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ゴミんなさい

やってなくて怒られるヤツが『なんでオレが言われなアカンねん』とキレるワケですから、『やって怒られる』のがいっちゃんダメなところにあるというワケのわからない時代であります。

日本には、ゴミの分別が3種類くらいの地域もあれば、事細かに分別しなければならない地域もあって、それぞれに同じ税金を納めているという不公平な状況であります。

日本なんかはまだ地球環境を考えてる方で、近所に『なんでも川に捨てる国』があり、その漂着ゴミの多さから『海洋ゴミ出すな』って国連から怒られているというわけのわからない状況です。

ごみ焼却場の性能やキャパシティの問題が最も大きいとは思いますが、ダイオキシンやCO2、環境や色んな問題も孕んでるワケですから『たかだかゴミの話』と一朝一夕にはいかないことは重々承知であえて言わせていただきます。

『みんな燃やせやボケ!』

ああ、すみません、鬱積しているものがついつい口をついて出てしまうようです。

わが町は『可燃ごみ』『プラごみ』『危険物』『カン・ビン・ペットボトル』『発泡スチロール』『再生紙』とを分別します。

『可燃ごみ』はゴミ焼却場へ、それ以外はリサイクルセンターへ送られます。たぶん。ゴミ収集車を追跡したことないんで知らないです。

『限りある地球の資源を再生して生かす』という壮大なテーマが我が家の食卓から繋がってるかと思えば、子や孫にきれいな地球を残す意味でも協力できることは最大限やらせていただこうかとは思うんですが、例えばそのせいで日常生活に混乱を招くことになっているとか、高齢者が引け目に感じて分別を諦めるとか、本末転倒な状況に陥る一歩手前まで来ていると感じています。

このところの『プラごみ』の回収時に取り残されるゴミが立て続けに10ほどあって、それを自治会の役員が手分けして『危険物』のゴミとして仕分けし直されている実情です。

いよいよ『個別識別番号』をゴミ袋に記入して出さないと行けなくなった。

それでもこの自治会に自治会費を納めている家ばかりではないし、他地区から通勤の途中で持ってくる人もいたりしますので、こんなものは永遠に解決しないのであります。

答えはとっくに出てるのであります。『燃やす』これに尽きる。

然し乍ら、その『ふりだしに戻る』感はあたかも人類の進歩に水を差すように感じてしまう日本人のこの潔癖さ、いや、悪い癖ですね。

今日も市井の人々が『どうすればいい?』『どうすべきだ』喧々諤々と議論を続けるものの、置いて行かれるゴミは一向に減らないという無間地獄の入り口でございます。

こんなに協力的に分別しているのに出したごみを置いて行かれるなんて、私、何か悪い事でもしましたか?先祖の因果か何かですか?地球にいいことをしているのにとても悲しい思いです。

せめてこんなに苦労して分別した再生ゴミがその後どうなってどのぐらいの利益になった、また地球環境にとってどのぐらいのアドバンテージを得たのか、わかりやすく数字で公表していただくくらいしていただければ『ああ、もうちょっとがんばろうか』とか『まだまだがんばらなアカンな。』とか実感として得られると思います。

今週は、5トンのプラごみを再生し5キロのプラ素材として500円の税収になったとか。そういうの。ぜひ知りたいものですね。

『生ごみの量が足りない時はプラごみ燃やして火力を上げてる。』

そらプラスチックの原料は石油ですもんね?意外に知られていないかもしれないですけども?

まことしやかに囁かれているこの話が本当なら、これなんでこんな詳細に分別してるのか、また分別が不十分で置いて行かれるこのゴミだって『仕分けに手間がかかるから』って理由であるなら、じゃ燃やせばいいんじゃないか?とか、普通に思うじゃない?

ゴミ袋の収入でごみ焼却場の運営費を賄っているとか理由があるんだとは思うんですけども、協力したくないとか言ってるんじゃなくて、むしろ協力したいので、もっと誰でも子供でもかんたんに協力しやすい体制にしてくださいとお願いしています。

どうぞご検討いただければと思います。

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