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【くたくた美術展訪問】エミール・ガレとドーム兄弟【日本橋三越】

ガレとドーム!?


行かいでか!

と、いうことで平日仕事終わりに行って来ました。
こちらの特別展、2月16日から27日までの短期開催です。
アート鑑賞は基本休日にゆっくりがモットーですが、時間の都合を考えると今回は平日の仕事後が適当でした。
翌日も勿論仕事でしたがガレとドームのためならエンヤコラ😼

と、いうことで日本橋三越は7階催事会場

エミール・ガレとドーム兄弟展

チラシ
チラ裏

定期的に美術館のWebサイトを巡り、展示情報を漁ってニヤニヤと訪問計画を企てるのですが、見過ごせないのが美術館以外の施設で催される展覧会です。
三越伊勢丹、高島屋、そごう、PARCO、銀座松屋、上野松坂屋、銀座sixの蔦屋、日比谷図書館etc…
「これは!」と思える魅力的な企画展が見つかります。美術館のチェックだけで気は抜けないのです。
この特別展も美術館のチェックだけでは見逃してしまうイベントです。とりあえず自分の抜かりなさを褒めてあげよう。
ガレとドームを筆頭に、アールヌーボーの作品展で度々提供に名前を見掛ける長野県の北澤美術館さんの40周年を記念した特別展です。(行ってみたいな。)

入場料1000円を支払い入場(現金支払いのみ)
おっと嬉しい撮影可!
ここぞとばかりに撮りまくりました🤳✨
拙い写真ですがご覧下さい。拡大すれば細部が良く見えると思います。

はじまりはじまり✨関係ありませんがこの床長月の小中学校の教室と同じでいつも懐かしくなります。
広くてゆっくり観られました。
何用のグラスだろう?フルーツポンチですかね(庶民)
一見グロテスクに見える虫や爬虫類もモチーフとしてよく見られますよね。

東洋的な柄。当時ヨーロッパで流行した日本様式「ジャポニズム」に習った作品。

なんて素敵なべっこう色!
甘そう
旨そう
日本人としてどうしても「開き」に見えてしまうが
美しさは圧巻
横から。上から見た鯉ですね。
洋風も和風も関係なしに自在に操る手腕と感覚
アジアンテイスト
チラシのメインビジュアルにもなっている
フランスの薔薇】

上手く撮れなかったな。実物はグリーンや黄色も練り込まれた様に入っていて画像の10倍は美しかったです。チラシ画像と比較してください。

こっちが前なのかな。何処から見ても美しい。
私が主役よと言わんばかりの風格です。

ドンドコ行きます。

手前のセイヨウオキナグサ文台付き花瓶。暗く写ってしまいましたが下部の青乳白色が凄く良いのです。
ずれていますが、ガラスに後ろの作品が写ってるのが綺麗で✨そのまま載せちゃいます。
トンボにカエル文扁壷(もんへんと)。濃淡のあるブラウン地に長月が好きなピーコックブルー色が一部にたらしこみの様に入っていて最高。装飾的なアルファベットを盛り込んだデザインが正にアールヌーボー。
萼の様な底部文も素晴らしいです。
一際ユニークなかたち
お花のランプ
プリキュアに変身出来そうなデザインです
実物はもっとミルキーなピンク色なんです。イエローっぽさも混じっていて濃淡が美しかった。
これも一押しです。何層にも重なる模様が現れます。
最早風景画の域ですよね

今回特に感動した作品。
本物の夕暮れを見ている様な美しさでした。

🌷少し休憩&雑談🌷

ここまでの画像で気付いた方も多いと思いますが、この展示他のガラス作品の展示と大きく異なる展示法で見られるのです。

実際にライトが灯された状態の展示なのです。

これは珍しいと同時に感動ものでした✨✨
今までアールヌーボーのランプの展示は何件か観てきましたが、作品保護のため灯りは灯されていないものが殆んどでした。

いつも思っていたのです。
(灯りが灯った状態をみたいなぁ…)と。
と言いますのも、この計算されて内側から外側から重ねられたガラス作品は、灯りを灯すことでしか現れない模様や色がある作品もあるのです。
オンオフ状態を比較することは出来ませんが
最高の状態がみられたと確信してます。
感動で疲れなんてすっかり忘れてました。

続き行きます。

少し野性味がある色や表現
こちらもワイルドなカラーです
花は明るく、葉は暗く見えるように作られてます
右。すごくアールヌーボー的!
飴細工みたい
拡大して観ていただきたい表面の妙
おもちゃや絵本のような 今までとテイストの異なる作品です。
これも一押し。正に力作。実物はもう少し淡い繊細な色ながら、大胆な色の組み合わせ。力強い金色の装飾部分と大理石の台座。実物を見る醍醐味を味わえる作品です。
磨りガラスのようなのバタフライ模様の上にクレマチス
こちらも実物の美しさは比較にならないくらいです
シンプルに見えますが虫の細工は立体という遊びが。
恍惚のため息が出ます
ミルキーなバラの三姉妹。
珍しい新鮮なグリーン
回復薬が封じられてそう
今回一番メルヘン!とにかくかわいい!親指姫が生まれそう!
小振りながら沢山の技法が見られます
こちらも今回のメイン作品。油絵のような重厚な作品。
恋柱の様なカラーリング
手前の色とりどりの可愛らしいお花と奥のシックな木々のコントラストが意味深な印象
こちらも恋柱チック
淡い色使いに反し雨風の激しさが表現されてます。やはり意味深?
トンボは良く見るモチーフですね
拡大推奨。そして驚いて下さい。この画力に。
きのこで思い出す。ヒグチユウコ展にも行く予定です。
拡大拡大
バイオレット。好きな色です。
バイオレットに金て本当にキレイ✨大好きな組み合わせです。
小さくても
存在感は充分
こちらも一押し。タンポポの綿毛ライト!
アップ。ね、綿毛でしょ
分かりやすく技法の紹介も


はじめてみる作品がたくさん有り感動しっぱなしでした✨来て良かった✨

この企画展は展示は分かれていますが、展示即売会も隣のスペースで同時に催されてます。(流石一流百貨店)
そちらは撮影不可でしたが、普通に見ることは出来ます。
観るだけならタダじゃ。ということでのこのこ足を運ぶ。
長月には無理ですがお金が有れば購入出来ます。

にしてもこの即売会
台の上に固定無しで並べられていて見ていてヒヤヒヤしました。(そういうもん?)
無料で普通の鑑賞より近くで観られるじゃんか。
ガラスケースに入れられているものもありますが、花瓶やランプのような高さがあるものは足元に制限テープもない台の上にズラリ。数名の販売員さんが常に目を光らせて配置に着かれてますが、前のめりにみてバランス崩して倒れこんだり、台の足元につまづいたりしたら全部おじゃん(死語)ですよ😱

いやはや間抜け長月はやりかねないかもしれないので手に汗握りながら距離をとって観させて頂きました。
いやあスリルを味わうなんて想定外だった。

ちなみにこの特別展は図録(2500円)が販売されてます。確かに美しく高品質な写真なのですが、長月は購入したことありません。
ガラス作品は生に勝るもの無し。自身の目で見たその場限りの姿に価値があると思っています。しかも今回は灯りが灯されたレアな状態。今回も行って良かったと思いました✨

スリルのおかげで甘いお菓子とコーヒーが欲しくなったのでほうほうの体でスタバへ。

毎年必ず食べるサクラシフォンケーキ。でも実は売り切れだったサクラドーナツが食べたかった。

うん。アート鑑賞後のカフェはマストです。
いつの間にか疲れもどっか行ってました😸
明日の仕事も頑張ろう。と
やはりアート鑑賞は私のカンフル剤のようです。あ、勿論鑑賞後のケーキとコーヒーもセットで。

北澤美術館40周年記念特別展
【エミール・ガレとドーム兄弟】



日本橋三越本館7階で2月27日までです。

後一週間しかない!急いで!   長月

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