秋の仕事に追われていたら、もうドラフト直前ではないか。
別にこのまま当日の仕事後に「へー、あの球団がくじ勝ったんだ」「有名らしい○○選手、あそこいったんだ」としても良いのだが、せっかくのイベントをより楽しむためにもいっちょお気持ち表明しようと思う。

前提

私はドラフト候補選手についてさほど詳しくない。大阪桐蔭の前田くんとか、大卒左腕が充実してるなどの週刊ベースボールか野球太郎をチラ見しなくても分かることしか言えない。

またドラフトだけでチーム編成が決まるものではないと言う主義だ。
2009年2010年巨人の球団代表を務めた清武氏のコメントにこんなものがある。「チームの補強は、1ドラフト、2FA、3トレード、4外国人選手、5戦力外選手、6育成選手で行うもの」今は7に現役ドラフトも入るだろうか。
清武氏は2011年にGMを務めた際には保身と承認欲求にまみれ、高校の後輩キムタクコーチが急死し、清武氏は離婚もしたからか、言動がおかしくなっていた。しかしそこまでは優秀な球団代表だった。

何が言いたいかと言うと、1位のくじ引きと順位順に指名するドラフトだけで欲しい選手がとれるわけがないのだ。

そこで今回は2023オフに巨人に必要な補強をまずチェックリスト形式で上げ、次に巨人の年齢構成を出し、最期にこんなドラフトになるんじゃね？と駄弁っていきたい。

2023オフ、巨人補強チェックリスト

これはまた私が理想の補強とする2018オフのものである。私はこの年に喫茶店でノートにこう書いていたのを今でも覚えている。
1丸
2クローザー
3長打力のある外国人
4先発3番手
5実績のある捕手
ここにきちんと1丸、2クック、3ビヤヌエバ、4岩隈、5炭谷と補強し、(その補強戦力が働いたかはともかく)優勝した。
このことを語り出すと止まらなくなるので、またドラフト後にリストの最新版と補強進捗を出す際にまた話すとして2023年の暫定補強チェックリストはこんな感じだ。
1中継ぎ2人
2先発(可能なら左)
3スタメン争えるセンター
4他団体で正捕手経験のある捕手
5とにかく中継ぎ
この独断偏見のリストについてはまたくわしく説明するとして、このリストはドラフトでもそのまま当てはまることも多い。
しかし昨年までのドラフトを考えるとまず昨年2人獲得した3のセンターは消える。また4の捕手も取るなら高卒の選手となるだろう。

抜けた選手から考える

巨人の現状の支配下はFA権の行使を示唆している中田を含めて53名+外国人
戦力外、来季構想外にしたのは
投手5名(鍵谷、三上、堀岡、田中豊、高木)
野手3名(松田、中島、香月)
なお投手は4名が育成から支配下になった選手。・・・
まぁここからも中継ぎ投手を血の入れ替えをしようとする意思は感じる。昨年は外野手2名投手2名内野手1名であったが、投手が多くなるのは間違いないだろう。

巨人の年齢層

ドラフトに関係しそうな年代をピックアップしてみよう。

19 浅野
20 代木 石田
21 秋広 中山
22 堀田 井上 山瀬 菊田 (大卒ドラフト)
23 戸郷 松井 直江 田中千 横川 山田 増田陸 門脇 萩尾
24 大勢 赤星 菊地 岡田 湯浅(大卒社会人ドラフト)
25 山崎伊 平内 小沼 大江 喜多
またここに育成選手が加わる。(ちゃんと中継ぎ補強しないと、またその枠は中途半端な中継ぎ投手が支配下になるけどな(根に持ってる))
ここで分かるのは
1 大卒ドラフトの1つ上はエース戸郷、坂本からショートをとった門脇と人材豊富。
2 右腕に一軍メンバーがズラリと並ぶのにたいして左腕は横川くらい。
3外野は4人、内野は5人(秋広は外野にカウント)
4捕手は大卒ドラフト年齢には山瀬くんがいる

このカテゴリーの選手を指名したら不安

1つ話したいのは高卒社会人の投手の指名はあまりしてほしくないということだ。社会人野球の選手は高卒は3年目、大卒は2年目でドラフト解禁となるが、巨人はこの高卒社会人選手を高い順位で指名して、結果うまくいっていない。
2016 3位谷岡竜平 
2019 2位太田龍 
2021 2位山田龍聖 
そこには「社会人だけど大卒よりむしろ若い」高卒社会人をとることでアリバイと言うか、「即戦力ドラフトはその場しのぎで高卒ドラフトは未来のことを考えている」という謎の風潮に乗っ取ったものではなかろうか。
しかしそもそも今の巨人は平均年齢が低い。二軍の若手が勝てているのも一軍デビュー目前と言うような年代層が溢れていることもある。
活躍できると判断したのであれば、きちんと大卒社会人を獲得すべきだろう。

巨人の一位は事前の公表で西舘くん(中大)に決まった。中大といえば阿部慎之助新監督の後輩にあたり、新しいチームの方針を示すのにはちょうどいいのではないか。