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【歌舞伎町の黒人客引きの食事事情】洗面器の使い方にあたふた。客も店員も全員黒人の”夜間食堂”へ行ってみよう

 歌舞伎町の、新宿区役所の裏あたりは、黒人客引きが多いエリアです。ナイジェリアやガーナやセネガルなど、西アフリカ系の男たちが夜間、通りに立ち、道ゆく人々に声をかけています。

 その評判は、ご存知のとおり、よくないですわ。

 煮ても焼いても食えないような外人キャバクラへ連れていこうとするらしい、とか。違法薬物を売っているって聞いたとことがある、とか。

 ま、それらは全て事実だったりするんですが、とにかく世間のみなさんの彼らへの気分は、

「何かコワイ」

 これなんじゃないかと。

 けど、そんなふうに近寄りがたい存在だからこそ、その生態には興味が沸くところなんじゃないでしょうか。

 そこで、本日のテーマは、黒人客引きの食事事情です。

 これはけっこう知っている方が多いと思うんですが、付近には夜な夜な、アフリカ料理の弁当売りの車がやって来て、路上販売をしています。

 売ってる人間も黒人、買ってる人間も黒人というその風景は、コミュニティというワードがしっくりくる景色。

 弁当は一つ1千円で、われわれ日本人もフツーに買うことができるため、黒人客引きの食事事情に触れることができる、打ってつけのスポットです。

 今回紹介するスポットも、そんな弁当売りの車と同様、店員も客も黒人という店です。

 ただ、そのロケーションは雑居ビルの一室。

 俄然、敷居は高めですわ。

 そして料理は弁当ではなく、店内での飲食で、しかも、下のように水を入れた洗面器で手をゆすぎながら食べるという、アフリカ式の『日替わりカレー』です。

 ここ、黒人客引きたちが仕事中に利用する”夜間食堂”のような位置づけのスポットと、おれは認識しているんですが、どうでしょう、なかなか興味深くないでしょうか?

 では、説明していきましょう。

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