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私のオンライン英語学習の遍歴

以前、カランメソッドについての記事を書きました。

人と比べたことはないのですが、私は日本で利用できる(主にオンラインの)英語学習サービスをかなり色々と試した方だと思います。

この note では、以下の目次で私が利用したサービスの良かった点、向き・不向きなどを紹介していきます。


「体験レッスンだけ受けた」とか「有料で数回だけ利用した」というサービスは他にもいくつかあるのですが、この記事では、自分がユーザーとしてそれなりに使ったもので、かつ受講者のレベルや目的に合う場合におすすめできるものだけを紹介します。

本題に入る前に私自身について少し触れておきます。

私は、米国企業の日本法人で IT エンジニアとして働いています。もし職歴等にご興味あれば LinkedIn のプロフィールをご覧ください。

日本のお客様・日本法人の同僚とは当然日本語ですが、直属の上司や自分のチーム・部署のメンバーとは全て英語で仕事をしています。普段のコミュニケーションは、早朝のビデオ会議、Slack 上のやりとり、技術ドキュメントのレビューなどが多いです。時々、米国に出張して現地イベントのブース対応や in-person のミーティング・イベントに参加したりもします。

オンラインで英語を学び始めた頃はとても英語で仕事できるレベルではなかったのですが、いつかは英語・日本語の両方を使って仕事したいと思っていました。結果的に現在の立ち位置はその当時の目標に近いことができているように思います。もちろん英語力の向上はまだまだ必要ですし、それに終わりはないわけですが。

もしかすると IT 技術職以外の職種の方の英語学習の目標とは少し異なるかもしれない点は予めご承知おきください。

オンラインで英語を学ぶ前

もうはるか昔となってしまった学生時代を振り返ってみると、英語は割と好きな科目で、ペーパーテストで点数を取るための勉強は好んでやっていたかなと思います。

通っていた高校では全員が英検を受けることになっていたので、高校二年のときに英検 2 級をとりました。大学では全員 TOEFL PBT を受けることになっていたので受けました。フランスからの帰国子女の同級生の高い点数に対して、私自身は今ひとつパッとしない点数だったのを覚えています。

この頃は日本の学校英語・受験英語に適応していただけで、英語をコミュニケーション手段として実際に使う機会はほぼなく、本気で使えるようになろうという気概もなかったと思います。おそらく自分にやる気さえあれば短期留学くらいはチャンスがあったはずですが、身近にそういう人がいなかったこともあり、そういう発想にもなりませんでした。

それでも自分なりに興味はあったようで、英語のクラスを追加でとったりはしていました。ただ、さほどレベルの高いクラスではなかったように思います。また、学外では英語の翻訳をするアルバイトもやっていましたが、それも非常に高度なことをやっていたというわけではありませんでした。

就職して最初の仕事を始めてからも、本気で英語のコミュニケーションを必要とする機会はほとんどありませんでした。しかし、徐々に「英語を避けたままでは転職の選択肢が限定されるし、特に中年以降に行き詰まりそうだ」という危機感を感じるようになっていきました。

当時のレベルは、学校教育による下地もあって文章を読むことはある程度できてはいたものの、他の三技能は実践経験が乏しすぎて実用レベルになかったと思います。2013 年に初めて TOEIC L&R を受験してみたら点数は 775/990 でした。十年以上前なので、もはや手元に情報は残っていませんが Reading に対して明らかに Listening が低かったのを覚えています。

オンライン学習でどう変わったか

そこからどうなったかというと 2019 年に受けた TOEIC L&R は 955/990 でした。同時期に受けた Speaking と Writing はそれぞれ 170/200 でした。

TOEIC は英語の基礎力がどれくらい "足りていないか" を確認するためのテストなので、上記のスコアが私に英語の実運用能力があることを証明するわけでは全くないのですが(しかもどれも満点ではない微妙なスコア・・)、2013 年との比較で、それなりに基礎を固めることくらいはできたと言ってよいだろうと思います。

その 2019 年以降は特にテストなどは受けていないのですが、2019 年の私と 2024 年の私を比較すると、今の方が実務面での英語の運用能力は遥かに高いと思います。これは特に過去数年は仕事のかなりの部分が英語のみであることが一番大きいですが、それに加えて様々なサービスを試しながら、その時々に合った学習をし続けてきたからこそだと思っています。

もしここまで読んで、もし自分が過去の私と似たような状況だと感じた方がいれば、ぜひ最後まで読んでみてください。

仕事をしながらの学習の場合、さすがに三ヶ月や半年で劇的に良くなるというのは難しいと思いますが、そのときのレベルに合わせて一年、三年、五年・・と学習を続けていけば確実に少しずつはマシになっていくはずです。

初めてのオンライン英会話

初めてオンライン英会話をしたサービスは RareJob(レアジョブ)でした。始めたときのレベルは上でも書いた通り、TOEIC L&R のスコアは 775 で海外旅行の会話もあまり自信がないというくらいだったと記憶しています。

受験英語などの下地から基本的な語彙はあったので、さすがにあまりに簡単な教材はやる必要がなく、とりあえずは Daily News Article (DNA) を読んでディスカッションをするというレッスンを中心に始めました。

当時のことを振り返ったメモを見つけたので、それを見ながらこれを書いていますが、この頃は  DNA を使ったレッスンを 25 分間やるだけでも「結構疲れる」と感じていたようです。録画は残っていないので今となっては分かりませんが、多分 DNA のようなあまり長くない文章の音読でさえ、英語のリズムにはなっておらず、まだまだ辿々しかったはずです。小学生の頃、国語の音読をやる意味があるのだろうかと感じていたのですが、母国語以外をある程度やった後、あれは意味があることだったんだなと気づかされました(小学校でのやり方が効率的かどうかはともかく)。

ディスカッションパートでも自由に言いたい意見を述べるところまでは至らず、無力感を感じていたようです。そのため、最初のうちはある程度予習してから臨むようにしていました。

特に初心者の頃は「準備してからレッスンに入る」という習慣は良いことだと思います。自分ではある程度の語彙力があるはずだと思っていても意外と読めない単語があったりするものです。「文脈から類推できるようになるべきだ」と言っても限度というものがあります。専門用語だらけというわけでもないのに何個も分からない単語が出てくるようなら、都度調べて覚えていった方がよいです。最近は PC なら右クリックで調べられますし、惜しむほどの手間でもないと思います。

あと、当時は「周りに人がいる状況だとレッスンをやるのが恥ずかしい」とも感じていたようです。この状態だと実際の会話でも人の目を気にしてしまって堂々と話すことはできません。ただ、もし今あなたが同じように感じているとしたら、それはごく普通のことです。堂々としている人と比較して「だから自分はダメなんだ・・」とは考えないでください。誰もいない空間を用意できるときだけでもやり続けられるならまずは十分です。そのうち、自信がついてきたら周りに人がいても関係なくできるようになります。

こういう状況だったので、最初の数ヶ月は「毎日、仕事の後にやるのは少ししんどいな」と感じていました。ただ、英語ができないことで日々困っている状況だったので、お尻に火がついたのか、半年くらい経ってからは毎朝・毎晩と時間が許す限りはひたすらレッスンを入れるようになりました。

RareJob

そんなこんなで、まずはレアジョブを日常的にやるようになりました。最初は DNA と並行して「実践ビジネス」教材のレベル 6 から順番にやっていきました。この頃は、まだ「RJ4B (RareJob For Business) Advanced」は難しいと感じていたようですが「実践ビジネス」をレベル 10 まで終わらせて、ネイティブキャンプで「カランメソッド」を短期集中でやった(カランメソッドについてはこちらの記事を参照)後くらいからは RJ4B にも対応できるようになりました。RJ4B も一通り全部やりました。

レアジョブでは、数年間合計で 1,120 回レッスンを受けました。

1,000 回受講の証明書

ヘビーユーザーとしてレアジョブさんのイベントでも登壇させていただいたこともありました。懐かしい!良い思い出です。

レアジョブの良いところは、英会話自体にこれから馴染んでいくという段階の利用者とのレッスンに慣れている講師が多いことです。ほぼ時差がないフィリピン講師が中心で、講師の数も非常に多く、予約が取りやすいことも魅力です。あとは教材の選択肢が多いことも良い点ですね。

このように「英会話の入り口として優れている」ということが私の体験からの一番のおすすめポイントですが、最近はコーチングを受けられる短期集中プログラムの SMART Method というサービスも提供されているようです。

もし当時からこれがあったとしたら、きっと私も興味を持っただろうと思います。これから英語学習を本腰を入れたいという方はこちらも体験してみるとよいかもしれません。

この頃にレアジョブ以外でかなり利用したサービスは、ネイティブキャンプベストティーチャーでした。これらも簡単に紹介します。

NativeCamp.

私にとっての NativeCamp. (ネイティブキャンプ)は、主に「カランメソッド」用のサービスでした。カランメソッドについては、以下の note に詳しく書きましたので、ぜひ読んでみてください。

詳しくは上の note を読んでもらえればと思いますが、カランメソッドはやってよかったです。もう一回やりたいかというと「あの部活の練習すごく役に立ったけど、もう一回は・・ちょっといいや」みたいな気持ちですが。まだやったことがない人は試しに一度やってみるとよいと思います。

ネイティブキャンプでは、カランメソッド以外にも「レッスン回数無制限」「今すぐレッスン」というユニークな仕組みがあります。これは「とにかく英語を話す場数を踏みたい」という目的に便利な機能だと思います。

ただ、ある程度英会話自体に慣れてきたら、初見の講師とのある種 "場当たり的な" 手癖でどうにかする会話にあまり時間を使いすぎず、信頼できる講師を指名で予約して、教材を使った学習に時間を費やす方がよいのかなと思います。ネイティブキャンプにも独自の教材が色々あるので、そういうものも使っていくとよいと思います。

ベストティーチャー

このサービスはあまり知られていないかもしれませんが、当時の私にはとても役立ちました。このサービスの最大の特徴は Speaking だけでなく、ネイティブスピーカー相手に Writing の練習をできるということです。最初は簡単なやりとりで始めて、だんだん長文にしていくと良い練習になります。一つのやりとりを終えるとレスの添削もしてくれます。

最近は Writing の壁打ちだけなら ChatGPT やその他の生成 AI を相手に無限にできるようになりましたが、依然としてこの手のサービスで準備されたカリキュラムに沿ってやっていくというメリットもあると思います。

このサービスは休会という仕組みがなく、詳細なデータはもはや残っていませんが、通知メールの過去ログによると Writing は少なくとも 40 回以上は活用していたようです。Speaking のレッスンもそれなりの回数やりました。

当時、私はレアジョブと並行して使っていました。他のサービスとはカバーしている範囲が若干異なるので、うまく併用するとよいかなと思います。

CEFR で成長を測る

この頃に BULATS (現 Linguaskill Business) というテストを受けてみたのですが、結果は CEFR (シーイーエフアール / The Common European Framework of Reference for Languages) の B2 (Reading のみ C1 で他は B2) でした。

TOEIC L&R もチェックポイントとして半年ごとに受けていましたが、テスト対策せずともスコアは徐々に上がっていきました(何度か受けた結果、テスト自体に慣れたというのもあると思いますが)。

仕事でも(現在ほどではないものの)ある程度は英語を使っていて、それに加えて勤務外でもひたすらレアジョブとカランメソッドをやった結果、B1 から B2 相当のレベルに成長できたのだろうと思います。

2024 年の現在はおそらく C1 相当になっているはずだと思っていますが、コロナ禍もあり、しばらく客観的な判定を受ける機会がありませんでした。そろそろ何らか検定を受けてみたいと思っています。2022 年に EF SET が提供する簡易テストを受けてみたら Reading & Listening で C2 相当でしたが、これはさすがに判定が甘すぎだろう・・と思います。

Bizmates

レアジョブでビジネス教材を全てやり切った後、少し伸び悩みを感じ始めていました。レベルの高いビジネス教材をやれるサービスはないだろうかと探して見つけたのが Bizmates(ビズメイツ)でした。

ビズメイツでは 1,006 回のレッスンを受講しました。ビズメイツといえば、やはり Bizmates Program です。これを Level 2 から Level 5 まで全てやりました。その人のペースにもよりますが、私はこれを終えるまでに 550 回以上レッスンをしました。

教材の内容は IT 業界で働く者には若干ギャップを感じるシチュエーションもありますが、色々なシーンをカバーしているだけでなく、だんだんとレベルが上がるように構成されているので、全体的にとても役に立ちました。

Bizmates Program をやり切るところまでがメインでしたが、それを終えてからもしばらく続けました。Other Programs の中から Business Skills Level 4-5 の Social issues と Business issues をやり、あとはレアジョブの DNA に似た Discovery の Level 4-5 をひたすらやっていました。

創業者の Hika Ito さんの動画が好きだったので、新しいものが追加される度に必ず視聴していました。最近は YouTube での公開動画もたくさん出されているようなので、ご興味あればぜひ観てみてください。

イングリッシュベル英会話

ビズメイツが一区切りして、新しい取り組みをしようということでイングリッシュベル英会話で DME と Speak Your Mind をやりました。DME は体験レッスンだけでしたが Speak Your Mind はそれなりにやりました。

結論としては「(私には)Speak Your Mind がよかった!」という話なのですが、2024 年現在、イングリッシュベル英会話ではもう Speak Your Mind レッスンを提供していないのでご注意ください。

詳しく知りたい方は、以下の note の有料部分で触れていますので購入して読んでみてください。

English for Everyone (現 GSET)

ここからは、基本的にオンラインではないものを二つ紹介します。

Speak Your Mind を 20 回くらいやって一区切りして、次のステップとして取り組みたいものをオンラインでは見つけられずにいました。そこでオンラインにはこだわらず、試しにスクールまで通って現地で対面のレッスンを行うところに行ってみることにしました。

そこで見つけたのが English for Everyone(現 GSET)です。私が受講した後しばらくしてリブランディングしたようなのですが、ざっとみた感じだとカリキュラムも料金体系も私が受講した 2019 年と変わっていないようです。

当時は、浜松町にスクールがあったので、そこに通っていました。

このスクールの良い点は、スクールに行くのは週一回だけですが、それ以外は毎日課題があってそれをこなしていくとすぐにフィードバックをもらえるということです。お手本を参考に自分がスピーキングしたものを録音して送る、スプレッドシートでライティングをこなして送る、これを毎日繰り返します。週に一回の対面レッスンもよく考えられた教材を使って行っていました。

これは半年くらい続けました。当時の教材は今も大事にとってあります。それくらい自分にとって役に立ったなという実感がありました。興味を持った方は体験レッスンを受けてみてください。

SparkDojo

English for Everyone を終えてしばらく経った頃に「もしかしたらこれは自分に合っているかもしれない」とたまたま見つけたのが SparkDojo でした。

ウェブサイトを見る限り、似たような業界の人が多そうで、レベルも高そうだったのが気に入ったように記憶しています。

体験レッスンを経て三ヶ月ほど週一で受講しました。毎週、青山の某所に通ったのが懐かしいです。基本的にはほぼ毎回違う人とのグループレッスンでしたが、刺激になりましたし、他の参加者の人たちも優秀な人が多かったと思います。

残念だったのはすぐにコロナ禍に入ってしまってオフラインのレッスンが継続できなくなってしまったことです。たらればですが、もしコロナ禍に突入しなかったとしたら、もう少し長く続けていただろうと思います。

SparkDojo は今も形を変えて継続しているようです。久しぶりにウェブサイトを確認したところ、当時レッスンをしてくれたトレーナーもまだ在籍しているようでした。現在のトレーナー全員は知らないのですが、今も同じ水準で採用しているなら、信頼のおける講師陣であるはずです。

Brighture

さらなるステップアップをしたいと思っていたところで、前々から名前は知っていた Brighture (ブライチャー)が(コロナ禍の影響もあって)オンラインレッスンに力を入れ始めたので受講し始めました。

この note 内で唯一の太字で強調したいのですが・・

Brighture は本当におすすめです!

間違いなく料金以上の価値があります。

「今のレベルがまだまだ・・」という場合でも気にする必要はありません。こちらのページにある一覧の中から「発音 : 【PP】Phonics and Pronunciation(通称 PP レッスン)」を始めましょう。発音のための口の体操とか最初は面食らうと思いますが、とにかく続けましょう。ある程度続ければ確実に発音が良くなります。私が一発で聞き取ってもらえる発音になったのは、間違いなく English for Everyone とこのサービスのおかげです。

Brighture では 50 分のレッスンを 200 回以上受講しました。私が PP 以外で主に受講したのは以下のレッスンでした。

どれもおすすめなのですが、ライティング系はまず RW をやってみて、必要なら BW もやるとよいと思います。スピーキング系はまず PP をこなして慣れてきたら SF に挑戦というステップがよいでしょう。グループで会話する機会があまりない人は SC もおすすめです。

今はカウンセリングもあるようなので、自分のレベルに合わせたアドバイスをもらうのがよいかもしれません。

繰り返しですが・・・

Brighture は本当におすすめです。

間違いなく料金以上の価値があります。

ぜひ試してみてください。

パタプライングリッシュ

オンライン英会話の難点として「クリスマスシーズンから正月シーズンにレッスンを受けづらい」ということがあります。特に講師がフィリピン中心の場合、クリスマスシーズンはまるっとお休みをとる人が多いです。

2023 年の年初、結構時間があったのにレッスンをあまり入れらなかったのですが、そのときにふと思ったのが「対人だけでなく、自習できる教材も併用したらよいのではないか?」ということでした。

そこで目をつけたのがパタプライングリッシュです。

「パタプラ」は「パターンプラクティス」の略語です。端的にはチャンクの単位で話す反復練習をアプリを使って自習をしていくサービスです。

反復練習によって「無意識に話せるようにする」というゴール自体はカランメソッドなどのダイレクトメソッドと近いと思います。ただ、パタプラの大きな特徴として「チャンク」に自分の普段の会話でそのまま使えるものを貯めていったり、実際の会話で発話するシーンをイメージしながら練習するなど、より実用性が高く、実践者の自主性を強く求める点が挙げられます。

・・正直に告白すると、私はこの自主性が足りませんでした。半年で 150 回近くやったのですが、その後、多忙でしばらくやれなかった時期をきっかけに休眠状態になってしまっています。

ただ、コンテンツは非常に素晴らしく、役に立つものであることは間違いないと思っています。

課題があるとすれば、買い切りなので「しばらくやって飽きた」「忙しくてつい間があいてしまった」というときに、自習を再開する強いきっかけがないということだけです・・いや、そんなこと言ってるのは、きっと私のような怠惰な人間だけですね。

この note を書いたことをきっかけにして、再開します!

追記:再開しました。休止している間にいつの間にかアプリが進化していて本当に素晴らしい・・追加で料金を払わないと申し訳ない気分です。久しぶりにやってみると毎日やっていた頃よりはスムーズにできなかったので、この反復練習も日々継続していこうと思います。

Cambly

最後に 2024 年に現在進行形で利用しているサービスを二つ紹介します。

一つ目はご存じの方も多いであろう Cambly です。コロナ禍になってから Brighture を補完する形で使い始めました。

Cambly は、やはりネイティブ講師とのレッスンの機会を容易に得られることが最大の魅力です。デメリット(と言えるかわかりませんが)としては、日本人以外も使っているグローバルなサービスなので、日本企業が運営しているサービスほどは日本人向けの配慮はありません。ただ、少し前に日本向けのチームができたので、日本語でも問い合わせはできるようになりました。

最初の方はランダムに毎回違う講師を指名していましたが、数ヶ月後に今のメインの講師に出会ってからはずっと彼と週 5 回レッスンをしています。元々 SF ベイエリアで長く名だたる IT 企業の営業職をやった後、引退後は奥さんの郷里であるフランスに移住した人です。IT に関する話題が通じるので楽しいです(英語講師でそういう人は意外に少ないです)。

Cambly について注意すべきことは「自分はこういうレッスンをしたい」という意志を持っていないと有意義なレッスンになりにくいということです。

私の今の講師とは最初に自分の仕事内容や英語学習のゴールを共有しました。それを踏まえて Cambly の教材を少しやった後、彼がいつも使っているビジネス英語のオンラインマテリアルをやったり、The Motley Fool で公開されている Earnings Call の音読とその指摘をやったり、Japan Today の記事の音読・ディスカッションをやったりしてきました。何か面白い話題があればフリーカンバセーションをすることもあります。

Cambly の自由なスタイルの特性上、特に目的もなく、毎回新しい講師を指名するだけだと、ただ何となく当たり障りのない雑談をするだけになってしまって、効率が良くないと思います。早めに良い講師に出会って指名して何かに取り組むようにした方がよいです。これは少しだけ試した EF English Live も同じ印象でした。「色んなアクセントの人と話してみたい」などの目的であれば毎回変えてみるのもよいと思いますが、基本的にはできるだけ同じ人と継続した方がよいと思います。

ELT 英会話

最後は 2023 年 10 月から始めた ELT 英会話です。

このレッスンを始めた理由は、二つありました。

一つ目は、これまで(カランメソッドを除くと)米国の英語がメインだったので、ここらへんでそろそろ英国のネイティブスピーカーと定期的に話す機会も得たかったということ。二つ目は、会話の時間をとるためにゆるく続けている Cambly だけでなく、かっちりしたカリキュラムを強制されるタイプのスクールのレッスンを受けたいということでした。

数ヶ月やってみての感想としては、とても満足しています。

私はこのスクールでコツコツ Business Result: Advanced という教材をやっています。一ページ目から順番にやっていくので苦手なところも逃げられません。宿題をやり、レッスンの後は必要に応じて復習もします。

また、最初は英国の英語話者に慣れておらず、やはり聞き取れないこともあったのですが、これも少しずつ慣れてきているように思います。

終わりに

いかがだったでしょうか?

世の中にはこれら以外にもたくさんの英語学習サービスがありますが、私自身が真に活用できたサービスに絞ってご紹介しました。

ご覧の通り、私が実践してきたサービスはどれも英語学習の費用としてはそれほど高額ではないものばかりです。体験レッスンがあるものがほとんどですし、気軽に色々試してみるとよいでしょう。

「私のこれまでの遍歴を振り返りつつ、他の人への情報共有にもなれば」ということで書いた note なので、いちいち私の招待コードを貼るみたいなことはしていませんが「招待が欲しい」という場合はできる限りご協力します。お気軽に seratch at gmail.com までご連絡ください。

英会話サービスはそのときの自分のレベルや目的に合ったものが一番役に立つと思います。ぜひ今の自分にベストなものを探してみてください!


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