまいんだけど、辛っ! めちゃくちゃ辛い!

 オッケー、これは説が期待できるんじゃね?

 さて、ここで、おれのブログにおける記事のオシマイを示すマーク『★』を入れさせてもらったってことは、つまり今回のリポートは、これにてオシマイです。

 …すみません。説のほうなんですが、段取りをミスったというか、甘く見ていたというか。実は、検証パートナーとして誘った女性、特にそういう関係じゃない相手で、でもまぁ何とかなるだろうと考えていたんだけど、何ともならなかったわけです。

 フツーにメシを食い、解散ですわ。ま、火鍋はとってもウマかったんで良かったんですけどね。

 みなさん、『天府火鍋巷子』、一回くらい行ってみていいと思いますよ。<了>


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