運動と無縁だったのにここ最近筋トレを始めた話

生まれてこのかた、痩せっぽちだったことがない。

恥ずかしすぎて見せられないけど赤ちゃんの頃の写真は腕が全部ちぎりパンだし、小学校高学年の頃なんかは顔から脚までみっちみちのずんぐりむっくりで、典型的な「健康優良児」のビジュアル。
時代が時代なら表彰されていたかも知れない。
(因みに小学5年生の頃、妹とジャガイモ掘りを手伝った時の写真は祖父母の家の台所に今でも貼ってある。初孫ってことで愛されてるのはとても嬉しいんだけど、帰省するたびに黒歴史を目の当たりにすることになるので地味にキツい)

それが思春期に差し掛かったあたりで「自分はひょっとしてデブなんじゃないか」と思い始め、脚が割り箸みたいに細くて、プールの授業では水着にゆとりができる同級生の女の子たちが羨ましくなった。写真でも一人だけ顔パンパンだし。これは未だに気にしてるかも。

それでいて高校の頃までは美容とかそういうことに関して無頓着だったので(この話もいつか書きたいと思う)はじめてのダイエットは大学生になってすぐだった。
1週間野菜スープだけ食べる、所謂ファスティングってやつ。
受験明け、入学式で着るスーツを採寸しに行ったときに元々入っていたサイズが入らなくなっていて、さすがにやばいぞ…ってことでネットでやり方を調べて、始めた。

で、4キロ減った。

「痩せてる」状態とは到底呼べないけど「ちょっとぽっちゃり」と呼べるくらいの状態にはなった。
あのダイエット、甘いもの食べる習慣がなくて汁物が好きな人にはとても効果的だと思うのでおすすめ。

それから駅から大学まで徒歩で行ったりしてなんとかキープしていたのだけど、ここ最近コロナの影響で自粛生活が長引いた結果、外に出なくなり、就活や諸々のストレスで食べる量だけが増え、今度は5キロ増えた。気づいた頃には自分史上一番重い体重になっていた。約3年越しのリバウンドだった。

キツいスカート、連日の飲酒で出っ張った腹。バイト先の階段での息切れ。そこまで来るともはや「ちょっとぽっちゃり」どころの話では無い。「ただのデブ」だ。
さすがに焦ったので、何かできることはないかと考えた。
運動音痴の私がまともにできる数少ない運動で、効果的にお腹を引き締められる方法は何か…と考えた結果「水泳」という結論に落ち着いた。
しかし今思えばかなりトリッキーな選択だったと思う。水泳て。

それから毎週2回コロナに気をつけつつ市民プールに通い始め、そろそろ2ヶ月になる。
「たるんだデブ」から「引き締まったデブ」になった。
ついでに体力がついて、風邪を引かなくなり、泳ぎも上達した。そのうちバタフライにも挑戦してみたい。
ただ、体重は変わらない。やりがいが数値で見えてこないのだけちょっと悲しいところ。
まぁ何事も継続が大事というし、もう少し経過を観察するとしよう…(そう言いつつまた白米をドカ食い)(そりゃ痩せないわ)

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