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STAY KOBE《25》甲南山手と摂津本山

街と人の絵を描くイラスト作家・こもりあやみが「色々あって神戸に住むのは難しいけど、それでも時間さえあれば神戸を歩きたい」という気持ちで始めたnoteマガジン「STAY KOBE」です。神戸にいる人、神戸にいた人、神戸に行きたいけど行けない人に「今の神戸」をお届けします。(不定期更新)

神戸市の西側にある垂水区出身のわたしにとって東灘はまだまだ謎の場所。
岡本あたりはカフェや雑貨めぐりで何度か行ったし、御影もいろいろ縁があるのですがそれ以外はほとんど行ったことがありませんでした。

ということで。
今回は神戸の駅としてはもっとも東側にあるJR甲南山手駅周辺を中心に、本山と呼ばれるエリアをぶらぶら歩きます。

スタートはここ、JR甲南山手駅から。
ここで降りるのは実は初めて。

山側を歩くその前に、甲南山手のシンボルを見ておきましょう。
JRの車窓から看板が見える商業施設の「SELVA(セルバ)」です。
セルバの由来は神戸市小売市場連合会のホームページに書いてありました。
「セルバ」とはスペイン語で「森」の意味で、 セルバの前身が森南町1丁目に広がる「森市場」だったことから来てるそうです。
昔の商店街が名前の中で生きてるってなんだかいいですね。

駅に戻って、北出口から山の方へと。
写真の「山麓リボンの道」は神戸市が作った街の散歩道のことです。

山手幹線、通称ヤマカン。
尼崎と長田を結ぶ30kmほどの幹線道路です。

写真だと分かりにくいですが奥の方を阪急電車が走ってます(見つけられるかな?)

阪急の路線を渡ってすぐ北にある森稲荷神社。「森のお稲荷さん」と呼ばれてます。

写真で見るより傾斜の大きな坂道。

神戸薬科大学の周りをうろうろ。
細い道と行き止まりが多すぎて目的地に辿り着けません。

この先を抜けてどこに行きたかったのかというと、

ここ。
山の中腹に位置する保久良(ほくら)神社の入口です。
ここから斜面を歩いて登っていくんですが……

と、遠すぎる。
歩きにくい道ではないけど、とにかく距離が長い。
右に左にジグザグに登っていかないといけないのです。

そんなこんなで保久良神社に着きました。
山の途中にあるからまだ紅葉が見れる!

鳥居の向かいから眺める大阪湾の景色。

第10回の御影高校の校歌に登場した「茅渟(ちぬ)の海」はこれのことなんですね。

鳥居をくぐると干支の石像がお出迎え。

か、か、かわいい…………!

優勝はへびさんです。
次点うまさん。
ひつじさんのもこもこした感じもすばらしい。

こうしてみると神々しい雰囲気。
正月の初詣の様子も独特なんでしょうね。

ここは「灘の一つ火」と呼ばれる常夜灯が有名で、ヤマトタケルが遠征から帰る時に保久良神社の灯火を頼りにしたという言い伝えがあるそうです。

保久良神社を下りた先にある喫茶店「ティールーム マナーハウスモトヤマ」を覗いてきました。
古民家を改装した人気店です。
年末の昼間だったこともあってやっぱり満席。
ショップでチャイを買いました。

一人で楽しむというよりは二人以上のおしゃべりに向いてそうなお店かもしれませんね。

そのまままっすぐ歩くこと5分。
岡本商店街の方まで来ましたよ。

「珈琲 春秋」はわたしの好きなお店。入りやすくてちょうどいい広さなんです。
ごはんもおいしいですよ。西宮や宝塚にもあります。

JR摂津本山駅の方まで下りてきました。
これは国道2号線。

せっかくなので「Book Cafe ULM」に行こうと思い立つもまさかの休業でした。涙。
Googleマップでは「営業中」だったけど、年末ですもの。仕方ない……。

正月の準備に華やぐ本山駅前を見てきました。
駅前ビルにあるいかりスーパーもすっかりお正月モード。

 

ということでJRのひと駅分の待歩き、これにて終わり。
といっても今回はだいぶ標高差がありましたが……。

去年の今頃は第6波で大変だった記憶があります。
突然のまん防発令であたふたしてる様子が第3回に綴られてるのでよかったらそちらもご覧ください。
2023年もどうぞよろしくお願いします。

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ではまた神戸で会いましょう。