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目標なんてなくていい

先日ツイートした内容について補足説明のnoteを書きました。

「目標や目的を明確にしてより良い人生を送りませんか!」なんて言葉が叫ばれていますが、私には無理です。
少し前まで私はコントローラーという役職で働いていました。日本語では管理会計や社長室と呼ばれているような仕事で、会社の数字を分析してどのように会社をコントロールするかを社長に提案します。そんな仕事の上でも明確な目標は要らないと思っています。

目標の曖昧さが重要

目標は曖昧でなくてはいけないと思っています。例えば、利益を目標にするのはいいけど売上金額を大きな目標にすると選択肢を狭めてしまう。
売上を目標にすると受注数と金額ばかりが目立ってしまって、その後のプロジェクト進行についての意識がなくて赤字プロジェクトを受注しても目標達成になってしまいます。でも利益を目標にすれば、現在進行中のプロジェクトのコストを抑えるとか、付加価値をつけてお客様にグレードの高いサービスを買ってもらうとかの選択肢も考えられるので会社全体としてはそちらの方が好ましいと思います。
個人の目標も同じで、曖昧でないと選択肢を狭めている可能性があります。なので、やりたい事を何となくやって、何となく楽しむくらいの感じで前に進んでいけば良いんじゃないかなって思います。

未来は予測できない

他の理由として明確な目標になればなるほど未来予測という”無理ゲー”の話になっていくからです。何となくの方向性を想像することは出来るかもしれませんが未来予測はできません。会社では数値分析した結果に基づいて”未来予測”をつくることがありますが当たった試しはないです。当たってるような資料があるとしたらコントローラーがある程度の尤度を持ってそれらしく創っているのです。レポートには解釈の違いという画期的な言い訳が使えるので、プレゼンの仕方によって未来予測が的中したような資料に見せかけることができます。

他人の課題に興味ない

目標を持つことと関連して、起業するか就職するかみたいな議論が連想ゲームのようにされる事がありますが、それは起業していますという状態がハロー効果でカッコいい!と感じてるだけだと思っているので、起業でも就職でも世の中に付加価値を与えているならばどっちでもいいと思います。

そんな『起業か就職か悩んでいますという方はステレオタイプの起業家に向いていない』かもしれないことをお伝えしたいと思います。ここで言うステレオタイプの起業家というのは『他人の課題に興味があって、それを解決する人』です。

私個人の話ですが、少し前までこのステレオタイプの起業家になろうとしていました。しかし、紆余曲折あり「他人の課題に興味ない」自分に気がついたんです。良いとか悪いとかではなく自分のタイプです。

生きたいように生きたらいい

他人の課題に興味がない人は『自分の課題に興味があって、それを解決する人』になればいいと思います。例えば、マンガ好きの人がそのマンガについて調べたことをブログに書くとかでも課題解決する過程が楽しければ人生楽しく過ごせるし収益化も可能です。
堀江貴文さんや岡田斗司夫さんとかはこちらのタイプのビジネスマンじゃないかなと思ってます。
お金をイメージしてしまうから、他人の役に立たなきゃとか思う人が多そうですが、個性を際立たせるように生きた方が、良い意味でも悪い意味でも他人の役に立つと思います。

結局生きたいように生きたら楽しいと思いますよ。

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