Shostakovich 『Symphony No. 5』 New York Philharmonic Orchestra

アメリカ人のバーンスタインがスターリンのお抱え作曲家『ショスタコーヴィチ』のシンフォニーをニューヨークフィルで指揮する。

何かの政治的意図を感じる人もいるでしょうね?『ニューヨークなので…』と思う人もいるかも知れないし。

ただバーンスタインもオーケストラもスタッフも誰一人『戦争の機運を高めよう』と思って演奏なぞしていない。ただ『いい演奏をする』だけ。

今この曲を聞いて『勇ましい曲だな』とは思っても、即座に『戦争』をイメージ出来た人はいるでしょうか?

『プロパガンダ作家』とか人々は揶揄したでしょうけど、プロならどんなオーダーでも完璧にこなすもの。苦悩はもちろんあったでしょうがショスタコーヴィチにとっては『オーダー通り曲を書く』こと、究極としてそれだけのことだったでしょう。

『ポルカ』だって国威発揚に使われたけど、だからって『ポルカ』を毛嫌いしないし、『軍艦マーチ』だって長らくパチンコ屋で普通に流れてた。

なのに『作者が麻薬で逮捕された』だけで店頭からCDを排除する今の日本は、『コンプライアンス』を体のいい理由に『魔女狩り』をしてるだけ。もしかしたら成功者を貶めることで快楽をただ貪っているだけかも知れない。

『音楽に罪は無い』これは太陽が西から登っても絶対に変わらないし変えてはいけない。起こすべきは『こちら側の革命』じゃないか?

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