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「中庸」

喜びに心を捉われてはいけない すぐそこにある危機を感じとれなくなるから 怒りに心を捉われてはいけない 差し出された手を切り刻んでしまうから 哀しみに心を捉われてはいけない あなたを想う人がより哀しくなるから 楽しみに心を捉われてはいけない その他一切が空しくなるから 理には至れども道のりは遠く。 あぁ、アイス食べたい

    • 2024年3月 自選短歌

      英雄が 僕を助けに 来てくれる そのまま空へ 連れ去ってくれ Amazonで 天使の羽根を ポチッとし アトランティスを 探しに行こう いつかまた 心通わす 日もくるさ だってあなたも 僕も生きてる 写りこむ ヘドロのやうな 心根を キレイな服よ どうか隠して 痛みさえ 感じなくなる あの人が 去ってしまった 夜をおもえば 文言を 担架に乗せて 駆け回り 施術完了 これ「短歌」なり 一行詩 五行歌 俳句 都々逸も 言の世界の 歌は美し

      • 死生観みたいなもの

        人が怒る時は 「顔は朱く目は釣り上がり 呪いの言を吐き視えぬ角まで生やす そのサマは、正しく地獄の鬼の様な」 赤ん坊の笑い顔は 「見るだけで心癒やされ 無条件にお救い下さるそのサマは 浄土に住まう釈迦仏如来の如くなり」 24時間怒り続ける事も、喜び続ける事も 叶わぬ人が人足らんとするならば 「喜ぶは天 怒るは地獄 平らかなるは人」 で中道を彼岸まで泳ぎきれ 沈む瀬もあれば浮かぶ瀬もあり 苦しくて怒る時も、楽しくて喜ぶ時も あると思う。   でもどうせ泳ぐなら 息継ぎもま

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          2023年自選短歌

          シンバルと タムとバスドラ投げつけて 16ビートで帰途につきたい あぁ師走 何故におまえはこの僕を 走らせるのだ師でもないのに キミがいて 月が出るまで待てなくて 何度も夜空見上げる二人 なるほどね 正しい月があるのなら 間違う月もあるんだもんね 大切な 牢屋の鍵を無くすまで 私は私を閉じ込めている

          2023年自選短歌

          2024年2月 自選短歌

          羨んで 笑い哀しみ 蔑めば 喜び腐る 我、万華鏡 モノクロの 世界に揺れる 円環で いつかあなたと 虹をみたいな 熱っぽく 欠けたピースを 求めども 嵌めれば飽きる パズルの様な このジュース 無果汁なのに みかん味 僕は一体 なにを飲んでる 降る雨に 冷えた大地の 芽は伏すが いつか明媚な 花は咲くなり あなたから 聴かせてほしい 音がある たった七文字 「愛しています」 はいそれは もうもう骨身に 染みました もうときめきに 投資はしない 誰も皆 素面(しら

          2024年2月 自選短歌

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