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会って話を聴くと世界がひらける(有田と波佐見の陶器市にて)

ゴールデンウィーク、みなさまいかがお過ごしでしたでしょうか。

私は有田と波佐見の陶器市に行ってきました。

上有田駅で降りて有田駅まで約4キロの道に、陶磁器のお店が数多く出店されています。

とにかくすごい数!

町をあげての一大イベントに圧倒されました。

メインストリートに器の店が並ぶ

焼き物のことは詳しくないので、とりあえず自分の感覚と勘を頼りにお店選び。

フィーリングでしっくりくる器があればいただこうかなと。

そんななか、ふと惹かれて入ったお店で、一人の職人さんと出会いました。

他のお客さんもいなかったので、焼き物についていろいろ質問させていただきました。

・有田焼、伊万里焼、波佐見焼、三川内焼の違い
・陶器と磁器の焼き方
・本物の見分け方
・陶器市で行くべきおすすめのお店
などなど

焼き物についての知識はほぼゼロの私たち。

そんな素人に嬉しそうに教えてくださったこと、大変感謝です。

なんでも、すべての工程を一人でやられているのだとか。
(生地を作る人、型を作る人、焼く人、絵付けの人など分業制が多い)

職人さんいわく、お金だけでみたらやっていけないそう。

コスト優先で大量生産した方が儲かるけど、割れやすいものが多かったり。。

コスト度外視で最高の品質にこだわる職人さんもいるので、その方達の思いもぜひ聞いていって欲しいとのこと。

陶器市は単なる買い物だけではなく、作り手との会話によって成り立つのかなと感じました。

職人さんと直接会話できる機会なので、行く機会がある方はぜひ話しかけてみてください。(窯元直営のお店がオススメ)

デザインや値段も大事ですが、日本の技術の結集である質の良い器が絶えないように、応援できたらなと思いました。

今回話を聞いてみることで、焼き物についての興味が深まりました。

そしてこの後の陶器市での器の見方も変わりました。

質問て大事ですね。会話が楽しいです。

ちはやふみさんのnoteも参考になりました👇

ありがとうございました!

上有田にある有田最大商社の丸兄さん。圧巻。。
宮内庁御用達の窯元・深川製磁さん
赤絵付で有名な今右衛門さん。14代今右衛門さんもいらっしゃいました。高級品ばかりで緊張・・
「陶房亀岡」さんのお店。全て手作りで手に馴染むものばかり。一輪挿しの花入れも美しかったです。
ビワ温灸のお店で薬膳ランチをいただきました、漢方も扱ってるとか。
波佐見の陶器まつり(有田からシャトルバスで20分)
一目惚れの醤油さし
陶房亀岡さんの器。手に持っただけで、しっかりしているのがわかる(密度と肌触りが違う)。


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