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仕事に「飽きた」「慣れた」はキケン?コンフォートゾーンから抜け出す方法は?

仕事は、1回目よりは2回目、2回目よりは3回目がうまくいきますよね。
そして、4回、10回、100回……と同じことを続けていくと、習慣化されます。
習慣化されると、特に何も考えなくても仕事ができるようになり、仕事に対する精神的負荷も下がっていきます。
これはよいことのように思えますが、違う切り口からみると、刺激がなくなり、刺激によってもたらされる高揚感や成長実感も少なくなっていく、という側面もあります。
社会人になって数年から10年前後となると、この習慣化部分の割合がかなりのレベルまで上がるタイミングだと思っています。
同時に、上司や部下、同僚からの評価も上がり、頼りにされ、自分が中心になって仕事を回している自負も加わり、充実感を感じる瞬間も増えます。
これをコンフォートゾーンにいる状態といいます。

コンフォート ゾーンとは、自分が安心・安全で心地よいと感じる行動や環境のことです。
慣れているため、ストレスや不安を感じることなく行動できます。

**特徴:**
* 既知のスキルや知識を使用できる。
* リスクや 失敗が少ない。
* 予測可能な結果を得られる。

**メリット:**
* ストレスや不安を軽減できる。
* 仕事や勉強を効率的に進められる。
* 心身の健康を維持できる。

**デメリット:**
* 成長や発展が制限される。
* 新しい経験や挑戦をしなくなる。
* 創造性や革新性が低下する。

**コンフォートゾーンから脱出する方法:**
* 少しずつ新しいことに挑戦する。
* 既知の環境から飛び出す。
* 失敗を恐れずにチャレンジする。
* 周りの人にサポートを求める。

**コンフォートゾーンは、安全で居心地の良い場所ですが、成長するためには、時にはそこから脱出することが必要です。**

コンフォートゾーンにいる状態は、その時点を捉えると大変よいことですが、中長期的な視点で捉えると、成長しなくなり、実は危険極まりない状態ともいえます。

 コンフォートゾーンが訪れるタイミングというのは、個人差がありますが、目安としては3年ごろかと思います。
同じ仕事を3年すると、仕事の全体像がつかめてきます。

「守・破・離」という言葉があります。

守・破・離 とは、武道や茶道などの日本の伝統芸能において、技術の習得、伝承、 発展の過程を表す言葉です。

**守**
* 守りは、 師匠の教えを忠実に守り、基本を徹底的に習得する段階です。
* 初心者の段階では、基本を正確に理解し、反復練習を通じて体に染み込ませることが重要です。
* 師匠の 教えを疑問視せずに、素直に吸収することが大切です。

**破**
* 破りは、守りの段階を経て、基本を応用できるようになってきた段階です。
* 自分の解釈や工夫を加え、 技を変化させたり、新しい技を開発したりすることができます。
* 師匠の教えに疑問を持ったり、新しい考え方を試したりすることが必要です。

**離**
* 離れは、破りの段階を経て、独自のスタイルを確立する段階です。
* 師匠の教えを離れ、自分の道を切り開くことができます。
* 独創性を発揮し、新しい技や表現を生み出すことが期待されます。

守破離は、技術の継承と発展をバランスよく実現するための重要な概念です。基本をしっかりと守りながら、柔軟性と創造性を発揮することで、伝統芸能を進化させていくことができます。

**補足:**

* 守破離は、武道や茶道以外にも、さまざまな分野で応用されています。
* ビジネスや人生においても、基本を学び、応用し、独自の道を切り開くことが重要です。
* 守破離は、時間をかけて段階的に進むものであり、一朝一夕で達成できるものではありません。

最初は迷いつつも習いながら実行し、次に改良しながらやってみる。
そして完全に自分独自のやり方でやってみる。
という成長の3段階を表現しています。
自分独自のものを見つけてもそれを何度も繰り返していると、学びや工夫、成長の幅が狭まり、そのままでは退化してしまいます。
そうなったら、一歩踏み出してみることが必要な時期となります。

具体的にどんな「一歩を踏み出す」のかというと、たくさんの選択肢があります。

  • 新しいプロジェクトに立候補する

  • 苦手な仕事に挑戦する

  • 自分の意見を積極的に発信する

  • 同僚や上司に相談する

  • スキルアップのための勉強をする

さまざまなことに、興味がある人も多いと思います。

自らコンフォートゾーンから抜け出し、未来を作っていくことが必要ですね。

私も頑張ります。


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