不誠実な会社の見積ほど誠実に見える|見積比較(相見積もり)をする前に知っておいてほしい事
「最終的には、複数社の見積を比較して決めよう!」と思っている人は多いですが、ほとんどの人が正しく比較できていないように感じます。
なんとなく比較して決めると、不誠実な住宅会社の見積が安く見え、誠実な住宅会社の見積が高く見えるので、不誠実な住宅会社の思うつぼ。注意点をまとめてみます。
①性能
どんな性能の家なのか?を理解できる知識を。
知識がないと、軽自動車とレクサス比較して、「こっち(軽自動車)が安い!」となってしまいます。
②標準仕様
何が付いているのか?をチェックできる知識を。
住宅業界とブライダル業界はやり方が同じなので、契約後にどんどん追加費用がでる会社ほど、見積は安くなっています。
見積に何が含まれているか?をチェックしないと、不誠実な会社ほど良く(安く)見えます。安い見積だと契約後にどうなるか?は、結婚式を挙げた方なら分かりますよね。
③諸費用
必要な諸費用は何か?を把握できる知識を。
住宅会社の見積もりは、建築費用だけではなく、諸費用を含めて「資金計画」として提示されることが多い。なので、
ローン諸費用・登記費用・外構費用・地盤改良費用などを「見積・調査による」とか「別途」と表示したり、実際より安く記載することで、全体の資金計画を安く見せるのが、住宅業界の常とう手段。
諸費用は、どの住宅会社で建てても同じ費用がかかるわけですから、全社統一の諸費用にした上で、比較しないとだめですよね。
なぜ、不誠実な住宅会社の見積は誠実に見えるのか?
施主は、自分たちの予算に合わせてくれる会社を誠実だと感じるからです。
あ、この会社なら家が建てられるかも!ありがとうございます!〇〇さん!みたいな感じ。でも実際は、、、
性能が低くて住んだ後が最悪だったり、標準仕様がすっかすかで契約後に多額の追加費用がでたり、諸費用のシミュレーションが甘くめっちゃ現金が必要になったりします。
なので、①②③をちゃんとチェックして、本当に誠実な会社をどこなのか?を正しく見極められる知識を付けていきましょう。
じゃ、どうすれば?
①性能
せやま性能基準で、各社の性能レベルをチェックしてください。
②標準仕様
せやま標準仕様で、各社の標準仕様の充実度をチェックしてください。
③諸費用
リアル資金計画書で、各社の諸費用を共通価格にしてください。
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