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Oculus Questを買った

noteアカウントを作って2年間何も書かないでいることが判明しました。そのうちに少し書きたいことが溜まってきたので、noteを始めます。

今回は最近購入したOculus Quest (以下、Quest) について。

VRに興味を持ったきっかけ

今年やりたいことにOculus Questの導入がありました。なぜかというと...

去年の末のCEDEC + KYUSHU 2019の講演に「誰でもVtuberになれる!
-Virtual CastをGEMS COMPANYと一緒に使ってみた-
」というものがありました。
私自身、あまりVtuberに傾倒しているわけではないものの、講演者が齊藤陽介氏だったため、聞きにいきました。

講演はひとことで表すと「クリエイターを目指すならばVRに触れておこうね」でした。また、内容も面白くVRヘッドセットを装備した齊藤氏がバーチャル空間でアイドルと触れ合う様子がみられました。

この講演を受けて、私はクリエイターを目指してるし、絶対にVRを始めるぞ!!!という気持ちになりました。

※ 余談ですが、齊藤氏は私がかつて数千時間プレイしたMMORPG「ドラゴンクエストX」のプロデューサーだったなどの理由で個人的に憧れの人物です。
※ 余談2ですが、その時の様子がファミ通で記事になっていました。
https://www.famitsu.com/news/201912/08188176.html

Questの選定理由

VR機器を買おうと意気込んだ私ですが、予算が潤沢にありません。少ない予算でVR環境を整えたい気持ちでした。

基本的に、民生用VRを体験するならばハイスペックPCとヘッドマウントディスプレイ(以下、HMD)、その他周辺機器の3点が必要です。
この組み合わせでVRを体験しようとする場合、PCには15万円程度かかります。
予算的にはこの時点でアウトだったので、なんとか他の手段でVR環境を整える必要があります。
他の手段は、ハイスペックPCを必要としないスタンドアロン(PCを必要としない)のVR機器を入手することです。

スタンドアロンのVR機器を調査したところ、Oculus Go(以下、Go)とOculus Questの2つが見つかりました。両方5万円以下で、リーズナブルです。

この2つの中で、安価なのはGoの方ですが、性能としてはQuestの下位互換です。
BeatSaber(余談4参照)をやりたかった私としては、Goはコントローラが片手分しか使えないという点であまり満足できそうにありません。

ですので、予算の制約、性能の制約からQuestを購入することにしました。

※ 余談3ですが、VR機器の選定に関しては以下のサイトがよくまとまっておりわかりやすいです。
https://vr-lifemagazine.com/vrchat-device/

※ 余談4ですが、BeatSaberとはVRリズムゲームです。
両手にコントローラ(ゲーム上ではSaber: 剣)を持ち、音楽に合わせて飛んでくるブロックを斬ります。
プレイ動画はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=n0a_LTyDSvY

ハードウェアに関する感想

こうしてQuestが我が家に届きました。

Questにはヘッドセット、2つのコントローラ、充電ケーブルがついてきます。

初回利用にあたってのセットアップはスマホから専用のアプリを介して行います。Facebookアカウントを持っていればスムーズです。

コントローラは独特な操作感ですが(ボタンを押しているか、ボタンに指をつけているか、完全に指を離しているか の3段階を見るボタンもある)ゲームを遊びながら操作を覚えるチュートリアルアプリのおかげで、すぐに慣れることができました。

メガネユーザーに牙を向くHMDにメガネ入れづらい問題ですが、Questはあまり違和感なく入れることができたのでそこまで気になりません。

先ほど紹介したPCとHMDを併用するタイプのVRでは、PCとHMDの接続のためにケーブルを利用する必要があり、不便という声が聞かれます。Questに関してはスタンドアロンの恩恵から、ケーブルレスで遊べます。

ソフトウェアに関する感想: BeatSaber

お待ちかねのBeatSaberはとても楽しいです!!
楽しいですが...普段運動をあまりしないタイプの人なので、1日のプレイに4, 5曲が限界です(障害物避けのため、連続した屈伸運動を要求する曲があります。これらの曲の影響で腕よりも早く足がバテます)

BeatSaber長く遊べない問題で、このまま早々と私のVRライフは終わってしまうものかと思われました(1日30分のリズムゲームをするためにHMDを取り出す毎日はなかなかイメージしづらいので)

そこで、別のアプリを導入する必要が出てきました。

ソフトウェアに関する感想: VRChat

CEDEC + KYUSHU 2019の講演を思い出してみると「バーチャルキャスト」というアプリで行う、VR空間上での人とのコミュニケーションを紹介する内容でした。人とのコミュニケーションではさすがに屈伸運動をしないはずです。
BeatSaberより長くVRを楽しめるだろうと思われたので、コミュニケーションを中心に据えたアプリを導入することにしました。

残念ながら、Questで「バーチャルキャスト」は遊べなかったので、代わりに「VRChat」をダウンロードして遊び始めました。

始めてみた結果、最初は右も左もわからない状態でしたが、始めた日に出会った日本人の方にVRChatの操作方法やルール、ワールド(ゲームでいうマップ)を紹介していただいたために、とても楽しむことができています。
現在、継続して1週間が経ちました。

具体的には以下のような点でVRChatが魅力的です。

・UnityやBlenderがつよつよな人とたくさん出会える
・有志の方が開催してくれるイベントに毎日のように参加できる
・アバター売買、改変などの文化に触れられる
・VRChatのワールドやアバターといったコンテンツを個人で制作してアップロードできる。コンテンツでは、自分の行った創作の紹介が可能。

VRChatでは、独特な文化が築かれています。今までの生活では考えられないような新たな発見がたくさんあり、私のVRライフがとても充実したものとなりました。

まとめ

・「クリエイターを目指すならばVRに触れておこうね」(意訳)と言われ、私はVRをはじめた
・スタンドアロン型VR機器のOculus Questを購入した
・BeatSaberは楽しいが、身体にかかる負担が大きい
・VRChatでは、独特な文化が築かれている

今後の予定

VRに関してはまだまだ書き足りないくらいで、以下のような記事を書きたいと思っています。
・BeatSaberや太鼓の達人VRに見る、VRリズムゲームの設計
・VRChatをQuestで数日間遊んでみたレポート
・UnityでQuest向けアプリを作っています
・池袋のVRアミューズメント施設「マザリア」レポート

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