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ITSMツールからITサービスマネジメントを学ぶ

最近、ServiceNow社の無料トレーニングキャンペーンをきっかけに、改めて基本的なレベルを復習しているのですが、ITSMツールを学習することでITサービスマネジメントを学ぶというボトムアップからの学習アプローチも有効だなと思ったのでNoteすることにしました。


ITSMツールには、ITSMのベストプラクティスであるITILが設計思想として組み込まれています。実はそれを認定するための資格があったりして、例えば「PinkVERIFY™」という認定資格によって、以下のITSMツールが認定されています。

参照:https://www.itsm-guide.com/basic-knowledge/pinkverify.html


厳密な認定基準を私は把握してはいませんが、おそらくITILの各プラクティスの重要な定義やコンセプト、重要成功要因とそれを測定するKPIといった各要素をツール視点で要件として取り込めているかを評価しているのだと思います。

なので、結果としてITILを学ぶだけだとイメージしづらいような具体的な実践方法を学ぶには最適な学習教材となっているわけです。

ただ1つ残念なのは、ITSMツールの研修では、設計の裏にある思想までは深く踏み込んで説明はしないので、ITSMの知見がある人じゃないと、その重要性や意味合いに気付くことができません。

ITSMの知見があると、

「なぜ、標準の管理項目がこのように定義されているのか?」

「なぜ、このようなビューが存在するのか?」

「なぜこのテーブル間に関連性があるのか?」

「なぜこのようなロールが存在するのか?」

等、より理解が深まります。

少しでも「なぜ」に触れながら研修をして頂くことで、より効果創出を意識したサービスマネジメントの実践者を育成することができると思っています。

もしすでに実践されているITSMツールベンダーさんがいらっしゃいましたら、ぜひどんなアプローチでやっているか共有頂けると嬉しいです!

また、私自身もITIL4やSIAM研修は実施しているので、コラボレーションできそうならぜひお声がけください。笑

本日は以上です。ありがとうございました。



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