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【読了】「Awe Effect」を読んで。~何かに感動したときあなたはAwe体験をしている~

書評ブログVol.61

年間100冊以上読了するわたしが、本の感想をnoteにて発信している「インクの匂い」。

今回は、サンマーク出版から発行された「Awe Effect(オウ エフェクト)」について、本の紹介とわたしの感想を書きます。


読了後に撮影。
表紙の写真に癒されます

じつはこれって「Awe体験」だったんです

富士山を見たとき、その美しさに感動するとともに、なぜか「怖さ」を感じたり、また、クラシックコンサートで聞いたバイオリンの音色に感動し、涙が出たとき。

これを「Awe体験」と呼びます。

Awe体験は、人生に喜びをもたらしてくれるとのこと。では「Awe」(オウと読みます)とは何なのでしょう。どんな効果があり、その理由は何なのか。

Aweとは

本書のタイトルにもなっている「Awe Effect(オウ エフェクト)」について、こう説明されています。

大自然などを前にしたときの感動、畏怖、驚きなどの感情が私たちに良い影響をもたらす効果

「Awe Effect(オウ エフェクト)」とは。本書表紙より
効能=Effect

Awe体験をしたとき、人はどんな状況になるのでしょうか。

・「ああ」「おお」「うわぁ」「わあ」といった音=声が出る
・鳥肌が立つ、涙が溢れる
・口元が緩み、目は大きく開き、眉が上がる

Aweの現れ方。第1章より

意外なことにAwe体験したとき、笑顔にはならないそうです。想像つかないこと、未体験のことに遭遇したからこそ、何が起こっているのか理解不能になるのかも。笑うどころじゃないといったところでしょうか。

どんなときにAwe体験しているのか

では具体的に、どんな時にAweを体験できるのでしょうか。

次の6つのシーンで感動したときに、わたしたちはAweを体験しています。

・自然
・人間
・スキル
・文化
・スピリチュアリティ
・共同体

どんなときにAwe体験をするのか。第3章より

この中の「自然」について。『自然の中を歩くと体は「修復状態」に入り、体は安心する』のだそう。

こんなことがありました。

京都御苑に散歩に出掛けたときのこと。広い苑内にはたくさんの木々が植えられ、あまり見かけない鳥が飛んでいて、小川も流れ、清々しい空気を感じました。

ふと、「音」に敏感になっていることに気づいたのです。
風が吹いて葉っぱがザワザワしている音、ジャリジャリッと砂利を踏む音、小川を流れる水の音。

その音を聞きながら、「なんか幸せだなぁ」と感じ、深い呼吸ができていました。きっと体が修復状態だったんですね。

といっても、わざわざ自然を求めて遠くに行く必要はありません。
本物の自然に触れなくても写真や映像でも効果があるそうです。

では、Awe体験したとき、わたしたちには何が起きているのでしょうか。

Awe体験したとき、何が起きているのか

『身体的にも精神的にもよい影響をもたらす』Awe体験。そのときわたしたちの脳は「小休止」状態になっているとのこと。

神経系と脳の両方の働きが弱まり、自動マインドフルネス状態に陥る

Awe体験したとき、人はこうなっている。本書P58より

脳が小休止することで、脳は思考回路を変えるチャンスになり、

Awe以外の感情が社会構築(愛)や生存(恐怖、怒り、嫌悪)に役立つものだとすれば、Aweは、疑問を抱き、新しい可能性を見出し、新たなものごとを発展させる機会を私たちに与える感情なのかもしれません

本書P59より

想像のつかない、未体験のもの(こと)に遭遇し、感動したとき、「脳」が変化し、その人に新しい可能性が開かれるAwe体験。

具体的にはつぎのような効果があると書かれています。

1.健康になる
2.ストレスが軽減する
3.時間のゆとりを感じる
4.頭の回転が早くなる
5.創造力が豊かになる
6.自己中心的な意識が薄らぐ
7.思いやりの気持ちが強くなる
8.満足度が高くなる
9.環境に優しい選択をする

Aweの効果。第2章

こんなにたくさんの効果があるなんて! どれも欲しいものばかりです。

Aweを体験するために必要なこと

効果絶大のAwe体験をするには、「好奇心を持つこと」が大切と書かれています。

Aweを体験すると自分の知識不足を認識する→好奇心が刺激される→色々な経験をすることでAweを感じやすくなるとのこと。

しかも、何歳になっても好奇心は鍛えられるのは、アラフィフ世代のわたしとしては嬉しい!

そして、自分は間違っているかもしれないと常に自問するのも1つの手であるとのこと。

「それってホント?」と、自分に問いかけるクセをつけてみようかな。

「感動できる人」であり続けたい

序章に書かれているヨーラン・ローセンバリという人の「感動と驚きについて」はぜひ目を通してもらいたいです。

昨日と同じ今日が難なくやってくるのって奇跡に近い幸せなことだって思えるから。足下にある、ちっちゃな幸せをひろい忘れないようにしなければ。

歩くことは人生に多くの喜びをもたらす

本書P272より。

歩くことは単なる移動ではなく、自分の心に触れる試みであり、自分をよく知るために欠かせないものであるなら、運動不足解消のために始めた散歩も、三日坊主で終わることなく続けられそうです。

章扉のデザインや見出しの文字色からも癒やしを感じた「Awe Effect(オウ エフェクト)」で、いつまでも感動できる生き方を手にしませんか?

おわり


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