【擬人化】モンスターハンター/巡る中で

ハンターたちが死力を尽くし、なんとか砦蟹シェンガオレンを撃退し、進路を変えることができた。
シェンガオレンは、びっくりするほど大きな甲殻種のモンスターで、進行方向にある物を破壊して進んでしまうため危険だった。
当たれば一瞬で溶けてしまうほどの強力な酸を飛ばしてくるが、幸いにも誰もケガをした人はいない。
今は、みんなでお祝いの宴会だ。
私も頑張ったほうだと思う。緊急招集がかかった時に道案内をしてくれたハンターと意気投合して話している。
「いやぁお疲れさん。ヴァルって、呼び捨てでいいか?」
「あぁどうぞ。」
お酒と料理が大好きなおじさんで、話も面白いし気さくな人。
でも、その人は手練れのハンター。武器はリオレウス希少種のチャージアックスを背負っていた。凄いですねと言ったら、彼は「困っている人を助けたくってハンターになった。これはその副産物だ」とさらりと言った。
「それで、ずっと気になっていたんだが君はモンスターたちと生活しているらしいね、人になった。ギルドの偉い人に聞いたよ。調和を目指すハンターとして、大きな一歩だ」

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