見出し画像

迷えるアラフィフへの処方箋となる1冊

わたしたち、どっぷり昭和のアラフィフ世代にとって、キャリアって言うとこんなことを思いつくのではないでしょうか?

・プロジェクトをいくつも成功させている
・リーダーとして皆を引っ張っていく影響力がある
・難関の資格をいくつも取得している

確かにスゴい!何処に出しても恥ずかしくないキャリアです。

しかし!本当の意味でのキャリアとは、「あなたがこれまで生きてきた軌跡」なのです。だからこれまで生きてきて、経験してきたことすべてがキャリアと言っても過言ではない。

そうは言うけど、こんな思いが湧いてきませんでしたか?

「そりゃ、アラフィフだもの。40年、50年分の生きてきた足跡くらいはあるけれど、可もなく不可もなく、平々凡々な日々だから人様に言えるほどのもんじゃないわよ」と。

チョット待ったー!!

そんな平々凡々な日々でも、悩んだことやイヤな思いをしたこと、ムカつく!って思ったこと...ありますよね?

そんなネガティブなことさえも「ネタ化」して自己開示することで、だれかの役に立つことができるのがアラフィフ世代なのだと、言ってくれる人いるんです!しかも、お昼だけ営業しているスナックのママとして!

それが、紫乃ママこと、木下紫乃さんです。
昼だけ営業してるスナックに、悩める乙女たち(元乙女も含むw)がやってきて、紫乃ママに相談したことが1冊の本となりました。

それが、『45歳からの「やりたくないこと」をやめる勇気』です。


わたし、自分の電子書籍を執筆するときに、「平々凡々な私の書くことなど誰が興味持つのだ?」って思っていたのです。

だけど、いざ出版してみたら同じような境遇の方にとって、「私もやってみよう!」と行動につなげてもらえたようで、私の経験が誰かの背中を押すきっかけになったんだと、とっても嬉しかったのです。

だから紫乃ママがいう自分の人生経験をネタ化する。ということを身をもって実感した訳です。

それから紫乃ママがオススメしてくれているのが、サードプレイスを持つと言うこと。いつものメンバー、いつもいくところ。そればかりの日常だと本来持っている「いろんな自分」を発見しにくくなっちゃうとのこと。

毎日同じ生活、同じメンツ、であれば悩みも出にくいし、ラクです。
が、それは刺激がなく、新しい気づきも得られない。

そこで、紫乃ママは次の3つの居場所=サードプレイスを作りましょ。と、提案してくれています。
サードプレイスとはこんな感じです。

【いろんな自分を知るために必要な3つの場所】
ライスワークの場・・・本業の勤務先。安定収入を得る場。
「ありがとう」を言われる場が少ない。
ライフワークの場・・・興味があることをやる場
「ありがとう」を言われることが多い
ライクワークの場・・・好きなことをやる場
自分から「ありがとう」を言うことが多い場

そうやって居場所を増やすことで、自分では大したことがないと思っていたことが人から「ありがとう」と言われたり、これまで考えたこともなかった新しい情報に触れ、「ありがとう」と感謝したりして、自分の世界が広がっていくってことです。

じゃあ、そのサードプレイスをどうやって見つければ良いの?

紫乃ママはそれについても本書の中で教えてくれていますが、それは読んでみてのお楽しみにしてください。

最後に私がグッときた紫乃ママの言葉をご紹介して、終わりたいと思います。

うまくいかなかったことをどう乗り越えたのか、どう消化しているのか・いないのか、それが「その人」を象徴するんですよ。(中略)そうすると、周りの人から見て、がぜんあなたという人物が立体的になって、あなたならではの魅力が生まれてくる。
そして、成功も失敗もひっくるめて「自分の経験」として伝えていくことで、周りの人や若い人たちの中で挑戦を迷っている人たちの背中を押すことができるんじゃないかとも思う。

日経のウーマンエキスポに登壇された紫乃ママの生の語りを聞いたのですが、サバサバして面白い!

だけど、なんだろう...すごく温かみを感じるんですよね。だから幅広い世代の人が、昼スナックの紫乃ママのもとにやってくるんだと思いました。

世の中が落ち着いたら、わたしもぜひ紫乃ママの昼スナックに足を運び、渇を入れてもらおうと思います笑







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?