(2023年4月加筆)⚠⭐この記事は、入試期間が終わった直後に書いたもので、多少焦りや疲れが文章に出ておりますが、私の性格が元来小心者でありますので、これからお子様と受験に取り組まれようとお考えの親御様はどうか不安をいだきすぎないで安心して穏やかに取り組んで行かれる事と信じております。不安を煽りすぎてはいないか消そうかと考えましたが、私のようなものでも乗り切れました🍀だから大丈夫ですってことで残しておきたいと思います。ものすごく自論を展開しています。

文中に、6年秋以降は1秒も暇がないって表現していますが、忙しいのは確かですが、休息も取りました。睡眠時間は削りませんでした。😊

我が家の長男の中学受験が終了しました。
無事に中高一貫男子校に進学が決定しました。
振り返りをしてみたいと思います。
全くもって不必要な情報も入るかと思いますが
お付き合いください。

1   秋以降の過去問の取り組み

　過去問カレンダーは作成しませんでした。子供のその日の状態に応じて、決して無理強いはしませんでした。過去問をやりながら授業の復習もあり6年秋以降は1秒たりとも余裕はありません。平日は、塾のない日に1科目するのが精一杯のようでした。土曜日午前中はまるまる時間があり、2科目取り組みました。そのように成り行きでやっていく方向でいいと私が納得したのです。優先順位は自分なりに戦略的にやったつもりです。第1第2は年数をこなしたいので当然優先的にしましたが、第一志望の算数なんかははじめはひどい点数でした。算数は苦手だったのです。日曜日の志望校別特訓を重ねていないうちは、点数はひどいものでした。
とにかく自信をなくさない方向で進めてもらうべく、算数は後回しにしました。S偏差値でいうと実に算数においては−8ほど隔たりがありました。5年生の算数をみてあげれなかったことを後悔しましたが、後悔しても仕方ないと奮い立たせました。5年時、算数において、きちんと途中式を書いて間違い直しも答えが出るまできっちりしたほうがいいよとアドバイスをしたのですが、息子は耳にふたをしてしまったのです。私は匙をなげました。正直、もう勝手にしてちょうだいと思っていました。眺めるように算数の勉強をしていました。逆にすごいと思います。私の言うことを聞かないからじゃないの〜と怒り心頭でしたがまあ他の科目もあるし大変だったんかな、全然頑張ってないわけじゃないしな、これが息子の精一杯の頑張りなんだろうと納得しました。第一志望過去問点数はどれくらいとれていたのかというと、第一志望は算数国語は古い年度から、理社は最新年度からしたので、4科目合計で一体何点取れているのかわからないまま走りました。第1志望については、白黒どちらに転ぶ可能性もあるけど狙う覚悟もしていたので心は穏やかでした。時には、自信をつけさせるために、志望校の中で優しめの過去問を挟んでみたり。私自身この学校だとどれくらい取るのかどうか気になればその学校をしてみたり。息子は、夏に密着伴走をして以来、自分で考えることをやめてしまい私任せになり、直前期までそれで行きました。一度密着伴走をしたら、安易にはひきかえせないものだと悟りました。成り行きまかせの過去問計画でしたが、第4志望まではなんとかざっとできたと思います。第5志望については一度も取り組めませんでした。S80%偏差値で余裕がある学校で合格者最低点を超えることができてもそうそう余裕で点数が取れるものではないということも分かりました。ですので偏差値で余裕があるのというのは一つの目安であるけどそこの学校の対策をやりこんでいるということには敵わないということも実感しました。学力の偏差値がおおよそ足りており、その学校の傾向なり問題のクセに慣れ点数が取れるようになって初めて合格をつかみ取れるものだと思います。時には偏差値が足りておらずとも、すごく傾向が合っているということで合格できる場合もあるのかもしれません。我が家はすごく相性が良すぎると思える学校はありませんでした。それまでは指標は全て偏差値表でしたが、赤本をやるこの頃にやっと中学受験を少し理解できた気がしました。第一志望校は相性は悪くないけど全科目において点数がバンバン取れるというわけにはいきませんでした。4科目点数を後でひっそりと私が計算してみた結果、合格と不合格両方ありました。本人にはとても言えませんでした。しかし、秋以降、日に日に点数は取れるようになるものです。この受験生の秋以降の伸びというのは目を見張るものがあります。志望校別特訓において第1志望校の得点力がのびると同時に、他の学校の得点力も相乗的に。平常授業においても相乗効果があるようでした。

2   冬期講習と正月特訓

　志望校別のクラスで毎日テスト形式で点数の競い合い。息子は冬期講習前のSSでコンディションが悪くクラスを落としてしまいます。冬期講習でも落としたままでした。今までずっと1組でいれたので、率直に、、何故！！って動揺してしまいました。本人も悔しそうでした。何故だ！こんな直前に！どうなってる！って思いました。そして本当にどちらにも転ぶ覚悟というものをしました。色々考えてみましたが、自校舎SSは午前中。冬期講習は午後からでしたので、それもあるのかなあとも思いました。午前中の状態を午後も維持するのは難しいのかなあ。でも第1志望校の受験は午前中だからきっと大丈夫！かもしれない！と考えるようにしました。油断しすぎていました。こんなに苦戦するとは思いませんでしたが、積み上がるプリントを見て、得点力10点から20点くらいついてるイメージを勝手に膨らませました。恐らく正月に10点くらい実力を上げたのではないでしょうか。ここまでくると、クラス落ちたとしても、志望校変更も安易にはしたくありませんし、ここまできたらできません。変更しても、その学校の赤本なり対策をする時間も残されていませんし、もう覚悟する他スベはありませんでした。

3  1月の前受け校受験

　我が家は、日本全国、北から南の学校を2校受験させて頂きました。この前受校は本当に受験してよかったなと思いました。クラスを落とし自信をなくしていたので、初めての合格を勝ち取れたという事実は、以降も頑張れるエネルギーになりました。そして２日連戦でしたので、2月の連戦の際の参考にできました。入試当日より前日、緊張しながらも早く寝れるように持っていくことの方がエネルギーを要しました。入試前日、19時に就寝できた時には、もうもらった！と思いました。初戦の緊張はすごかったです。目はギンギン、血走っていました。そして戦い終えた後は魂が抜けたようになり、翌日の入試の注意事項を説明し、1年分しかしてない過去問を見せて、こんな感じの問題だったよと言っても、ふ〜ん　ふ〜ん　としか言いませんでした。中学受験を通して私の忍耐力がすごくついたと思います。ちゃんとわかってるのかなあと心配しましたがもう耳にふたをしてしまっているのでどうしようもありません。その日も疲れて19時には就寝しました。入試というのは緊張もするし、エネルギーがすごく消耗するんだなあ。。。2月大丈夫かな、とにかく早く寝かさないと。息子はロングスリーパーなのです。各学校の入試の注意事項の説明は前日にまとめて説明しておかないと入試期間中はもう聞く耳持たずになりそうなど、作戦立てることにも役立ちました。3日までの分をざっと説明しておき、後はどうにかなるかの精神で。色々あれやこれや心配にはなりますが、塾であれだけのテストや模試を経験しているので、場数も踏んでおり、試験監督さんの説明を聞いて、臨機応変に受験できているようでした。2月を含め我が家が受験した学校では、腕時計は持ち込み禁止、腕に巻けばおっけい、机の上に置いておっけい。休憩時間に軽食はオッケイかダメか。持ち物についてはそのくらいでした。後はコンパス定規が必要なのが1校。2日目の入試になると、息子は慣れて緊張が和らいでいました。合格を2校勝ち取りましたが、その後やっぱり2月の不安が高まり私の気持ちが揺らいでくることもありました。通学できないので埼玉・千葉受験を予定していないけど、埼玉なら例え引越ししてもプチ引越しでいけるのに何故入れなかったのか。受験校を納得して決めたはずなのに、直前期の不安というものがこれほどまで膨らむものであるといことまで予想できていませんでした。急遽埼玉受験をしようかと思い立ち、前泊の大宮のホテルを予約した後、出願のボタンを押そうとするところまでいきましたが、思い直して、取りやめました。きっと2月でどうにかなると言い聞かせました。最多受験日頃の大宮のホテルはどこもみっちり埋まっており、電車で少し離れたところが1室だけ空いていました。首都圏の中受人口は当たり前ながらものすごいです。それに加え今年は過去最多！激戦予想とのことでしたので、震え上がりました。また千葉受験が始まる頃にも同じ気持ちになるかもしれないので、塾の受験校調査用紙を拡大コピーして、受験校はこれでいく！！と赤字で書いて壁に貼ったのでした。

4  直前期〜日に日に増加する受願者数と募る不安と平常心を演じる

　S0で第1志望校の志願者をずっと気にしてきましたが、他の男子校は結構増えているのに対してほとんど増減がなく4回ともきていたので、安心しきっていましたが、いざ出願がはじまり受験番号も1桁番号をgetして大満足していたところ、締切日が近くなるにつれて学校HPの志願者数が昨年度を超え、最後の1日まで増え続けました。やはり激戦でした。手を組み神に祈りを捧げました。心を入れ替えますので、どうか我が子に合格をください。息子への接し方は、自信を失わせないように努めないといけないと思いました。一度S0を第1志望校で受験できるという機会がありその結果が良かったので、あの教室に入れば大丈夫だから。あの部屋に行けば大丈夫だから。と何回も言いました。あまりにも過剰に言い過ぎで息子は不安そうな表情を浮かべ言うのでした。「お母さん、なんでそればっかり言うの〜？」私の顔は青くなりました。中学受験において母親は女優になれなんて言葉を聞きますが、とても女優にはなりきれません。愛する我が子に上記のように言われて平常心でいられる人はどれくらいおられるでしょうか。とにかく我が子と共に、崖っぷちに立たされた状態なのです。一度息子も受験者数が気になったみたいで「受験者数はどうなの？」と聞いたことがありました。「昨年と一緒だよ」この時の私のベスト演技はアカデミー賞総なめレベルであったと確信しております。アカデミー賞ぜひよろしくお願いします。映画中学受験の主演女優賞です。直前期は何かと神経もすり減りました。冬期講習でクラス落ちして、さらに受験者数も増加していきましたので、直前期はゆっくり知識の確認をして無理はせず体調管理をする予定だったのが一変、切羽詰まり、ガンガン第1志望校対策を受験本番の科目の順にやりました。算数の第1志望校のプリントを毎日した時、息子は言いました。「お母さん〜僕全く解けなくなってる！！」ドキドキしましたが、「そんなはずはないと思うよ、落ち着いて！」直前期、子供も相当焦ってくるようでした。でも全部解けなくなってるはずはないかと一瞬で落ちついて、また鉛筆を走らせていました。6年夏に泣いて中学受験もう辞める！！と言った子のここまでの成長ぶりに微笑ましく感じました。併願校対策も不安でしたので、解放力の算数のテキストをしたり6年生の社会のテキストを全部復習しました。感染症対策で学校は18日頃からお休みしましたので時間はありました。しかし一日中家にいると、集中力がどんどん失われてきました。このままではまずいと入試3日前の志望校対策の授業もZOOM予定だったのが、急遽、通塾して集中して授業を受けました。

5  先生の激励

　入試前々日の夜、緊張して眠れない様子でした。翌日は眠たいけれど朝5時に起きました。朝5時に起きさえすればもう合格！と言って起こしました。だいたい、全て大袈裟すぎて息子にしてみたらうっとおしかったかもしれません　笑
いつも通り普通にしているのが一番かなあとは思っていましたが、どうも大袈裟になってしまいました。その日もずっと緊張しているようでしたが、3時から4時の間に塾の先生が電話をくださり、「いつも通りやれば大丈夫」と励まして頂き、母親の大袈裟な励ましの数々より、この一言で息子は安心してよっしゃ〜合格するぞ！ってなりました。お母さんの出番もどんどん減ってきていることに喜びと寂しさも湧いてくるのでした。一変して元気に晩御飯を食べ入浴し、夕方6時半には就寝しました。前受校とは違い早く就寝したからもうもらった！！とは到底思えませんでした。早く行きすぎると緊張するので30分前到着がベストと聞いていたのですが、早くついてしまい、待機場所の体育館で待ちました。塾で同じクラスの子が2人いる〜と見つけてリラックスしている様子でした。別れ際の感動的な激励の一言とかハグとか握手はもう必要がない感じでどこまでも彼らしく、マイペースに静かな闘志を燃やして、吸い込まれるように、会場へと消えた我が子。どこまでも彼らしく…どこまでも私と彼の世界でひとつだけの中受の物語。

6  中学受験を通して

　中学受験を通して、息子は本当に成長しました。そして中高一貫男子校の進学も決定しました。時には、中学受験の取り組みの中で、親が子供に絶対に言ってはならない言葉を投げかけてしまったこともありました。大変なことも多いけど日々の努力の積み重ねが大事だという当たり前ではありますが大切な事も学べ、進学先から未来にかけての切符を、塾の先生のおかげなのはもちろんのこと、周りの色々な人や本や物のおかげで掴めたことに対して感謝の気持ちを忘れずに、これからも頑張っていってもらいたいです。
わたし自身も、周りの人や物のおかげで、息子と頑張れることができました。note
の街の皆様にも、ずいぶんと応援をしてもらいました。ありがとうございます。感謝申し上げます。合格発表がでるまで、受験は続き、子供が併願校で受験を頑張ってる間に、私が自宅にてサイトから発表画面を確認しました。意外とこういう局面では躊躇せずにぱっと開けちゃうタイプ。以外と肝すわってるなあと自分でも思います。試験が終わり、合格を知った息子からこんなメールももらいました。

「今まで、協力してくれてありがとうございました。」

🌸戦友の受験票入れにも感謝🌸

しっかりしていて受験票のサイズとぴったり
受験校1校は、受験票サイズが少し大きくはみ出ましたが
使い勝手が良かったです
キングジムはテキスト整理にも使用していてまさに相棒
キングジム・・・👑