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幸福論 —どこでも住めるとしたら―


「師曰く、人間にとって最適な住処は、自然に囲まれた環境である」と言われている。自然の中には、清新な空気や美しい景観があり、豊かな生態系や天然の資源が存在している。人間が快適に生活するために必要な多くの要素が、自然に備わっている。

さっき「ポツンと一軒家」というテレビ番組を観たが、毎回思うのは,
人はそれぞれ異なる価値観を持って生きているゆえに、不便な場所で買い物や通勤が大変な場所に住んでいても、人の目に触れられる事のない、誰にも干渉されないような場所で暮らすことが快適な人もいる。

また、自然に囲まれた環境は、人間の心身にも良い影響を与える。例えば、森林浴や水辺での散歩は、ストレスを減らし、リラックス効果があることが研究で示されている。また、自然光や自然の音を聞くことが、睡眠や認知機能にも良い影響を与えることがわかっている。

しかしながら、現代社会においては都市化が進んでおり、自然との距離が遠い。都市部には、空気や騒音汚染、ストレスなどが蓄積されやすく、健康に悪影響を与えることもある。

郊外や田舎など、自然環境に恵まれた場所に住むことが、健康や精神面の面で多くの恩恵をもたらすと言える。

またある人は都会の真ん中にあるタワーマンションに住みたいという人もいる。
通勤、買い物に便利で公共交通機関もすぐ近くにあれば、あらゆる場所へのアクセスがしやすい。それもまたストレスフリーなのかもしれない。

価値観は人それぞれ。

では、私の場合はどうか。

もしどこにでも住めるとしたら、少し大きめの図書館のそばに住みたい。
図書館は本の森である。本に囲まれ、本を読み、本で何かを調べることもある。そこには新たな発見や、想像の冒険が木の枝葉に潜んでいるのである。
どんなに貧しい生活をしていても図書館なら私を本の森でもてなしてくれるだろう。


#どこでも住めるとしたら

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