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金融機関の数

いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
 
いまの日本に、どれくらいの数の金融機関があると思いますか?
財務省のウェブサイトには「個人国債の取扱金融機関一覧」というページがあります。そこには、以下の様な内訳が掲載されています。個人国債を取り扱っている金融機関なので、すべての金融機関ではありません。
証券会社 93社
都市銀行 5行
地方銀行 58行
信託銀行 2行
第二地方銀行 35行
農林中央金庫 1庫
農業協同組合 388組
農業協同組合連合会 26会
信用組合 60組
信用金庫 241庫
労働金庫 13庫
ゆうちょ銀行 1行
合計 923機関

実は、この中にはセブン銀行や、イオン銀行、楽天銀行などのネット専業銀行は含まれていません。
さらに、投資信託などを運用する会社もあります。投資信託協会に加入する運用会社も111社あります。
少なくとも、地方銀行、第二地方銀行を合わせて93行あります。47都道府県で93行ですから、各都道府県に2行はあるという計算になります。
人口減少と過疎化が続く地域では、地域金融機関の生き残りが大きな問題となっています。たとえば、青森銀行とみちのく銀行は、2025年1月に銀行合併を予定しています。この流れは、先日も八十二銀行と長野銀行の経営統合のニュースなどの様に、既に多くの地域金融機関が自らの生き残りをかけて動いています。

政府は「資産運用立国」を掲げ、海外からの参入障壁をなくすための施策を打ち出そうとしています。そのひとつとして、「資産運用特区」として、その候補として福岡県や大阪府、東京都、札幌市の4自治体を軸に検討するとの報道もあります。
日銀が発表した今年6月末時点の家計の金融資産は2115兆円となっています。この金融資産も、人口減少していく日本では、どこかでピークアウトし、減少していくことが視界に入っていることを考えると、海外からの参入だけでなく、投資信託協会に加入する111社も、いまの地域金融機関と同じ状況になるのではと思っています。
 
本日の1曲は、AC/DCの「Rock N Roll Train」です。

本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。


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