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京都ライター塾8期_インタビュー原稿の書き方その2_レポート➄

こんにちは。
Googleアラートに「読書」の単語登録をした、瀬田かおるです。
これで毎朝9時に、読書関連の情報を受信できる手はずが整いました。

これまで1800冊を読了したのですが、「本」と「ライター業」を掛け合わせた活動をしていきたい。「本」に関する活動をしている人にインタビューし、その活動を発信するお手伝いがしたいこともそのひとつ。

けれど、仕事としてインタビューの経験がないので、その道のプロに教わってみたい! と受講しているのが、江角悠子さん主催の「京都ライター塾」。

全6回、オンラインで受講するこの講座も今回が5回目です。
1~4回までの講座レポートは次の通りです。

第1回目の講義では、どんなライターになりたいか。

第2回目の講義では、インタビュー原稿について学びました。

第3回目では、インタビューを依頼するための企画書作成について。

第4回目では、企画書のフィードバックとインタビューについて。

先日、第5回目の講座が開催され、いよいよ核心に迫る内容になってきました。
このレポートでは、私が書いたインタビュー原稿に対しての江角さんからの添削結果や、インタビュー原稿の書き方について、私が学んだことをレポートします。

レポートの前に

本題に入る前に、この記事の道順をお伝えします。

Q:誰に向けて書いているのか
A:インタビューライター(目指している人も含め)

Q:読者にどうなってほしいのか
A:インタビュー原稿を書くときの参考にしてもらえたら。

緊張し通しのインタビュー実践

講師の江角さんへインタビューをするため、企画書を作成し質問を準備。
インタビューは受講生ごとにスケジュールをすりあわせて、講座とは別日に行われました。

私のテーマは「地方に住み、書いていくための仕事のとりかた。」

なぜこのテーマにしたのかは、こちらです。

地方在住者の立場からライター活動について伺うのが本企画である。最初の仕事はどのようにして獲得したのか、地方在住でライター活動をするメリットとデメリットは何か。地方に住み、書いて生きていくためのマインドや方法についてご紹介するものである。

瀬田かおるの企画書より

インタビュー当日。オンラインでの取材であっても、相手に失礼のない身なりにすることは必須。私は襟付きのシャツを着て臨みました。

手元には時間を計るためのスマホと質問リスト、ノートとペンを準備。
約束の時間、14時を10分後に控え、パソコンの前でその時を待ちました。

「次々質問するよりも、語ってくれた内容を広げるようにして、次の質問に移ってみよう」

と、頭の中でインタビューの流れを想像していたのですが、いま思うと私、質問リストを作成した時から痛恨のミスをしていたのです……。

読者のためのもの

その痛恨のミスとは、この原稿の想定読者のことを置いてけぼりにしていたということです。

私がひと月に読了するのは平均10冊。本を読むときは「読者」の立場で読書を楽しんでいます。

しかし、インタビューをして原稿を書く側になると、「書き手」でありながらも「読者」のためになるインタビューをして記事を書く必要があります。

このことは、江角さんから講座の中で、何度となく伝えられていました。ブログなら自分の視点で書いても良いが、仕事として記事を書くのであれば、読者の代表としてインタビュー対象者に質問をし、読者のためになるように第三者視点で書かなくてはいけないと。

なのに、これができていなかった私は、良いインタビュアーとして振る舞わねばの気持ちがあり、緊張でしどろもどろなインタビューになってしまいました。

インタビュー原稿を書く

江角さんからインタビュー音源が送られてきたので、ヒヤヒヤしながら文字起こし。

支離滅裂で同じような問いばかり投げかけていたのに、ていねいに答えて下さった江角さん。

「それさっきも言いましたけど」なんてことを言われても仕方のないようなインタビューをしてしまい、実践して学ぶ機会を持ててホントに良かったなと思いました。

さらに、インタビュー原稿を書いて思ったのが、質問は思った以上に準備するに限る。ということ。インタビューに慣れない私はインタビュイーの話しから新たな質問をその場で生み出すのは至難の業。

今回は15個も質問を考えていたけれど、それ以上に用意しておけば良かったと反省しました。

読者に推測させない

受講生の原稿のフィードバックがはじまる前、江角さんから総評がありました。

・記事のゴールを明確にしておくとインタビューしていて迷子にならない
⇒企画書で掲げたインタビューテーマについて、インタビュイーから話を聞きテーマへの答えを導き出す。それを忘れないようにしないと、「はて、いったい何のためのインタビューなんだっけ?」と分からなくなってしまうとのこと。

・読者に推測させないように書く
書いている私には分かっていることでも、読者には初めて聞く場合も当然あるわけです。なのに、読者を置いてけぼりにして自分視点で書いてしまうと、それを読んだ読者は「どういうことだろう?」と考えながら読むことになって、読者をモヤモヤさせてしまうのです。

この、第三者視点で書き、読者のための記事を書く、というのは私にとって今後の課題なのですが、江角さんはどうやって第三者視点で書いているのでしょう?

江角さんは、インタビューで聞いてきた話を忘れちゃうくらい寝かす、とのこと。インタビューしてから数日、間を置いてから執筆に入るそうです。そのために、余裕を持った取材スケジュールが必要になってくるわけですね。

あと、自分ひとりで100点を目指さないことも大事とのこと。第三者に原稿を見てもらうと、自分でも気づかなかったところを指摘してもらえるのだとか。

聞いたことをそのまま書いてはいけないインタビュー原稿

インタビュー音源で聞き取った話を、なんの手も加えず書いてはいけないインタビュー原稿。

気をつけるべきこととして江角さんからお話しがありました。

・理想の原稿を分析する
・足りない言葉を補う
・「話し言葉」を「書き言葉」に置き換える
・ポジティブに言い換える
・時系列に気をつける

京都ライター塾 第5回講義テキストより

これを怠れば、インタビュイーの方に対する読者の印象が悪くなることだってあるのです。江角さんはそのことを教えてくれました。

私の書いたインタビュー記事によって、インタビュイーへの読者イメージが悪くなるなんてことがあったら大変です。よくよく気をつけなくては……。

課題のインタビュー原稿へは、江角さん、とても細かくフィードバックを下さいました。ここまでしていただけるのは、少人数のクラスならでは。これから何度も見直して、ブラッシュアップするつもりです。

次回はいよいよ最終回。
毎回ワークに使っている自己分析ノートも最終ページの書き出しに入ります。そこには、これからの計画を立てるページがあります。受講生皆さんとシェアし合うとのことなので楽しみです。

そのときの様子は、次回のレポートにてお伝えします。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


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