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日々を記すこと

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にっき
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記事一覧

予想外すぎる明日

 ある日、自分が数年前の自分とは別人になっていることに気付く。それは、環境の変化や日々の…

優しいSNSはどこですか?

 そもそもオンラインでも相手を不快にさせないような人に出会うのは、とても希少だ。タイムラ…

繊細な種族

自分のことを、鈍感な世界に生きる繊細な種族だと思って暮らしている。 うちの照明は色温度と…

「特別」にも「普通」にもなれない私

  特別な誰かや何かを持つ人でありたかったこともあった。 けれど、自分の人生や背景が「普…

もっと話していたい人

 近ごろ久しぶりに会った人は、再会の最初から最後まで感じが良かった。忙しさと重圧でビリビ…

お似合いの

幸せそうだった。あまり口数の多くはない彼と穏やかで可愛らしい彼女は、微笑ましくて羨まし…

憧れの彼女はしなやかな木に似てる

君の夢を見たんだ。短い髪、浅黒い肌、生き生きと君の感情を映す瞳、女の子っぽくないと言う彼女の健やかさが眩しかった。大きな黒目がちな瞳を見えなくなるくらいにして、顔じゅうで笑う笑顔が好きだった。そして卒業して進路は別々になり、就職した先も離れてしまった。 それでも、私たちは手紙を送り合い、帰省すると遊んだ。 いつの間にか音信不通になってしまったのに、今でも私は貴女に会いたいなと思うの。 貴女の私を呼ぶ声がとても優しくて、それを聞くのが好きだった。絵文字のないメッセージから、貴