山田篤史(セトナミスポーツクラブ・せとなみTRACK CLUB 代表)

地元の広島県尾道市から総合型地域スポーツクラブと陸上競技クラブチーム、小学生陸上クラブ…

山田篤史(セトナミスポーツクラブ・せとなみTRACK CLUB 代表)

地元の広島県尾道市から総合型地域スポーツクラブと陸上競技クラブチーム、小学生陸上クラブを運営しています。 生まれ故郷の尾道から『日本一』『世界へ』羽ばたくアスリートを育成することを信念に、地元アスリートたちと共にクラブ活動をしております。

最近の記事

クラブチームの中体連参加~地域クラブ活動の取り組み~初年度4月

2024年4月 せとなみTC中体連申請 当クラブは、2016年より広島陸上競技協会・尾道市陸上競技協会より承認をいただき、尾道市初の陸上競技クラブチームとして活動しています。 クラブ創設から9年目の2024年、せとなみTRACK CLUB(略称:せとなみTC)は広島県中体連の陸上競技部へ加盟申請いたしました。 「”いつかは”こうなるかもね」がいよいよ現実となる日が来るとは思いませんでした。 「学校の部活が無くなる」「クラブチームが全国大会に参加する」「部活に出ずに地域のク

    • 2022シーズンイン岩国に参加して

      大会実行委員:クラウドファンディング担当 2022年4月10日(日)に山口県岩国市にある愛宕スポーツコンプレックス陸上競技場(55フィールド)にて第2回大会が行われました。 記念すべき第1回大会には、我がチームの田阪亜樹(せとなみTC・女子800ⅿ岡山県記録保持者)が招待選手として出場しました。 また、私自身は大会実行委員としてクラウドファンディングを担当させていただきました。 クラウドファンディングを実施する背景としては、大会を開催するための費用として 大会主旨である招

      • TWOLAPS MIDDLE DISTANCE CIRCUIT に参加して【せとなみTC】

        8月20日に大阪ヤンマーフィールド長居(長居第二)にて行われたMDC大阪大会の山田視点の振り返りになります。 本大会に出場した当クラブ所属選手の田阪亜樹・大崎倖士朗は、2日後の8月22日(日)に行われる中国五県陸上(中国ブロックの選手権)に出場するため、試合スケジュールに組み込むか悩んでいました。 また、エリートレースの600ⅿが実施されるため、800ⅿにはトップ選手は出場しないと予想され、その部分も悩む判断材料となりました。 ただ、環太平洋大の中長距離コーチ吉岡利貢さ

        • 大会を振り返って【2021シーズンイン岩国】

          先ず、大会を無事に開催することができて、関係者ならびにクラウドファンディングでご支援いただいた方々に深くお礼申し上げます。 今回は私が運営としてグランドレベルで写真を撮ることができたので写真付きで振り返ってみようと思います。大会コンセプトのひとつでもある【「アスリートへの動画・写真による性的ハラスメント防止」を明確に打ち出す大会にする】部分をより打ち出すためにもnoteで報告いたします。 写真を見ると、レースやアスリートのその瞬間の音や風、興奮、空気を思い出せます。一人で

        クラブチームの中体連参加~地域クラブ活動の取り組み~初年度4月

          シーズンイン岩国:招待レースについて

          本大会では、クラウドファンディング・プロジェクトを3月9日10時からスタートいたします。 成立することができた場合、支援金の一部を招待レース上位入賞選手への報奨金(競技活動資金援助)に充てさせていただきます。 より多く方々からご支援いただけた場合、例えば…「1位:3万円」「2位:2万円」「3位:1万円」となる予定です。 私たちは、新たな陸上競技大会の開催と並行して、コロナ禍で活動が厳しいアスリートのためにも、1円でも多く選手たちの活動を後押しできる費用を競技会のために準

          シーズンイン岩国を成功させたい(序)

          この度、恐れ多くも2021シーズンイン岩国実行委員としてクラウドファンディングを行います。 なぜ、コロナ禍で皆さんが厳しいこのご時世にクラウドファンディングを実施してまで陸上競技大会を開催したいのか、私の目線でのお話をさせていただけたらと思います。 ※公開前クラウドファンディングプロジェクトページプレビューはこちら! ※シーズンイン岩国の情報はTwitterにて随時更新中! 「2020年シーズンの感謝とお詫びを込めて」昨シーズンは、ほとんどの都道府県で4月から9月ごろ

          Nov.2020[goto2021]

          山田のコーチとして、チームの2020年冬季トレーニングコンセプトの備忘録として記載します。 田阪選手は、トラックシーズンは10月27日に駒沢オリンピック公園にて行われた東京陸協ミドルディスタンス・チャレンジの800mを最後に2020年はシーズンアウトいたしました。 その後2週間の完全休養期間を経て、11月9日から移行期間として軽度からトレーニングを再開、そこから冬季トレーニング期間として1つのフェーズを12月末まで設定しています。 2021に向けてのトレーニングテーマは

          【陸上競技場夜間照明代負担額について】~2021~陸上競技場夜間利用プロジェクト

          当クラブ創設時より平日夜間の練習環境の厳しさを感じており、2020年3月により良い活動を目指すためにクラウドファンディング(以下、C.F.)を実施いたしました。 学生の多くは平日日中は学校、その合間を縫って部活後や自分の時間を使って当クラブで活動してくれています。当クラブが練習拠点にしている尾道市にある広島県立びんご運動公園陸上競技場は日没後に夜間照明が自動的に点灯せず誰かが照明代を支払わなければなりません。 このnoteでは、当クラブが利用する陸上競技場の施設使用料の金

          【陸上競技場夜間照明代負担額について】~2021~陸上競技場夜間利用プロジェクト

          日本陸上競技選手権大会に挑み続ける

          私のnoteの大部分は山田の視点からの記事になります。田阪亜樹(せとなみTRACK CLUB)についての内容は本人からの代筆などではなく、山田が田阪選手とトレーニングを共にしている中で感じた内容を書き残しているものになります。 第104回日本選手権陸上競技選手権大会2020年の10月1日~3日に新潟市デンカビックスワンスタジアムで行われます。田阪亜樹(せとなみTC)は10月2日(土)14:50~行われる女子800ⅿ予選に出場予定です。予選は3組で編成され、各組2着までか決勝

          2020シーズン終盤に向けて

          今年度の陸上競技会は現地での応援が難しくなっております。無観客や制限のある中ですので、ライブ配信が行われる試合もあります。是非、現地での応援が難しい状況だからこそ、早めに出場する試合を知っていただき、2020シーズン終了までの過程を一緒に楽しめたらと思います! 私たちの活動の目標は、田阪選手の自己ベスト更新(800m 2’07”85:第64回国民体育大会 新潟 2009)と、日本選手権で入賞することです。記録を狙うレースと、勝負をするレースをしっかりと明確にして残る試合を全

          バーチャレ尾道大会を開催してみて

          バーチャレ尾道大会を7月31日に実施してみて、2週間が経過しました。現時点では参加者の中で新型コロナウイルスに感染した報告を受けておりませんので大会自体は無事終了と判断して良いのかもしれません。 広島県内は8月末まで限られたカテゴリーや区域の競技会のみ開催され小学生・大学・一般の競技会は9月以降に2020年初戦、シーズンインとなる予定です。 今回のバーチャレのようにチャレンジしてみないとわからない事はたくさんありました。チャレンジに対してリスクが大きすぎるものがあるかもし

          バーチャレ尾道大会をやると決めた

          思い立った背景2020年6月末、本来なら日本選手権のために心と身体を整えているであろう時期に、新型コロナウイルスの影響を受け中止や延期どこではない大きな混乱を直撃することになりました。 そんな中、バーチャレの発起人であるTWOLAPS CEO 横田真人さんが全国の中学生・高校生のために動きました。 私自身、横田さんのファンであり、指導者としては尊敬しながらも勝ちたい人です。この部分はどんどんマニアックになるのですが、TWOLAPSのような組織に事業者としては憧れますし、目

          地元尾道でコーチになる

          2020年5月。屋外での活動や運動に制限がかけられる中、スポーツクラブやコーチには何が求められ、どういった力が必要なのかを模索しています。 私の周りの方々も、学校休業や外出自粛、緊急事態宣言の時間の中で「自分がしたいこと」を考えることが多く、いろいろな質問や相談を受けることがありました。 その中で、僕自身のことをもっと知っていただきたいと思い、気持ちを書き残していこうと思います。 特に、過去の部分に関しては変わらない部分なので少しずつ残していくことで山田ってこういう人な

          東京2020大会に向けて(少しだけ)

          私たちは、2020年度日本陸上競技選手権大会に出場し、女子800mで決勝に進出しレースをすることをひとつの目標にして活動しています。 昨日3月24日に「東京2020大会は1年程度の延期」と方針が示されました。 自国開催のオリンピック選考会に参加することに誇りを持ち、生きている中で一度しかないであろう機会をアスリートとして(コーチとして)参加・挑戦できることに言葉には代えがたいモチベーションをもってこの年齢になっても競技をしています。 2020年シーズンはいろいろな意味で

          総合型地域スポーツクラブを個人事業として創設した背景

          私は1988年生まれのハンカチ王子世代です。 2020年で32歳になるのですが、同い年のトップアスリートはまだまだ活躍している人が多いです。 今回は僕が「総合型地域スポーツクラブ」と「小学生陸上クラブ」、そして中学生以上の「陸上競技クラブチーム」を創設し運営している思いを書き残します。 山田の背景を少しだけ私自身小学生4年生ごろから、通う小学校内で活動する陸上クラブに入団しました。それから大学まで、陸上競技部一本でやってきて、面接でよく言うような「私の長所は、何事も諦め

          総合型地域スポーツクラブを個人事業として創設した背景

          山田篤史と田阪亜樹

          前回の記事で、田阪亜樹(せとなみTC)選手を私は、指導者として2017年から指導させていただく縁をいただいたと記しました。 今回は田阪選手をコーチングすることになった、2017年の冬期について少し書き残したいと思います。 山田のまえおき 私、山田自身は小学3年生くらいの時から地域の陸上クラブに入部し、中学・高校・大学、社会人と陸上競技一筋で生きてきました。 専門種目は短距離・跳躍(幅・三段)です。 田阪選手と出会うまで、中長距離選手を指導することになるなんて考えてい